有識者会議の場において、亡国の学者たちが女性宮家、女系天皇について、賛成論を述べています。マスコミと、反日野党、活動家たちの声の大きさを考えますと、なし崩し的に、菅政権が認めてしまうのではないかと、危惧しています。
今回は「菅総理の危うさ」について、述べるつもりでしたが、急遽予定を変更し、「菅総理の決断 ( 閣議決定の英断 )」といたしました。閣議決定のニュースを、昨日私は偶然動画で発見しました。笑う人もいると思いますが、この重大ニュースを、「昭和の日」に見たというのは、偶然でなく、昭和天皇のお導きだったと、私は感じています。
いうまでもなく、「昭和の日」は、昭和天皇の誕生日です。激動の昭和を国民と共に生きられ、苦楽を共にされた陛下のことを忘れないようにと、これが「昭和の日」の意味であろうと、私は勝手に解釈しております。
前置きが長くなりましたが、早速本題に入ります。昨日私が見た動画は、4月28日のWillインターネットテレビでした。麗澤大学客員教授・西岡努氏の解説でした。
日本維新の会の馬場伸幸衆議院議員が提出した「質問主意書」に対し、政府が、27日に閣議決定した答弁書で答えた、というものです。
正確に覚えていませんが、記憶の範囲内で、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に報告します。( 正しく知りたい方は、Willの動画と、読売新聞の記事を確認してください。)
〈 馬場議員の質問 〉
1. 教科書に「従軍慰安婦」という言葉がいまだに使われているが、これで良いのか。
2. 同じく、徴用工に関する記述で、「強制連行」「強制労働」という言葉が使われているが、これで良いのか。
西岡氏の説明では、実際の質問はもっと長い言葉で書かれていますが、私が簡単に書き換えました。以下政府の答弁も、西岡氏の説明を割愛し、私が簡略化しています。
〈 閣議決定した政府の答弁 〉
1. 「従軍慰安婦」という言葉について
・吉田清治の話を、大手新聞が取り上げたため、間違った事実が広まったものである。
・大手新聞は、後日この間違いを訂正している。
・今後は、不適切な「従軍慰安婦」という言葉は使用しないこととする。文章の中で、「従軍」と「慰安婦」を組み合わせた記述も、不適切。
・「いわゆる従軍慰安婦」という言葉も、不適切。( 河野談話の中で使用 )
2. 徴用工に関する、「強制連行」「強制労働」という言葉について
・軍艦島における朝鮮人労働者は、自由意志で来た者が8割であり、徴用は2割である。これを一括して語ることは不適切。
・徴用は日本人、朝鮮人同様に行われている。
・ILO条約においても、徴用は戦時労働として認められ、強制労働には入らない。
・徴用工について、「強制連行」「強制労働」「連行」という言葉は、不適切。
・今後は、「徴用工」という言葉を使用すれば良い。
西岡氏の説明によりますと、今回政府は、新しい教科書検定基準を作っているのだそうです。
「政府が決定したことについては、教科書に反映しなければならない。」ということになりました。従って今後は、反日左翼学者が、教科書の中で子供たちに間違ったことを教えられなくなります。韓国が不法に占拠し、自国の領土だと主張している島根県の竹島についても、反日左翼学者の意見が載せられなくなります。
「日韓の間には、竹島という領土問題がある。」・・・彼らは教科書で、こういう表現をしていましたが、政府の見解は「日韓の間に領土問題はない。」というのですから、不適切な表現として削除されます。
「菅総理は、安倍元総理より、もう一歩踏み出しましたね。」
西岡氏が言いましたが、全くその通りです。安倍元総理がどうしても修正できなかった、あの「河野談話」を、実質的に無意味なものに変えました。子供たちが、間違った反日思想に染められないように、政府として決断したのです。さらに回答書には、次のような言葉が結びにありました。
「これにより、教科書の正常化を進め、政府としては、国際社会に対しても、誤解を招かないよう発信する努力をする。」
「昭和の日」に私が受け取った、最高の贈り物でした。この感激を共有できる方々に、お伝えせずにおれません。