ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

天の配剤 - 4 ( 御厨貴 東大名誉教授 )

2021-04-23 13:46:00 | 徒然の記

 大きな記事の、最後の16行に、「獅子身中の虫」「駆除すべき害虫」が登場します。共同通信者のお抱え学者ですから、前触れの文章も、国連の動きに連動しています。

 「男女平等やジェンダー論から、皇位継承をどう捉えるかも、」「重要な観点になりつつある。」

 ローマ法王がカトリック教の最高位の司祭であるように、天皇陛下は神道の最高位におられる司祭であります。皇室は、ローマ法王庁と同じく、「男女平等」や「ジェンダー論」とは別次元の世界なのに、共同通信社は思いを至らせません。

 「従来は、世襲のあり方や血のつながりの問題で、」「女性差別とは一線を画す、との見解が強かった。」「ただ、上皇様の天皇退位をめぐる政府有識者会議で、」「座長代理を務めた御厨貴東大名誉教授は、」「世界の潮流はそんな段階ではないと、指摘。

 「男女平等意識の高まりから、」「天皇陛下だけは別だという議論を立てられる時代は、過ぎた。」「皇室は国民から無視されれば、存在できない、」「と問題提起している。」

 青字で転記した部分が、御厨教授の意見です。氏の意見は、先日紹介した国連事務次長の中満泉氏の意見と連動しています。

  「日本の現状が正常でないということに、気づいてほしい。」

  「男女平等の実現は、日本社会全体にとって必要なこと。」

 中満氏は外務省の役人ですが、潘基文元国連事務総長に抜擢され、現在の地位にいる媚韓の人物です。何度でも言いますが、私は氏を、日本人の顔をした韓国人だと思っています。御厨氏は国連に巣食う敵対国の意を汲み、中満氏と共に皇室崩壊の手助けしている反日学者です。

 皇室を貶めるNHKや共同通信社同様、皇室崩壊を意図している他のマスコミ各社、自民党内の媚中・媚韓の議員、政権内にいる媚中・公明党、そしてこれに同調する反日左翼野党・・・と辿っていけば、「皇室問題」が単なる国内問題でないことが見えてきます。

 関与している敵対国は、中国、韓国、北朝鮮です。アメリカの政権内にいる「反日勢力」の影も見え隠れします。皇室破壊の工作員のような御厨氏を、なぜ政府は有識者会議のメンバーとして重用するのか。不可解であると同時に、今となっては、自民党政府にさえ危機感を抱かされます。

 第一回目のブログで、4月9日の新聞に、「皇位継承検討のための有識者会議」と「小室圭氏」の記事が、同時に配信されていたと、報告しました。そして二つの記事の見出しを、いつものように並べました。

 〈  1. 皇位継承検討のための有識者会議 〉

  「女性天皇 賛否分かれる」「女系拡大は反対慎重多数」「女系拡大、根強い異論」「女性天皇は容認論も」

 〈  2. 小室圭氏  〉

  「小室さん 話し合い頓挫」「金銭問題で文書を公表」

 小室氏の記事は、「女性宮家」や「女系天皇」を認め、邪な野心を持つ男を侵入させると、皇室がどうなるのかという「生きた実例」です。世間知らずの姫宮様をたぶらかし、夢中にさせた挙句、皇室を争いの修羅場としてしまいました。

 日本を愛し、ご先祖様を大切にする国民なら、「皇位継承問題」と、「小室氏」の記事を同時に読めば、皇室崩壊の危機を理解するはずです。そういう意味で、4月9日の新聞記事を、「天の配剤」と言いました。

 次回は、小室氏に関する記事を紹介し、本意ではありませんが、皇室の方々への批判もいたします。もしかすると荒れた「ねこ庭」となるのかもしれないと、覚悟もいたしました。

 偏見の強い私ですが、国を愛する人からの批判には、謙虚に傾ける耳を持っていますので、思い違いや、間違いがありましたら、ご指摘ください。

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天の配剤 -3 ( 政府関係者のジレンマ )

2021-04-23 11:27:50 | 徒然の記

 「次回は、巧妙な同社のごまかし記事を紹介します。」と言いましたので、説明抜きで転記します。

 〈  政府関係者の話  〉

  「 (天皇陛下の長女愛子さまを念頭に、)  男系女子を特例で認めるのは、」「やむを得ないと語る、自民党の有力議員も複数いる。」

 政府関係者が誰なのか、自民党の有力議員が誰なのか、共同通信社は説明しません。これが「巧妙なごまかし記事」と、私が指摘する文章です。前にも同社は、「世論」と「自民党保守派」と称する、曖昧な意見を紹介しています。

 国の基本を左右する重要な記事に、本当か嘘か分からないような人間の意見を載せるのですから、捏造に決まっています。自分の意見を正当化するための叙述は、記事ではありません。客観報道の枠を越え、「情報操作」の範疇となります。

 「女性天皇への反対は、過去8人存在した歴史の否定にもつながるため、」「伝統を重視する党の立場と矛盾する、というジレンマを抱えている。」

 正当な根拠のない女性天皇に反対することは、歴史の否定につながりません。伝統を重視する。保守自民党の立場とも、矛盾しません。同社の記事は屁理屈であり、こんなことにジレンマを感じるとすれば、そういう議員は自民党議員の資格なしです。率直に言わせて貰えば、こんなことをいう自民党の議員は、私の知る限りでは、二階氏であり河野氏です。千葉県に限って言いますと、曖昧な態度を見せる秋本氏と、公明党のために反党行為をした石井氏も、私はそのように見ています。

 だがこれでは終わらず、同社は次の「捏造記事」を追加します。

 〈  官邸筋の話  〉

  「他方、女系天皇への反発は、保守党内でより強固になっているのが実情だ。」「仮に愛子様が民間男子と結婚し、生まれた子供が将来即位すれば、」「性別に関係なく、女系となる。」

 〈  専門家の話  〉

 「その場合、父方の民間家系の天皇が誕生して、王朝が変わる。」

 女性宮家や女系天皇を認めますと、皇統の断絶となる事態を正しく説明しています。それでも私が、「捏造記事」と批判する根拠は、次の2点にあります。

  1. 「官邸筋の話」「専門家の話」などと曖昧な表現をし、実際に取材したのか、記者の作文なのか区別がつかない。

  2. 女系天皇は正しく否定しているが、愛子天皇については否定していない。

 ところが記事の最後になりますと、女性天皇も女系天皇も認める人物を、実名で紹介しています。中国、韓国、国連とともに、日本崩壊に協力する人間ですから、次回に詳しく紹介いたします。

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天の配剤 - 2 ( 女性天皇の実例 )

2021-04-23 06:01:48 | 徒然の記

 情報操作記事の第二弾を、紹介します。

 「政府有識者会議では、男系男子に限定する皇位継承資格を、」「女性や女系に広げるかどうかが、論点の一つだ。」

 このように書かれると、読者は「論点の一つだ」という言葉より、「女性や女系に広げるかどうか」が、会議の主要な論点だと勘違いします。正しい文章は、

 「安定的な皇位継承を可能にするためには、どうすれば良いか。」

 であり、女性・女系問題はその一部です。あたかも「女系・女性天皇論」が最初にあり、主要論点であるような文章を書き、「愛子天皇論」への誘導を始めています。自民党内に賛否両論があると「両論併記」をした後に、次の説明が始まります。

 「父方が天皇の血筋を引く、男系の男子のみが皇位を継ぐ制度は、」「明治期の旧皇室典範で、成文化。」「現典範に引き継がれた。」「女性と、母方に血筋のある女系は認めていない。」

 この文章は曖昧で、文意がすぐに通りません。どうせ国民には分からないと高を括っているのか、本気で説明すると困るからなのか。こういう部分も、「情報操作」や「捏造」記事に相当します。

 旧皇室典範は、GHQの手によって、憲法と同様に書き換えられたのです。この時「11宮家の皇籍離脱」と「皇室財産の大幅削減」が実行されました。先のブログで説明しましたとおり、この政策を実行したのは、初代社会党党首であり、初代社会党政権でもあった、片山哲総理の時です。

 「GHQの言いなりであったため、政権運営も政争も不得手な片山は、グズ哲とあだ名されていた。」と、そんな首相の手で、皇室典範は改正されています。男系継承の項目に手をつけなかったのは、マッカーサーによる妥協ではなかったと、私は考えています。

 「男系継承」を削除することは、「皇室の断絶」を意味しますから、昭和天皇のご信頼を失わせます。陛下のご協力をなくしたら、彼は日本統治ができなくなります。そういう重大な皇室典範の改定事情を、共同通信社は説明しません。

 国民の無知を良いことにし、話を別の方向へ進めます。

 「神武天皇以来、126代続くとされる歴代天皇は、全て男系。」「しかし江戸時代以前には、10代8人の女性天皇がいた。」

 この辺りから、いつものように敬語の使用をやめ、失礼な文章を書きます。

 「宮中の権力争いが続く中、中継ぎの役割で即位したとする説が多い。」「ただ推古天皇は、35年以上も在位。」「持統天皇は、藤原宮への遷都のほか、」「律令国家形成の基礎を作った実績があり、」「中継ぎ説に異を唱える、専門家もいる。」「全員が、在位中は独身だった。」

 ここでは、国民が知っておくべき重要事項が述べられています。これが、女性天皇の厳しい条件なのです。さりげなく、書いていますが、「在位中は独身だった」という事実こそが、女性天皇のお姿です。

 男系継承を守るための天皇ですから、推古天皇も持統天皇も、在位中は独身を通されました。あくまでも、直系男子の相続者が成長されるまでの中継ぎです。その期間がたとえ長くなっても、中継ぎである事実は不変です。異を唱える学者がいると、共同通信社が言いますが、そんな学者は反日左翼に決まっています。女性天皇に難癖をつけたいという、魂胆が見え透いています。これもまた、情報操作の一つでしょう。

 もしも同社の意図する愛子天皇が誕生するとしたら、愛子さまは生涯独身を通される可能性が出てきます。ご結婚をされるとしたら、皇籍離脱された11宮家の男系男子の方と結婚されるしか、道はありません。それはそれでまた、さまざまな議論を生じさせますので、同社は説明を省略しています。

 説明に窮した共同通信社は、いつものように自社としての説明をやめ、一般論へ逃げます。次回は、巧妙な同社のごまかし記事を紹介します。

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