女性皇族に関する上皇陛下と秋篠宮様の「ご意志」を確認する前に、以下の事柄を検討しておく必要が出てきました。
簡単な項目もありますが、脇道へ外れ深い森へ入るような事柄もあります。けれど息子たちと、「ねこ庭」を訪問される方々へご報告するため頑張ろうと思います。
・北海道神宮とは、どんな神社なのか
・竹田氏のプロフィール
・現在皇室におられる方々のお名前と人数
・現在残っている宮家のお名前と人数
・GHQが皇籍離脱させた宮家のお名前と現在の人数
・上皇陛下のNHKを通じた「お言葉」のこと
・秋篠宮様のご長女眞子さまのご結婚のこと
北海道には多くの都市があり多くの人が住み、広大な農地や魅力のある様々な建物や風物があり、国内外から観光客が訪れています。しかし明治時代以前は、未開拓の広大な荒れ野が広がる土地でした。
そんな場所にある北海道神宮ですから、名もない小さな神社だろうと思っていました。調べてみますと驚きの歴史があり、学徒を喜ばせてくれました。同神宮のホームページから、転記させていただきます。
〈 北海道神宮とは、どんな神社なのか 〉
・明治2年、当時「蝦夷地」等と呼ばれていた北海道は、日本の国土としてより明確にする為に、「北海道」と名づけられました。
・そして同じ年の9月1日に、明治天皇の詔(みことのり)(天皇のおことば)により、
・東京で「北海道鎮座神祭(ほっかいどうちんざしんさい)」を斎行(お祭を行う事)して、
・北海道の開拓・発展の守護神として、大国魂神・大那牟遅神・少彦名神の三柱の神々(開拓三神(かいたくさんじん)といいます)が鎮斎(ちんさい)されました。
なんとその始まりは明治天皇の詔(みことのり)で、「蝦夷地」と言う俗称を「北海道」に改められた時だと言います。明治時代の人は知っていたのかもしれませんが、戦後の日本ではちゃんとした歴史を教えませんので、名もない小さな神社だろうと考えていました。
・その御霊代(みたましろ)(神様が宿った依代。鏡や剣等々 )は東京から函館へ、そして札幌へと移されました。
・明治3年5月には仮社殿が建てられましたが、それは現在の鎮座地(神様の住まれる神社の建っている所)ではありませんでした。
御霊代(みたましろ)と言うのは「三種の神器」のことだと思いますが、「名もない神社」どころでなく、「伊勢神宮」「熱田神宮」「明治神宮」に並ぶ格式の神社と言うことになります。
・現在の位置に社殿が建てられたのは、明治4年のことで、この年に「札幌神社」と社名が決まりました。
・そして開国を決断され、西洋の文明を取り入れて、現在に至る日本の礎を築かれた明治天皇を昭和39年増祀(ぞうし)(その神社にお祀りする神様が増えること)し、社名も「北海道神宮」と改称しました。
・約18万平方メートルの境内地は、桜の名所としても知られ、市民に親しまれていますが、現在の北海道神宮の社殿は、昭和49年放火に遭い、昭和53年に復興されたものです。
元気だった頃家内と北海道旅行をした時、知っていれば訪れることもできたのでしょうが、今はもう叶いません。せめて住所だけでも、確認しておきます。
「札幌市中央区宮ケ丘474」・・・やはり北海道の中心都市にあるのですね。
神社に祀られている神様のことを「御祭神 ( ごさいしん ) 」と言いますが、同神宮のホームページには次のように書かれています。
・北海道神宮には、現在四柱(よはしら)(神様を数える時、一人、二人…ではなく、柱(はしら)と数える)の神様をお祀りしています。
大国魂神 (おおくにたまのかみ)北海道の国土の神様
大那牟遅神(おおなむちのかみ) 国土経営・開拓の神様
少彦名神 (すくなひこなのかみ)国土経営・医薬・酒造の神様
明治天皇 (めいじてんのう) 近代日本の礎を築かれた天皇
戦後の歴史教育では明治天皇を「近代日本の礎を築かれた天皇」と教えません、というより、明治天皇のお名前が出てくることがほとんどありません。まして他の三神は神話の神様ですから、多くの国民が知らないのではないでしょうか。
同じ神様が『古事記』と『日本書紀』では呼び名が変わり、説明も一致しませんので、「ねこ庭」は学徒なのに何度読んでも理解できません。今回はさわりの部分だけを紹介いたします。
大国魂神(おおくにたまのかみ)・・・国霊神,国玉神とも書く。
・日本人固有の神霊に関する信仰の一形態で,国土そのものの神霊をいう。
・《古事記》《日本書紀》などの,いわゆる〈国生み神話〉によれば,〈大八洲(おおやしま)〉すなわち日本の国土は,天津神のみことのりによって伊弉諾(いざなき)尊と伊弉冉(いざなみ)尊の男女の性の交わりを通して生まれたとされている
大那牟遅神(おおなむちのかみ)・・・日本国を創った神とされている。
・『日本書紀』正文によると、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の息子
・少彦名神と協力して天下を経営し、禁厭(まじない)、医薬などの道を教えた
少彦名神 (すくなひこなのかみ)・・・
・古事記では 神産巣日神 かむむすひのかみ の子、日本書紀では 高皇産霊尊 たかひむすひのみこと の子。
・体の小さい神で、大国主神と協力して国づくりを行い、のち、 常世国 とこよの国に帰った。
・医薬・温泉・禁厭(まじない)・穀物・知識・酒造・石の神など多様な性質を持つ。
詳しく読みますとややこしいので、正確でありませんが分かりやすいのは北海道神宮の説明の方です。要するに神話の中の神様が、明治天皇と共に祀られている由緒正しい神宮である言うことです。
次回は竹田氏のプロフィールの紹介になりますが、これを読むと氏と神宮の繋がりが見えてくると思います。