今回は「日本マスタートラスト銀行」と「日本カストディー銀行」の2行について、ウイキペディアの情報を順番に紹介します。
〈 日本マスタートラスト銀行 〉・・資本金100億円
・有価証券の保管や管理事務を行う、日本の資産管理業務に特化した銀行 ( 信託銀行 ) である
・常任代理契約等に基づく、預り資産を含んだ管理資産残高合計は約615兆円である(2023年3月末現在)
・年金積立金管理運用独立行政法人 ( GPIF ) の資産管理機関を、「ステートストリート信託銀行」と共に務めている
・同業には、「日本カストディー銀行」がある
一般個人を相手にする銀行でなく、金融機関や政府を相手にする巨大会社で、私たちの年金を運用しているのも、この会社です。橋本内閣による「日本版金融ビッグバン」政策で生まれた、新しい形態の銀行です。
資産管理事業を行う一方で他の会社を支配しようとしているのですから、事業持株会社と呼ぶのだと思いますがどうなのでしょうか。同行の不可解さが増すのは、株主名を調べて行った時でした。まず、2023 ( 令和5 ) 年4月1日現在の株主名と、2000 ( 平成12 ) 年時点の株主名を比較して見てください。
〈 主要株主と持株比率 〉 ・・2023 ( 令和5 ) 年4月1日現在
〈 主要株主と持株比率 〉 ・・2000 ( 平成12 ) 年時点の株主 持株比率不明
こんな疑問が生じてきますが、前の経験からしますと「日本カストディー銀行」もそっくり同じでした。千葉の片隅の小さな「ねこ庭」ですが、愛国心と危機意識と好奇心の湧き水が溢れていますから、次回も続きを紹介いたします。