ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

LGBT法成立後の日本 - 3 ( 児童・生徒へのLGBT教育 ? ! )

2023-12-01 17:48:50 | 徒然の記

 記事の書き出しは前回紹介しましたので、中身の説明をします。色々な意見を、整理せずに並べた乱暴な記事ですから、息子たちと「ねこ庭」訪問される方々のため、少し分類・整理しました。

 〈 1.  6月24日 「LGBT法施行」「性自認、留意規定扱い焦点」〉

  松野官房長官

   ・性的少数者の方も、多数派の方も、互いの人権を大切にする社会の実現に向けて取り組む

   ・基本計画や指針は、国会審議を踏まえ、小倉・共生社会担当相のもとで検討を進める

   ・理解増進に向けて、関係府省庁による連絡会議の開催も検討する

  国会の意見・・自由民主党保守派

   ・女性を自称する男性が、女湯や女子トイレに入る恐れがある。

  埼玉県の事件

   ・女装して女性に近づき、女性に乱暴した男が逮捕される事件が発生した

  交流サイト・・SNSでの声

   ・性犯罪が増えるのではないかと、不安視する投稿が相次いだ

  法案を提出した自民党の議員

   ・合理的な男女という性別に基づく施設利用のあり方を変えるものではない

 どうでしょう、この自由民主党議員の説明。元々分かりにくい法律の説明だというのに、さらに分かりにくくしています。「合理的な男女という性別」?・・一体何が言いたのでしょう。

   ・男女別になっている施設の、利用方法は変えない。

 こんな普通の説明がなぜできないのでしょう。「合理的でない男女の性別」という言葉が「LGBT」を指していると分かりますが、そうなるとこの法律そのものが「合理的でない」、つまり「不合理な法律」と言っていることになります。

  立憲民主党、共産党などの野党の一部

   ・LGBTの方々が、安全を脅かす存在であるかのようなメッセージになりかねない。

   ・多様性尊重の基本理念を、指針に反映させるべきだ

 野党の一部も分かりにくい意見です。それならどのような指針であれば良いのか、自分たちの案は出さず、抽象的な批判だけしています。

  共同通信社の解説

   ・法施行に伴い、教育現場にも影響が出そうだ

   ・「家庭や地域住民の協力を得つつ、児童や生徒の理解増進に努める」との条文があるためだ

 この部分がいちばんの問題なのに、共同通信社の説明は他人事です。児童や生徒に「LGBTの教育」をするとは、どういうことなのか。

  「LGBT」とは
    L・・・レズビアン( 女性同性愛者 )
    G・・・ゲイ( 男性同性愛者 )
    B・・・バイセクシュアル( 両性愛者 )
    T・・・トランスジェンダー( 生まれた時に割り当てられた性別にとらわれない性別のあり方を持つ人 )
 
 こういうことを、小学生や中学生に学校で教えるのでしょうか。共同通信社には子を持つ親がいないのでしょうか。大人である私たちでさえ、戸惑ってしまう男女の機微な話を、年令も構わず教えることに害はないのでしょうか。
 
 「日本を崩壊させる岸田首相 ? 」というタイトルで、 15回「ねこ庭」で取り上げた理由がここにあります。「LGBT教育」は、日本を崩壊させるとんでもない悪政ですが、反日野党は、この教育を中断することに反対しています。 

  野党の一部・・懸念を表明

   ・この条文では、親や住民の一部から批判が来た途端に学校側が萎縮する。

  政府の回答

   ・保護者の協力を得ることが条件ではない。

 政府の誰がしたのか、「保護者の同意がなくても実施する」と回答しています。

 「LGBT法」が施行された翌日のニュースです。成立後約一週間の記事になりますが、子供を持つ親なら与野党の議論に不安を通り越して怒りを抱きます。

  「LGBT法が国会を通ったら、わしは新党を作ったる。自民党を許さん。」

 百田氏の言葉に多くの国民が共鳴した原因が、ここにあります。それでも「ねこ庭」では熱狂することを抑え、冷静な努力をして、次回は2番目の記事を紹介します。

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LGBT法成立後の日本 - 2 ( え! 理解増進に国が基本計画 ? )

2023-12-01 14:05:35 | 徒然の記

  1.  6月24日 「LGBT法施行」「性自認、留意規定扱い焦点」

  2.  6月27日 「ジェンダー意識変化」「男性トイレは青 ? 」「公共施設、表示多様に」

  3.  7月12日 「トイレ制限 国に違法判決」「性同一性障害巡り最高裁 」「経産省職員 勝訴確定」

  4.  7月17日 「性同一性障害の最高裁判決」「多数者の同意前提は問題 」「戸籍性別変更も要件見直せ」

  5.  8月1日 「保守層に 生理的不安感」「女性守る議連 自民片山氏 」

 10件の記事のうち、何件を紹介できるのか分かりませんが順番にします。今回も「泥縄式」で読みながら進めますので、出たこと勝負の説明になるのかもしれません。

〈 1.  6月24日 「LGBT法施行」「性自認、留意規定扱い焦点」〉

  ・政府は同法の施行に基づき、性の多様性に関する理解を求めるための基本計画や運用方針の検討に着手

  ・論点となった「性自認」をめぐる差別との違いや、性的少数者に定する多数者への配慮を求める「留意規定」扱いが焦点となる。

 最初の4行で早速疑問が生じます。何気なく使っていますが、そもそも「LGBT」とは何を言っているのでしょう。なんとなく分かっている気になっていますが、実は曖昧です。ネットで調べますと次のように書かれています。

 「LGBT」とは
    L・・・レズビアン( 女性同性愛者 )
    G・・・ゲイ( 男性同性愛者 )
    B・・・バイセクシュアル( 両性愛者 )
    T・・・トランスジェンダー( 生まれた時に割り当てられた性別にとらわれない性別のあり方を持つ人 )
        
    など、性的少数者の総称です。
 
 自分の経験からする率直な感想を言いますと、レスビアン (L)とゲイ (G) は以前から耳にしている言葉ですが、実際に会ったことはありません。こう言う人物は外見では普通なので、本人たちが公言するか、手を組んで歩くことでもしない限り、第三者には分かりません。
 
 私が知っている言葉に「おかま」と言う表現があります。
  
  ・男なのに女の格好をし、男を好きになる人間
 
 こう言う意味だと思っていますので、上の区分で言いますと、「G・・ゲイ( 男性同性愛者 )」に該当するのでしょうか。学生時代に、新宿の夜の街ですれ違ったことがあります。ハッとするような美人なのに、声を聞くと男でした。あの時の気持ちは差別どころか、うっとりと見惚れているだけでした。
 
 神戸に転勤した時、通勤電車で毎朝見かけた人物は、「G・・ゲイ( 男性同性愛者 )」だったのだのでしょうか。背広姿のいかつい男性でしたが、口紅を塗り眉毛を描き、耳にイヤリングをつけていました。しかしこの人物が女装しているからと言って、男性が好きとは限りません。女の格好が好きという変な趣味だけなのかもしれません。変わった人間だとは思っても、ラッシュアワーの電車ですから、誰も身動きが取れません。今からすれば、不思議な通勤風景でした。
 
 そこで、わずか79年の経験から言えることは次の4点です。
 
  1.  新宿の夜の街ですれ違った美しい女装の人物は、確かに声が男だった
      2.  通勤電車で会う人物は、確かに女装の男だった
  3.  しかし「同性愛者」かどうかは、本人が言わない限り外見では分からない。
  4.  変わった人間がいるとは思っても、特別嫌悪したり差別したり自分もせず、周りの人間もしていなかった
 
 格別の差別や偏見を受けていなかった証拠に、神戸の彼は毎朝同じ時刻に、何でもない顔で通勤していました。まして私は、BやTの人間に出会った経験がありません。出会っていても、本人が公言しないが切り、第三者には分からないのではないでしょうか。
 
 時代がどう変わったのか、この面倒な区別を、本人に代わって政府が国民に説明するだけでなく、基本計画を作ると言うのですから驚くしかありません。
 
 驚きながら、次回も記事の紹介を続けます。
コメント (2)
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