「歴史に残る岸田首相の功績」とタイトルをつけているので、首相を擁護していると思われる人がいるのかもしれません。
昨日の5時ごろ、立憲民主党など野党各党から提出された内閣不信任決議案が、自由民主党と公明党の反対多数により否決されました。金額が少なかった、政治資金収支報告書の記載漏れをすぐに訂正したという理由で、二階派、岸田派などはマスコミの追及を逃れているようですが、安部派を一掃すれば難局が乗り切れると考えている岸田氏が、国政を担う首相の姿でないことを多くの国民が見ています。
「ねこ庭」から眺めますと総理の椅子に執着する醜さが目立ちますので、私の意見は簡単です。
「首相は私心を捨て、内閣総辞職をすべし」
政治に空白は許されないと言い訳をしていますが、国民の信頼を失い、右往左往している内閣に、この先どんなまともな政治ができるというのでしょう。
・ねこ庭」が守ろうとしている自由民主党には、果たしてそれだけの価値があるのか。
・国民の負託を忘れた自由民主党の議員諸氏には、期待する価値があるのか。
本来ならここから始めるべきなのでしょうが、同党に代わる政党がないため、自由民主党と同党を取り巻く状況を検討するしかありません。憲法の自虐史観を捨て、日本の歴史と伝統を守り、ご先祖さまを大切にする政党が別にあれば、国民は同党に見切りをつけているはずです。
共産党をはじめとする野党は、日本の過去とご先祖様を否定する反日左翼勢力です。保守と称して生まれている政党もありますが、内部の対立と紛争で、自由民主党以下の有様です。「日本保守党」は海のものとも山のものとも分らず、観察の段階でしかありません。
せめてもの希望は青山繁晴氏の「護る会」ですが、これとて氏の語る「金とポストに無関係な政策集団」の理想に届かない未完成の保守勢力です。氏の献身と努力で94名に増えていますが、LGBT法案の決議に見られたように、議員たちは派閥の締めつけに逆らえず、法案の通過を許してしまいました。
「金とポストに無関係な政策集団」の理想がいかに難しいかを見せてくれた、出来事でした。国会議員が94名集まっても、自由民主党を変えるのが難しいのですから、新党をゼロから作り上げるのはさらに困難だろうというのが率直な思いです。したがって今は、青山氏の主張が自由民主党再生のかすかな希望です。
1. 「金とポストで集まる派閥」を無くし、「議員の政策集団」に変える
2. 無能な世襲議員を無くし、専門性と能力を持つ政治家の党に変える
3. 議員は政治を職業とするのでなく、職業を別に持ち、身を捨てて国民に奉仕するボランティアでなければならない。
『僕らの国会』で氏が常々熱く語っており、「日本保守党」が 2. を前面に出し、「参政党」が 3. を強調しています。自由民主党に失望した国民は「参政党」と「日本保守党」の主張に熱狂しましたが、現実に動き出すと「参政党」はあの有様で、「日本保守党」はこれからの話です。「ねこ庭」から眺める「護る会」と「参政党」、「日本保守党」には、世間で言われるほどの実力があると思えません。
異論は様々あると思いますが、現実的な思考をすれば、
「今の日本では、不毛の選択として自由民主党しかない。」・・という苦渋の決断になります。
この点を踏まえた上で、今回「ねこ庭」で試みようとしているのは、安部派を崩壊させ岸田首相を辞任させるだけでは、日本の根本問題が解決しない要因が別にあると、息子たちや「ねこ庭」を訪問される方々に訴えることにあります。
「パーティー券問題」で揺らぐ岸田政権は他の方々に任せるとして、「ねこ庭」では別の視点から日本を考えたいと思います。メインのテーマを外れ森の脇道へ入りますが、次回は「反日グローバル勢力」の詳細情報を紹介いたします。