ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

女性皇族の考え「理解を」- 9 ( 北海道神宮の由緒 )

2024-12-19 14:52:49 | 徒然の記

 女性皇族に関する上皇陛下と秋篠宮様の「ご意志」を確認する前に、以下の事柄を検討しておく必要が出てきました。

 簡単な項目もありますが、脇道へ外れ深い森へ入るような事柄もあります。けれど息子たちと、「ねこ庭」を訪問される方々へご報告するため頑張ろうと思います。

 ・北海道神宮とは、どんな神社なのか

 ・竹田氏のプロフィール

 ・現在皇室におられる方々のお名前と人数

 ・現在残っている宮家のお名前と人数

 ・GHQが皇籍離脱させた宮家のお名前と現在の人数

 ・上皇陛下のNHKを通じた「お言葉」のこと

 ・秋篠宮様のご長女眞子さまのご結婚のこと

 北海道には多くの都市があり多くの人が住み、広大な農地や魅力のある様々な建物や風物があり、国内外から観光客が訪れています。しかし明治時代以前は、未開拓の広大な荒れ野が広がる土地でした。

 そんな場所にある北海道神宮ですから、名もない小さな神社だろうと思っていました。調べてみますと驚きの歴史があり、学徒を喜ばせてくれました。同神宮のホームページから、転記させていただきます。

〈 北海道神宮とは、どんな神社なのか 〉

  ・明治2年、当時「蝦夷地」等と呼ばれていた北海道は、日本の国土としてより明確にする為に、「北海道」と名づけられました。

  ・そして同じ年の9月1日に、明治天皇の詔(みことのり)(天皇のおことば)により、

  ・東京で「北海道鎮座神祭(ほっかいどうちんざしんさい)」を斎行(お祭を行う事)して、

  ・北海道の開拓・発展の守護神として、大国魂神・大那牟遅神・少彦名神の三柱の神々(開拓三神(かいたくさんじん)といいます)が鎮斎(ちんさい)されました。

 なんとその始まりは明治天皇の詔(みことのり)で、「蝦夷地」と言う俗称を「北海道」に改められた時だと言います。明治時代の人は知っていたのかもしれませんが、戦後の日本ではちゃんとした歴史を教えませんので、名もない小さな神社だろうと考えていました。

  ・その御霊代(みたましろ)(神様が宿った依代。鏡や剣等々 )は東京から函館へ、そして札幌へと移されました。

  ・明治3年5月には仮社殿が建てられましたが、それは現在の鎮座地(神様の住まれる神社の建っている所)ではありませんでした。

 御霊代(みたましろ)と言うのは「三種の神器」のことだと思いますが、「名もない神社」どころでなく、「伊勢神宮」「熱田神宮」「明治神宮」に並ぶ格式の神社と言うことになります。

  ・現在の位置に社殿が建てられたのは、明治4年のことで、この年に「札幌神社」と社名が決まりました。

  ・そして開国を決断され、西洋の文明を取り入れて、現在に至る日本の礎を築かれた明治天皇を昭和39年増祀(ぞうし)(その神社にお祀りする神様が増えること)し、社名も「北海道神宮」と改称しました。

  ・約18万平方メートルの境内地は、桜の名所としても知られ、市民に親しまれていますが、現在の北海道神宮の社殿は、昭和49年放火に遭い、昭和53年に復興されたものです。

 元気だった頃家内と北海道旅行をした時、知っていれば訪れることもできたのでしょうが、今はもう叶いません。せめて住所だけでも、確認しておきます。

 「札幌市中央区宮ケ丘474」・・・やはり北海道の中心都市にあるのですね。

 神社に祀られている神様のことを「御祭神 ( ごさいしん ) 」と言いますが、同神宮のホームページには次のように書かれています。

  ・北海道神宮には、現在四柱(よはしら)(神様を数える時、一人、二人…ではなく、柱(はしら)と数える)の神様をお祀りしています。

   大国魂神 (おおくにたまのかみ)北海道の国土の神様

   大那牟遅神(おおなむちのかみ) 国土経営・開拓の神様

   少彦名神 (すくなひこなのかみ)国土経営・医薬・酒造の神様

   明治天皇 (めいじてんのう)  近代日本の礎を築かれた天皇

 戦後の歴史教育では明治天皇を「近代日本の礎を築かれた天皇」と教えません、というより、明治天皇のお名前が出てくることがほとんどありません。まして他の三神は神話の神様ですから、多くの国民が知らないのではないでしょうか。

 同じ神様が『古事記』と『日本書紀』では呼び名が変わり、説明も一致しませんので、「ねこ庭」は学徒なのに何度読んでも理解できません。今回はさわりの部分だけを紹介いたします。

 大国魂神(おおくにたまのかみ)・・・国霊神,国玉神とも書く。

  ・日本人固有の神霊に関する信仰の一形態で,国土そのものの神霊をいう。

  ・《古事記》《日本書紀》などの,いわゆる〈国生み神話〉によれば,〈大八洲(おおやしま)〉すなわち日本の国土は,天津神のみことのりによって伊弉諾(いざなき)尊と伊弉冉(いざなみ)尊の男女の性の交わりを通して生まれたとされている

 大那牟遅神(おおなむちのかみ)・・・日本国を創った神とされている。

  ・『日本書紀』正文によると、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の息子

  ・少彦名神と協力して天下を経営し、禁厭(まじない)、医薬などの道を教えた

 少彦名神 (すくなひこなのかみ)・・・

  ・古事記では 神産巣日神 かむむすひのかみ の子、日本書紀では 高皇産霊尊 たかひむすひのみこと の子。

  ・体の小さい神で、大国主神と協力して国づくりを行い、のち、 常世国 とこよの国に帰った。

  ・医薬・温泉・禁厭(まじない)・穀物・知識・酒造・石の神など多様な性質を持つ。

 詳しく読みますとややこしいので、正確でありませんが分かりやすいのは北海道神宮の説明の方です。要するに神話の中の神様が、明治天皇と共に祀られている由緒正しい神宮である言うことです。

 次回は竹田氏のプロフィールの紹介になりますが、これを読むと氏と神宮の繋がりが見えてくると思います。

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