「 2. 現在皇室にいらっやる方々のお名前と人数」を調べようと思います。
「現在皇室にいらっしゃる方々」と「現在の宮家」という言い方では、事実の把握が難しいようです。ウィキペディアが次のように説明しています。
・直宮 ( じきみや ) とは、天皇と直接血縁の間柄にある皇族
皇太子、皇子、内親王、天皇の弟などの総称
直宮の定義を当てはめますと、次のようになります。
皇太子 ・・不在
皇子 ・・不在
内親王 ・・愛子様
天皇の弟・・秋篠宮様
など ?? ・・ ? ハッキリしている直宮は、お二人なのでしょうか。
・内廷皇族とは、天皇、皇后、皇太子御一家で皇居の半蔵門を使用できる方々
( 「ねこ庭 : 注」秋篠宮家を攻撃する人は、悠仁様や佳子様が半蔵門から出入りされていることを批判している。)
内廷皇族の定義を当てはめますと、次のようになります。
天皇皇后両陛下
愛子内親王殿下
上皇上皇后両陛下 の5方です。
・また、内廷皇族以外の宮家の皇族殿下方は、
秋篠宮(4方) 明仁上皇第2皇男子皇嗣文仁(ふみひと)家
常陸宮(2方) 昭和天皇第2皇男子正仁 (まさひと) 親王家
三笠宮(3方) 三笠宮憲仁(のりひと)親王家
高円宮(2方) の各宮家の12方です。
〈 秋篠宮家のお四方 〉
秋篠宮皇嗣(ふみひと)殿下
秋篠宮皇嗣妃紀子( きこ )殿下
第1女子
子(まこ)内親王殿下(小室系氏夫人)
第1女子

第2女子 佳子(かこ)内親王殿下
第1男子 悠仁(ひさひと)親王殿下
〈 常陸宮家のお二方 〉
常陸宮正仁 (まさひと) 親王殿下
正仁親王妃華子 (はなこ) 殿下
〈 三笠宮家のお三方 〉
寛仁親王妃信子( のぶこ )殿下 (麻生太郎氏の妹)
第1女子 彬子(あきこ)女王殿下
第2女子 瑶子(ようこ)女王殿下
〈 高円宮家のお三方 〉
憲仁親王妃久子( ひさこ )殿下
第1女子 承子(つぐこ)女王殿下
第2女子 典子(のりこ)女王殿下
第3女子 絢子(あやこ)女王殿下(千家国麿氏夫人)
このままで行きますと、男系子孫ご不在の常陸宮家、三笠宮家、高円宮家は断絶の見込みということになるのでしょうか。
・宮家の役目は、天皇家の血筋を絶やさないことで、もし天皇家に継承者がいない場合は世襲親王家から新帝が選ばれた。また、宮家に跡継ぎがいない時は、天皇の皇子を迎え入れて、お互いの存続を図ったのである。
斉藤勝久氏はこのように説明していますが、現在の皇室と宮家の実情を見ますと、天皇家の後継者の絶えていく様子が手に取るように見えてきます。
宮家に男子が生まれるかどうかは、誰も予想できません。各宮家に男子が沢山生まれた時は良いとして、女子ばかりが続けて生まれた場合には、男系子孫が足りなくなります。
宮家の数をどのようにするかは綱渡りのようなもので、常に国の大事であったことが、斉藤氏の記事で分かりました。
GHQが11宮家の皇籍離脱を進めた時の状況がどんなものであったのか、学徒には貴重な話で、斉藤氏が説明しています。次回は 4. 上皇陛下のNHKを通じた「お言葉」の予定ですが、氏の説明を紹介します。
脇道へそれるとしても、「戦後史の大河の流れ」の一つとして省略できません。