記事の書き出しは前回紹介しましたので、中身の説明をします。色々な意見を、整理せずに並べた乱暴な記事ですから、息子たちと「ねこ庭」訪問される方々のため、少し分類・整理しました。
〈 1. 6月24日 「LGBT法施行」「性自認、留意規定扱い焦点」〉
松野官房長官
・性的少数者の方も、多数派の方も、互いの人権を大切にする社会の実現に向けて取り組む
・基本計画や指針は、国会審議を踏まえ、小倉・共生社会担当相のもとで検討を進める
・理解増進に向けて、関係府省庁による連絡会議の開催も検討する
国会の意見・・自由民主党保守派
・女性を自称する男性が、女湯や女子トイレに入る恐れがある。
埼玉県の事件
・女装して女性に近づき、女性に乱暴した男が逮捕される事件が発生した
交流サイト・・SNSでの声
・性犯罪が増えるのではないかと、不安視する投稿が相次いだ
法案を提出した自民党の議員
・合理的な男女という性別に基づく施設利用のあり方を変えるものではない
どうでしょう、この自由民主党議員の説明。元々分かりにくい法律の説明だというのに、さらに分かりにくくしています。「合理的な男女という性別」?・・一体何が言いたのでしょう。
・男女別になっている施設の、利用方法は変えない。
こんな普通の説明がなぜできないのでしょう。「合理的でない男女の性別」という言葉が「LGBT」を指していると分かりますが、そうなるとこの法律そのものが「合理的でない」、つまり「不合理な法律」と言っていることになります。
立憲民主党、共産党などの野党の一部
・LGBTの方々が、安全を脅かす存在であるかのようなメッセージになりかねない。
・多様性尊重の基本理念を、指針に反映させるべきだ
野党の一部も分かりにくい意見です。それならどのような指針であれば良いのか、自分たちの案は出さず、抽象的な批判だけしています。
共同通信社の解説
・法施行に伴い、教育現場にも影響が出そうだ
・「家庭や地域住民の協力を得つつ、児童や生徒の理解増進に努める」との条文があるためだ
この部分がいちばんの問題なのに、共同通信社の説明は他人事です。児童や生徒に「LGBTの教育」をするとは、どういうことなのか。
野党の一部・・懸念を表明
・この条文では、親や住民の一部から批判が来た途端に学校側が萎縮する。
政府の回答
・保護者の協力を得ることが条件ではない。
政府の誰がしたのか、「保護者の同意がなくても実施する」と回答しています。
「LGBT法」が施行された翌日のニュースです。成立後約一週間の記事になりますが、子供を持つ親なら与野党の議論に不安を通り越して怒りを抱きます。
「LGBT法が国会を通ったら、わしは新党を作ったる。自民党を許さん。」
百田氏の言葉に多くの国民が共鳴した原因が、ここにあります。それでも「ねこ庭」では熱狂することを抑え、冷静な努力をして、次回は2番目の記事を紹介します。