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ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

日本の若者が海外へ出稼ぎ !

2023-02-01 21:44:27 | 徒然の記

 NHKドキュメント『緑なき島』のブログを書いていますが、急遽中断しました。NHKの7時のニュースに続く「クローズアップ現代」を見て、大きな衝撃を受けました。報道のタイトルは、「安いニッポン 若者が海外出稼ぎへ ! 」でした。

 NHKの女性アナウンサーの説明では、他国に比べ賃金が安すぎる日本を出て、「ワーキング・ホリデービザ」を利用し、出稼ぎに出ている若者が増えているというものでした。日本では毎月残業をし、全ての時間を仕事に費やしても、月収がおよそ20万円ですが、出稼ぎをすると、残業なしで約50万円が得られるということです。

 簡単に言いますと、月額30万円増えるので、100万円貯めるのに4ヶ月あれば良いということになり、日本では考えられない収入です。

 「若者たちは、将来に希望の持てない日本に見切りをつけ、海外で短期アルバイトをし、ゆくゆくは永住しようと考えていると言います。」

 低賃金のため若者たちが日本を捨てる ?? ・・何のためらいもなく解説するアナウンサーの声の明るさに違和感を覚えるだけでなく、強いシックを受けました。

 「日本では、時間の全てを仕事に使い、疲れても頑張りましたが、ここでは残業がないので、自分の趣味や生きがいに時間が使えます。それでも給料は倍以上になりました。自分は今まで何をしていたんだろうと、つい考えます。」

 若い女性の声ですが、若者たちの仕事は単純な果実採取や、老人ホームの介護、寿司職人など、日本ではありふれた仕事です。

 「日本の若者だけではありません。海外から働きに来ている若者たちも、日本から出ていこうとしています。円安の日本で稼いでも、国へ送金するお金が目減りしているからです。」

 楽しそうに話しているのではありませんが、もう日本は先の夢がない国になったと、そう言わんばかりの説明でした。「ワーキング・ホリデービザ」は、世界のどこの国でも出しているのでなく、今のところオーストラリア、ニュージーランド、カナダの3ヶ国で、日本の若者はここに大挙して出かけているとのことです。

 「いったい日本は、これからどうなるのか。」

 「誰が、こんな日本にしてしまったのか。」

 大切な日本をここまでにしたのは、私たち大人の責任です。安い賃金で働いている息子たちや、多くの若者のことを思うと、NHKドキュメント『緑なき島』のブログにかかっている時ではない、という気にさせられます。

 しかし息子たちに言います。このブログで検討を試みている、NHKと自民党と反日野党の話は、「低賃金の若者」、「日本を見限ろうとしている若者」の報道と無関係ではありません。日本の現状を知らずに、父はブログを書いているのではありません。2022年の「年収ガイド」の数字を見ると、次のようになっています。

     日本の30代の若者の平均年収   531万円

     NHK職員の平均年収       1,054万円

 NHK職員の年収は、およそ二倍です。簡単に言いますと、一般の若者より年間500万円多いということになります。NHKの職員が貧しい若者のように、余分のお金を貯蓄に回すとしたら、2000万~3000万円貯めるのはそう困難なことではありせん。

 「短期のアルバイトで百万くらい金をためて、奨学金の返済に充てるつもりです。将来に返すお金を減らしたいんです。」

 苦学生らしい若者の声もありました。私も奨学金を借りて学費に当て、一度に返済できず、就職後4年ほどかかりました。しかし当時は日本が高度成長期で、給料が年々倍増していましたので、さほど苦労せず返せました。

 ところが今の政府は、海外からの留学生には毎月多額の生活費を補助し、奨学金も無利子と聞きます。一番多い留学生は中国だそうですが、番組を見ていますと、政府が日本の若者をいかに放置しているかが分かりました。子供庁も重要ですが、現在の若者への温かい施策も大切です。

 いろいろ説明をしていますが、NHKのアナウンサーに低賃金に苦しむ若者の気持ちは分からないはずです。貧しい者と裕福な者の格差は、NHKだけの話でなく、日本中にあるのです。

 敗戦後の日本は反日左翼と保守勢力が、政界、官界、学界、経済界で常に不毛な議論で対立し、国としてのまとまりがなくなり、有効な政策の遂行が困難になっています。「クローズアップ現代」の報道でも分かるように、なぜ若者たちが高い賃金を求めて外国へ行くのか、原因の追求には取り組んでいません。他人事のように説明する報道を見ていると、自民党の政治が悪くて、自民党を支持する国民にも責任があると、そういうふうに聞こえてきます。

 息子たちに言います。果たして自民党とそれを支持する国民だけに原因があるのでしょうか。低賃金の外国人労働者の安易な受け入れや、パート・アルバイトの増加と不安定な生活について、野党が国会で何か政府を追求したでしょうか。賃金の格差是正のため、建設的な提案をしたでしょうか。私の記憶にあるのは、反日左翼の野党とマスコミが、モリカケ問題や桜見の会で安倍内閣を攻撃したこと、安保法制で騒いだこと、日本学術会議の委員任命問題で国会を紛糾させたこと、そんな政争しか記憶にありません。

 労働者の暮らしを守ると言う組合が、低賃金に抗議して一度でもストライキをしたでしょうか。自民党と同じように、反日左翼政党も何もしていなかったのです。私に言わせれば、「どっちもどっち」です。

 息子たちに言います。父がやっていることは、無関係な、遠回りの分析や検討でなく、こうした現在の問題に直結する原因追求です。NHKと自民党に絞って検討している理由は、この二つの共同体が、日本にとって最も大切な組織だからです。

 反日左翼の野党は、もともと日本を崩壊させ、共産主義独裁国を目指していますから、信頼できる組織体ではありません。一党独裁の党が作るのは、習近平氏の中国、金正恩氏の北朝鮮、あるいはロシアのプーチン氏を見れば分かる通り、国民の自由を認めない独裁者の国です。

 日本を再生し、若者が希望を持てる国にするためには、左翼思想による「日本憎悪」と「日本否定」を無くすことが出発点となります。自民党もこれまで述べているように、全部が正しいわけでなく、金に目のくらむ政治家がたくさんいます。

 けれどもNHKが国民のための公共放送として機能すれば、自民党の軌道修正が可能になります。自民党自体が国民政党として再生すれば、日本は世界のどこの国にも負けない民主主義国家となります。空論でなく、日本はその歴史と伝統がある国なのです。

 シリーズを中止し、このようなブログを書いているのは、『緑なき島』のブログが決して無関係なものでないということを、息子たちに伝えたかったからです。

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NHKドキュメント『緑なき島』- 15 ( 総務会・所属議員の略歴 -2 )

2023-02-01 16:30:11 | 徒然の記

 松村祥史(よしふみ)氏・・総務会・副会長

  ・昭和39年熊本県生まれ、58才 専修大学経営学部卒 前職全国商工会青年部連合会会長

  ・派閥・・茂木派 

  ・参議院当選回数 4回

  ・平成28年経済産業副大臣  令和元年参議院議員運営委員長

  ・憲法改正は賛成、9条を改正し自衛隊の存在を明記すべきとの意見  

  ・敵基地攻撃能力所有について賛成

 土屋品子氏・・総務会・副会長

  ・昭和27年東京生まれ、70才 聖心女子大学文学部卒 前職料理研究家

  ・政党・・無所属 → ( 無所属の会 ) →    自由民主党 ( 無派閥 ) 

  ・衆議院当選回数 8回

  ・平成25年自由民主党広報副本部長兼広報戦略局長

  ・平成26年衆議院外務委員長 平成27年自民党女性活躍推進本部長

  ・選択的夫婦別生制度に賛成 「例外的に夫婦の別生を実現させる会」

  ・北京オリンピックを支援する議員の会

  ・日韓議員連盟幹事

 平沢勝栄氏・・総務会・副会長

  ・昭和20年岐阜県生まれ、77才 東京大学法学部卒 前職警察庁

  ・派閥・・橋本派 → 石原派 →    二階派 

  ・衆議院当選回数 9回

  ・令和2年復興大臣、福島原発事故再生担当大臣として初入閣

  ・永住外国人への地方選挙権付与反対  選択的夫婦別姓制度導入反対

  ・外国人労働者の受け入れ、永住資格の付与賛成

  ・カジノ設置賛成

  ・公明党を批判し対立

  ・パチンコ業界の擁護者、献金を受けている。

  ・北朝鮮拉致問題に、当初からかかわっている

 江島潔氏・・総務会・副会長

  ・昭和32年山口県生まれ、65才 東京大学大学院卒 前山口市長

  ・政党・・無所属 → 日本新党 →   無所属 → 自由民主党 ( 安部派 ) 

  ・参議院当選回数 3回

  ・平成30年東日本大震災復興特別委員会委員長

  ・令和元年参議院農林水産委員長

  ・憲法改正は賛成、9条を改正し自衛隊他国同様「国防軍」と明記すべき

  ・敵基地攻撃能力所有については、どちらともいえない

  ・永住外国人への地方選挙権付与、選択的夫婦別姓制度は、どちらかといえば反対

  ・首相の靖国神社参拝は賛成

 山田俊男氏・・総務会・副会長

  ・昭和21年富山県生まれ、76才 早稲田大学政経学部卒 前職・全国農業協同組合連合会中央会専務理事

  ・政党・・自由民主党 ( 森山派 ) 

  ・参議院当選回数 3回

  ・平成30年東日本大震災復興特別委員会委員長

  ・令和元年参議院農林水産委員長

  ・憲法改正・・平成25年は賛成、令和元年反対に転向

  ・村山談話、河野談話の見直し反対 選択的夫婦別姓制度導入反対

  ・漁村、田畑など日本特有の景観を守る資本主義経済を確立するための、都市農業基本法の制定を主張

 ここまでで会長、会長代行、会長代理( 8名 ) の合計10名の議員の紹介が終わりました。残りるのは総務会委員の14名ですが、知らない議員が多かったので個人的には勉強になりました。「憲法改正」や「女性宮家創設」という国の根幹問題ついて、自民党議員は確固とした意見を持っていると思っていましたが、そうではありませんでした。

 「どちらかといえば賛成」「どうとも言えない」など曖昧な議員もいますし、最初からこの問題に言及しない人物もいました。こういう議員諸氏は、NHKのドキュメント『緑なき島』を見ても、「なんとも言えない」「どちらかといえば反対」というのかもしれません。元島民の人々と「護る会」の議員が懸命になっても、NHKの年度予算計画が国民のために検討されると思えなくなりつつあります。NHKも自民党も、「どっちもどっち」という思いが強まりますが、残る作業に期待をしています。

 

  (  令和5年2月1日15時25分、safariが侵入を阻止したトラッカーが113件。120件よりは減りましたが、まだ100件を超えています。 )

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NHKドキュメント『緑なき島』- 14 ( 総務会・所属議員の略歴 -1 )

2023-02-01 08:34:37 | 徒然の記

 今回は、〈自民党総務会所属議員〉24名の略歴紹介です。果たして「獅子身中の虫」が発見できるのどうか、興味のない人にとっては退屈な情報になりますので、遠慮なくスルーしてください。

 〈 自民党総務会所属議員の略歴紹介 〉

 遠藤利明氏・・総務会会長

  ・昭和25年山形県生まれ、73才 中央大学法学部卒

  ・党歴・・自由民主党 →  無所属 →   日本新党 →    自由民主党

  ・派閥・・加藤派 → 小里派 → 谷垣グループ

  ・衆議院当選回数 9回

  ・大学の入学・卒業要件にTOEFLEの導入、文系を含む全大学入試への理数科目必修化、小中高校へのタブレットパソコン配布などを盛り込んだ、教育改革案を提出。

  ・村山談話は見直すべきではないとする一方、河野談話は見直すべきとする意見

  ・平成27年第三次安倍内閣で、東京オリンピック・バラリンピック競技担当国務大臣として入閣

 江渡聡徳(えと さとのり)・・総務会会長代行

  ・昭和30年青森県生まれ、67才 日本大学法学部卒 前職社会福祉法人理事長

  ・派閥・・山東派 →  麻生派

  ・第13代防衛大臣 安全保障法制担当大臣

  ・憲法改正に賛成 集団的自衛権行使賛成

  ・日本の核武装は、「将来にわたって検討すべきでない」としている

  ・女性宮家の創設に反対

  ・衆議院当選回数 8回

 小里(おざと)泰弘・・総務会・会長代理

  ・昭和33年鹿児島県生まれ、63才 慶応大学法学部卒 前職野村証券社員

  ・谷垣グループ所属

  ・平成29年農林水産副大臣      令和元年自民党国土交通部会長

  ・衆議院当選回数 平成17年初当選以来6期連続当選

  ・憲法改正に賛成 集団的自衛権行使賛成

  ・日本の核武装は今後の国際情勢によっては、検討すべきとする意見

 金子恭之(やすし)氏・・総務会・会長代理

  ・昭和36年熊本県生まれ、61才 早稲田大学商学部卒

  ・党歴・・無所属(21世紀クラブ)→ ( 無所属の会 ) →    自由民主党

  ・派閥・・無派閥 → 岸田派 

  ・衆議院当選回数 8回

  ・第一次岸田内閣、第二次岸田内閣で、総務大臣

  ・憲法改正に賛成 集団的自衛権行使賛成

  ・女性宮家の創設に反対

 義家弘介(ひろゆき)氏・・総務会・会長代理

  ・昭和46年長野県生まれ、51才 明治学院大学法学部卒 前職高等学校教員

  ・派閥・・安倍派 

  ・衆議院当選回数 4回

  ・令和2年衆議院法務委員長  令和3年衆議院文部科学委員長

  ・日本教職員組合問題究明議員連盟(幹事長)

  ・創生「日本」(事務局次長)

  ・日本の前途と歴史教育を考える議員の会(事務局長)

  ・日本会議国会議員懇談会  神道政治連盟議員懇談会 

 24名の所属議員のうち、5名の略歴紹介が終わりました。根気のいる作業ですが、この中にいるNHKの応援団と言われる人物を探す手かがりがあるのだとすれば、頑張らなくてなりません。興味のある方だけ、「ねこ庭」をご訪問ください。

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