今日は4月22日ですが、読んでいるのは4月9日の新聞です。ブログに夢中になると、読む時間がなくなるため、新聞が溜まります。気がついた時、二、三日分まとめて読んだりしますが、追いつきません。
いつからこうなったのか、新聞を読まなくてもテレビがあり、ネットの情報があり、不便は何もありません。どうせ主要な記事は、反日左翼の共同通信社の配信ですから、千葉日報新聞を応援していなければ、新聞をやめたいと思うくらいです。
皇室については、ブログで取り上げるのを止めると考えていましたが、そうもいかなくなりました。4月9日の新聞に紙面は違いますが、「皇位継承検討のための有識者会議」と「小室圭氏」の記事が、同時に配信されていました。二つの記事の見出しを、いつものように並べます。
〈 1. 皇位継承検討のための有識者会議 〉
「女性天皇 賛否分かれる」「女系拡大は反対慎重多数」「女系拡大、根強い異論」「女性天皇は容認論も」
〈 2. 小室圭氏 〉
「小室さん 話し合い頓挫」「金銭問題で文書を公表」
私は3月2日に、「森氏攻撃は女性宮家の前哨戦」、3月11日に、「やはり始まった女性宮家前哨戦 ( 国連の実態 )」というブログを書きました。今回の記事は、皇位継承問題が日本の国内問題でなく、国連関与の国際問題であるという見方の正しさを、示唆するものです。
国連の人権委員会は、ここ数年、慰安婦問題、徴用工問題、皇室、森氏の差別発言などを材料にして、中国と韓国が手をたずさえ、捏造と偏見論を宣伝する場所となっています。アメリカの中の反日勢力が、事態を傍観し、黙認している場所でもあります。
3月11日の記事は、これも共同通信社でしたが、国連における日本人職位の最高位と言われる、事務次長の中満泉氏の意見を紹介していました。
「日本の現状が正常でないということに、気づいてほしい。」
「男女平等の実現は、日本社会全体にとって必要なこと。」
中満氏は外務省の役人でもありますが、潘基文元国連事務総長に抜擢され、現在の地位にいる媚韓の人物です。私は氏を、日本人の顔をした韓国人だと思っています。意識しているのか、いないのか知りませんが、国連での氏の言動は、「女性宮家前哨戦」への支援活動です。
日本に残されている「皇室」を崩壊させるという、連合国の目的がやっと実現されようとしています。「日本国憲法」で軍隊が解体され、以来日本の世論が分裂しているように、今回は皇室を解体し、さらに日本を混乱させ、崩壊させようとしています。しかも中国・韓国が、中心となりやろうとしている。問題の核心は、ここにあります。
自民党の議員の中に、私と同じ危機感を抱き、頑張っている議員諸氏もいますが、ほとんど力が発揮できません。媚中の二階氏一派と、公明党が幅を利かせているので、愛国の議員には日の目が当たりません。
せめて息子たちと、「ねこ庭」を訪問される方々には、こうした実情を理解された上で、4月9日の記事を、一緒に読んでいただきたいと思います。
〈 1. 皇位継承検討のための有識者会議の記事について 〉
政府は首相官邸で、第二回目の会議を開き、専門家5人を呼んで意見を聞いたと書かれています。以下、その5人の専門家の名前と意見を、列記します。
1. ジャーナリスト・岩井克己氏 ( 元朝日新聞編集委員 )
・女性皇族が結婚後も皇室に残り、潜在的な継承候補者としての残るのはどうなのか。
2. 慶應大・笠原秀彦氏 ( 政治学者 歴史学者 )
・皇位継承資格を男系女子まで拡大し、内親王に限り認めるというのは、憲法がうたう「男女平等」にも叶う。ただし女系への拡大は、見送るべし。
3. ジャーナリスト・櫻井よしこ氏 ( 国家基本問題研究所理事長 )
・女系天皇は、日本の皇室を根本から変えてしまう。
・女性天皇は、女系天皇容認論につながる可能性大であり、極めて慎重であるべき。
4. 皇学館大・新田均氏 ( 歴史学者 神道学者 )
・女系、女性天皇ともに、皇統の断絶となるため不可。
5. 麗澤大・八木秀次氏 ( 憲法学 法思想史 「新しい教科書を作る会」第3代会長 )
・皇位継承資格を女系に拡大することは、天皇制廃絶への道だ。女性天皇も認めない。
慶應大学の笠原秀彦氏を除けば、他の各氏の意見は妥当であると思います。しかし有識者会議によるヒヤリングは、最終的に20人を予定していると言いますから、油断はなりません。元々共同通信社は、愛子天皇を望まれている美智子様と関係の深い会社ですから、後出しジャンケンの手法で、お花畑の国民を喜ばせるような、著名タレントを登場させるのではないでしょうか。
もしかすると、国連事務次長の中満氏かもしれません。今回の記事にも、その兆しが現れています。同社は、正体不明の「世論」と「自民党保守派」と称する意見を紹介しています。
1. 正体不明の「世論」
・世論の間では、女性・女系の容認論が広がる。
2. 自民党保守派」と称する意見
・旧宮家男系子孫の養子縁組等により、男系を維持すべき。
これらを総括した意見として、共同通信社の意見が入ります。こういう意見は、ヒヤリングの記事からは導き出されないのですが、同社は情報操作をやめません。
「意見の隔たりは大きく、意見集約は難航が予想される。」
記事のメインである5人の専門家の意見は、4 対 1で、女系・女性天皇反対論です。ここからどうして、こんな感想が出てくるのでしょう。息子たちに言います。これが反日マスコミによる「情報操作」の見本です。前回述べた、NHKによる「処理水の海洋放出」と同様に、日本をダメにするための「捏造記事」ですから、黙って読んではいけません。
記事そのものは、女系・女性天皇に関する問題点を、かなり正確にまとめています。6段組みの大きな記事なので、同社も真剣に取り組もうとしている様子が伺えます。従って次回以降も、真剣に意見を述べようと思います。