ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

千葉県の「比例区選挙公報」- 2 ( 維新、公明、保守党 )

2024-10-24 19:03:15 | 徒然の記

 今回も、千葉県選挙管理委員会が届けた「比例代表選出議員選挙広報」の紹介ですから、面白いことは何もありません。

 選挙に興味のない方には退屈しかありませんので、申し訳ありませんが、敗戦以来、日本を従属国にしているアメリカからの独立を取り戻したい人だけ、お訪ねください。

 自由民主党比例区の議員を全員落選させてでも、今回の選挙で「自由民主党内の害虫」駆除を願う方、同党の過半数割れと、最悪の場合下野する事態も覚悟して、3日後の選挙に望もうとする方だけに読んでいただきたい「ねこ庭」です。

 〈 3.  日本維新の会の主張 〉

  ・「古い政治を打ち破れ」

  ・「将来世代への徹底投資で、新しい時代の政治を創る」

  ・「維新が推し進める4大改革」・・( 4大改革の詳細は省略 )

  ・ 比例代表は、「維新」または「日本維新の会」とお書きください

 比例区候補者22人の顔写真と議員名は、省略します。

 〈 4.  公明党の主張 〉

  ・「希望の未来は実現できる」

  ・「政治改革の先頭に、信頼回復へ実現に総力」

  ・「1. 未来を作る 2. 暮らしを支える 3. いのちを守る」・・( 3点の詳細は省略 )

  ・ 比例区は、「公明党」とお書きください。略称は「公明」  

 顔写真は、公明党代表・石井啓一氏のみです。他の党がまだあるのに、次はなぜか日本保守党が掲載されています。

 〈 5.  日本保守党の主張 〉

  ・「問題山積 !  日本を豊かにするにはまず、消費税減税から始めよう !! 」

  ・「30年あがらぬ給料」「高い税金・電気代」「議員の腐敗と世襲」

  ・「皇統の危機 中国の脅威 北朝鮮拉致問題」・・( 詳細は省略 )

  ・ 2枚目の投票用紙は、比例は保守党とお書きください。個人名を書くと無効です。

  顔写真は党代表の百田尚樹氏のみで、「作家『永遠の0』」と表示されています。

 自由民主党、立憲民主党、日本維新の会と公明党の意見には、こんな大事な選挙だというのに中身が何もありません。いつもの話ですが、国民が期待する「国家観、歴史観、具体的な提案」がなく、毒にも薬にもならない曖昧な主張が並べられています。

 それに比べると日本保守党の意見には、「国家観、歴史観、具体的な提案」があります。出来るか出来ないかは別にして、この時期に具体策を述べる勇気に多くの国民が期待をかけているのかも知れません。

 「ねこ庭」も、比例区の投票用紙には「日本保守党」と書きます。青山氏と高市氏を支持しているのですから、今はこれ以外の選択肢がありません。

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「比例代表選出議員選挙広報」 ( 自民党、民主党 )

2024-10-24 17:10:34 | 徒然の記

 令和6年10月24日木曜日、あと三日で衆議院選挙の投票日です。今朝は新聞と一緒に、千葉県選挙管理委員会が出す「比例代表選出議員選挙広報」「最高裁判所裁判官国民審査広報」が配達されました。

 「広報」と言っても、新聞のチラシ広告みたいな小さなパンフレットでなく、新聞と同じ大きさです。

 「最高裁判所裁判官国民審査広報」は以前から知っていますが、「比例代表選出議員選挙広報」というものがあることを、今回初めて意識しました。

 今度の衆議院選挙は、「戦後レジームからの脱却」の第一歩を踏み出す国政選挙なので、何時もなら気にしない「比例代表選出議員選挙広報」にもしっかり目を通します。

 「広報」の内容は地域により異なっているとしても、基本的構成は同じです。息子たちのために千葉県の「比例代表選出議員選挙広報」を紹介し、併せて今回の選挙の意義と目的を語りたいと思います。

 「広報紙」は7ページありますが、紙面のスペースは党により異なっています。自由民主党と立憲民主党がそれぞれ全ページを使っていますが、他党は1ページに4党が掲載されています。

 金を出せば広いスペースが使えるというのでなく、比例区に立てている候補者の数の違いがそうさせています。自由民主党が36人立憲民主党は30人の、比例区候補者の顔写真をのせているため、ページの全面を使うことになるのです。

 普段なら自由民主党の比例区の候補者の顔写真は見ないのですが、今回はしっかり確認しています。なぜならこの議員たちは、決して投票してならないダメ議員だからです。

 「総裁選」の決選投票で「反日リベラル」の石破氏に票を入れた議員、つまり「米国への服従からの脱却」を望まない「日本人の魂を無くした議員」だからです。国民の願いを裏切った「保守の顔をした議員」を、「ねこ庭」は探し続けていましたが、何ということはありません。

 選挙の3日前になったら、選挙管理委員会が教えてくれました。

 異常な「総裁選挙」の後始末の「衆議院選挙」ですから、「比例代表選出議員選挙広報」も通常でない使われ方をします。普段の選挙なら、掲載されている比例候補者にも入れますが、今回だけは投票してならない候補リストになります。

 自由民主党以外の支持者 ( 国民 ) には、いつも通りの「比例代表選出議員選挙広報」の役目ですが、自由民主党を支持する国民にだけそうなりません。

 岸田、菅の2長老と党役員が、「アメリカの意」を汲み「高市下ろし」に協力し、比例区の候補者名から安部派議員を閉め出したため、比例候補者は「石破氏に寝返った議員」「日本人の魂を無くした議員」ばかりになりました。

 信念のない「風見鶏」議員たちの名前は後ほど紹介しますが、その前にまず「南関東比例区広報」に掲載されている各党の主張を順番に紹介します。

 〈 1.  自由民主党の主張 〉・・自民党千葉県連、自民党神奈川県連、自民党山梨県連

  ・「日本を守る」「成長を力に」

  ・「謙虚で、誠実で、温かい政治を」「自民党は、日本の未来を守り抜きます」

  ・ 比例代表の投票は、「自民党」とお書きください。

 比例代表候補者36人の顔写真は省略しますが、名前だけは後ほど紹介します。

 〈 2.  立憲民主党の主張 〉

  ・「政権交代こそ、最大の政治改革」

  ・「政権交代であなたの暮らしを豊かに」「立憲民主党の7つの約束」・・( 7つの約束の詳細は省略 )

  ・ 比例代表は、立憲民主党 ( 略称: 民主党 )

 比例区候補者30人の顔写真と議員名は省略します。

 スペースが無くなりましたので、続きは次回といたします。

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選挙に向う目的の確認 - 3 ( 「官房機密費」の使途情報 )

2024-10-21 17:54:56 | 徒然の記

 ネットで検索しますと、日本の主要な週刊誌として次の名前が挙げられています。

  週間朝日 (朝日新聞出版)    サンデー毎日 (毎日新聞出版)

  週刊アサヒ芸能 (徳間書店)   週間新潮 (新潮社)

  週間大衆 (双葉社)       週刊実話 (日本ジャーナル出版)

  週間現代 (講談社)       週間文春 (文藝春秋)

 週刊誌はゴシップ記事が多いので、昔から買って読んだことがありません。「ねこ庭」は心の狭い学徒ですから、「週刊誌など読むに値しないもの」と決めつけています。

 こんな狭量では、広く知識を求める学徒の名前が廃るのですが、染みついた偏見を改めるのはなかなか容易でありません。

 「裏金問題」と「官房機密費」をネットで調べていましたら、「週刊ポスト」の記事がありました。上記主要週刊誌にも名前がありませんので、手にしたことのない週刊誌でした。

 2015-12-24 、つまり今から9年前の平成27年の記事の紹介でした。

 「官房機密費50億円受け取った」と元沖縄県知事が証言 ( 週刊ポスト )

 「政権の " ポケットマネー   "  の・・・」

 タイトルに引かされ、「週刊誌など読むに値しない」という日頃の偏見を忘れて読み終え、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に報告したくなりました。

 共同通信社は先日の記事で「官房機密費」が、およそ年額13億円という数字を教えてくれましたが、使途が公開されないと苦情を述べていました。

 だが実際は「週刊ポスト」が、9年前に使途の一部を記事にしていました。共同通信社の調査能力も大したことはないなと、狭量な学徒なので同社を軽蔑しながら読みました。

 共同通信社の調査能力も「ねこ庭」の学徒も、大したことがない点ではどっちもどっちですが、「週刊ポスト」の記事は大したものでした。

 敬意を表して、ネットの記事をそのまま紹介します。

  ・「内閣官房報償費」、またの名を「官房機密費」とよぶ。

  ・官房長官の判断で機動的に使われる経費のことで、支出には領収書が不要で、会計監査院による監査も免除されており、原則使途が公開されることはない。

 ここまでは共同通信社の記事と同じですが、次からが違います。

   ・  5年前の2010年、元自民党衆院議員の野中広務氏(86)が、自身が官房長官(1998年7月~99年10月)を努めていたときに

     ・「毎月500万~7000万円を使っていた」「首相の部屋に月1000万円、野党工作などのため自民党の国会対策委員長に月500万円、

  ・ 参院幹事長にも月500円程度を渡していたほか、評論家や当時の野党議員らにも配っていた」と暴露。

  ・著名な政治評論家らにも官房機密費を配っていたことを証言し、その際、「受け取りを拒否した人物」としてジャーナリストの田原総一朗氏(77)の名をあげた。

 このように重要な機密を漏らす野中氏も野中氏ですが、おかげで使途の一部が分かりました。記事はまだ続きますので、驚きながら紹介します。

  ・その後、その田原氏が、2012年1月26日に自由報道協会主催の会見で、かつて官房長官から渡されようとした機密費の額が「1000万円」だったと明らかにして話題になった。

 田原氏は受け取っていませんでしたが、そうか、マスコミで喋っている名の売れた反日評論家にはこんな大金が払われていたのかと、教えられました。

  ・「官房機密費」問題は、多額の税金が政権のポケットマネーのように使われることから、これまでも何度か国会で野党が追求したり、一部メディアでも取り上げられたものの、なぜか、しばらくするとスーツと消えてしまう。

  ・この年末の慌しい中で、この機密費問題をこれまでも何度かとりあげてきた週刊誌が、「激震スクープ! 追求6年!『機密費キャンペーン』はついに実名『核心証言』にたどり着いた!!」の袖見出しを打った。

 記事の書きぶりからしますと、この文章は「週刊ポスト」の記事でなく、同社の記事を紹介したネット記事のようです。どちらであっても、「週刊ポスト」の記事の内容ですから、このまま紹介します。

  ・「週刊ポスト」1月と1月8日合併号で、本見出しは「元沖縄県知事が爆弾証言『私は官房機密費50億円を受け取った』」で、

  ・さらに丁寧に袖見出では「私たちの支払った巨額の税金が国会の承認も得ることなく ときの政権・ときの総理の胸三寸で歴史の闇へと消えていった──」と書いている。

  以上ネットの文章を全て紹介しました。野中元官房長官が語った使途はもちろんその一部で、実際には色々な使い方がされているのだろうと想像できます。

 立憲民主党の野田代表は、「腐敗した自民党の裏金を許さない」と主張していますが、自分たちが政権をとっていた3年間の「官房機密費 ( 裏金  )」の使途は公開しないのでしょうか。

 攻撃されている自由民主党も、「ねこ庭」のように「官房機密費 ( 裏金  )」には言及しません。息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に伝えたいのは、荒木氏の言葉が事実だったという話です。正しいと言っているのでなく、政治の世界では事実だと述べているだけです。

  ・裏金は確かに問題であることは、間違いありません。

  ・しかしあえて言うならば、政治に裏金は必要です。絶対に。

  ・それがなければ、物事が進まないと言う部分があるからです。

 「アメリカの意向」に従い「裏金問題」を政争の具で終わらせるのでなく、別途与野党が「政界の課題」として議論すべきと「ねこ庭」は提案します。

 ウィキペディアの説明を読みますと、「週刊ポスト」もそれほどいい加減な会社でなく、次のように書かれていました。

  ・『週刊ポスト』は、小学館から発行されている総合週刊誌である。
 
  ・ 発行部数34.6万部は、『週刊現代』に次いで業界第4位。
 
 10月27日の「衆議院選挙」の投票と、来年7月の「参議院選挙」には、「ねこ庭」の記事を頭に入れた上で臨もうと考えております。賛同してくださる方があれば、選挙の一票で、民意の表示をお願いいたします。
 
 このシリーズは今回で終わりました。おつき合いに感謝いたします。
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選挙に向う目的の確認 - 2 ( 優先は「戦後レジームからの脱却」)

2024-10-21 08:31:09 | 徒然の記

 本日のブログにタイトルをつけるとしたら、次のようになります。 (  過去記事との違いは、青色表示の2行目を追加したことです。)

 〈 「ねこ庭」の推測を基にした、安倍首相暗殺以後の政治の動き 〉

     ・ 令和3年6月 ・・  安倍内閣「国民投票法」改正

     ・ 令和3年12月 ・・岸田内閣「有識者会議報告書」 11宮家皇籍復帰が議題として初めて取り上げられた

  令和4年7月 ・・   安倍首相暗殺     ( アメリカの意向  )

  令和4年7月 ・・「 統一教会問題」キャンペーン開始

  令和4年9月 ・・ 故安倍首相国葬

  令和5年4月 ・・ 岸田首相襲撃事件   (  アメリカの意向  )
 
   令和5年11月 ・・「裏金問題」キャンペーン開始
 
   令和6年9月 ・・「総裁選挙」高市氏優勢
 
   令和6年9月 ・・「高市当選を望まない」アメリカの意向が伝わる
 
   令和6年9月 ・・ 反日リベラル石破氏の逆転勝利
 
 一連の動きを検討し、「ねこ庭」は、大手マスコミが盛んに報道する以下の出来事を、安倍首相抹殺と安倍派の絶滅を目的としたアメリカによる「政治介入」であると推測します。
 
   1.   安倍首相暗殺と岸田首相襲撃事件
 
   2.  「 統一教会問題」キャンペーンと「裏金問題」キャンペーン
 
   3.   菅、岸田両首相による安倍氏への裏切り行為
 
   4.   異常ずくめの「総裁選挙」と「石破反日内閣の成立」
 
 反日左傾マスコミの筆頭であるNHK、共同通信社、朝日新聞などの大手メディアは上記 2. 3. 4. が、腐敗した安倍氏と安部派が国民の信頼を裏切ったために生じたと報道しています。
 
 自由民主党内の「反日リベラル議員」と野党議員、反日学者・評論家も、大手メディアと同じ意見を言い、安倍氏と安部派への批判と攻撃を毎日しています。
 
 ここまで世論が誘導されますと、「ねこ庭」の推測に耳を貸す人はいなくなります。
 
 「ねこ庭」の推測を是としますと、一連の出来事の原因が「安倍氏と安部派」で無く、「アメリカの政治介入」だったと、オセロゲームのように全てが反転します。
 
 アメリカが注目するはずのない千葉の隅っこで発信する「ねこ庭」だから言える、大胆な意見なのかも知れません。たった89人の読者登録の「ねこ庭」だから、こんな意見が述べられるのではないかと、最近は何時も考えます。
 
 大手メディアはもちろんですが、与野党の政治家も、上記一連の出来事について、アメリカの「ア」の字も言いません。他人の粗探しなら、重箱の隅でも突くような目ざといマスコミが、一斉に「ア」の字を言わないのですから、この不自然さに「ねこ庭」は疑問を抱きます。
 
  「アメリカは、高市の総裁当選を喜ばない。」

 日本の誰と誰に伝えたのか知りませんが、「総裁選挙」の決選投票前にアメリカの意向が一瞬で広まり、マスコミ、学者、政治家、評論家たちが一斉に反高市氏キャンペーンに走りました。

 「高市氏のウイークポイントは、強硬な右派の主張が国際社会で受け入れられないのではないかと言うところです。

 「過激な意見を言う高市氏の登場に中国が反対し、アメリカも歓迎していない。」

 記憶されている方がおられると思いますが、NHKが盛んに語るので、新聞と他局のテレビが追随しました。ネットの世界では「高市潰し」と批判していましたが、不思議な現象でした。

 安倍氏の国葬で心に響く「弔辞」を述べた菅氏と、安倍政治の継承を誓った岸田氏が、手のひらを返すように裏切った原因を、「アメリカの関与」と考えれば辻褄が合います。

 この認識に立っていますので今回の選挙で「ねこ庭」は、安倍氏への攻撃と安部派の殲滅より、自由民主党内の「反日議員」の落選を優先に考えています。

 「統一教会問題」と「裏金問題」以上に、「アメリカの属国からの脱却」を先行するのが日本のためになるからです。賛成する人が少ないとしても、国民の信頼を裏切った「自由民主党内のバカ者たち」の落選を訴えます。

 これが一週間後の「衆議院選挙」と来年7月の「参議院選挙」に向かう、「ねこ庭」の目的です。

 今回で終わりにする予定でしたが、「官房機密費」の使徒に関する珍しい情報を見つけましたので、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々へ取り急ぎ次回に紹介することにしました。

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選挙に向う目的の確認 (「 戦後レジームからの脱却」 )

2024-10-20 20:03:21 | 徒然の記

 9月27日の衆議院選挙の投票日まで、あと1週間となりました。 

 8月末に『自由民主党総裁選挙の検討・研究』のブログを書いて以来、昨日の『理想と現実』まで一貫しているテーマは、「選挙に向う目的の確認」です。

 選挙は27日の「衆議院選挙」だけでなく、来年7月までに実施予定の「参議院選挙」を含んでいます。「戦後レジームからの脱却」の第一歩となる選挙であると同時に、自由民主党が下野する選挙になるのかもしれないという重要な国政選挙です。

 その選挙が1週間後となりましたので、8月末から昨日までの「ねこ庭」の過去記事を整理し、選挙の目的を再確認することにしました。

 ・昭和20年8月の玉音放送以来、敗戦国となった日本はアメリカの従属国家となった。

 ・国民の多くは、日本を独立した自由と民主主義の国と信じているが、国際社会で日本は「アメリカの属国」と見られている。

 ・かろうじて皇室が存続していることを除けば、政治も経済も文化もアメリカに従属しているが、多くの国民は気がつかない。

 ・マッカーサー元帥が占領統治を直接行わず、日本の政治機構を生かした形で「間接統治」をしたため、国民の多くは戦後政治のほとんどが日本政府の意志で行われたと思っている。

 事実を挙げていくとまだありますけれど、以上が「ねこ庭」が認識している日本の現状です。詳細は「ねこ庭」の過去記事で説明していますので省略しますが、アメリカは日本の支配者としての顔を見せず、日本の良き理解者、日本の保護者としての顔だけを見せ、現在も間接統治を続けています。

 しかしアメリカの対日戦略は、GHQの統治以来不変です。

  「アメリカは、日本を二度とアメリカに挑戦する国にさせない。」

 このための対日政策も、一貫しています。

    1.  「日本には軍隊を持たせない」

    2.  「国民を一致団結させる天皇を廃絶する」

 1. は「日本国憲法」として成立させ、現在に至っています。 

 2. は当時の日本で実行すると内乱の恐れがあったため実行できず、「皇室典範」の改定で「11宮家の皇籍離脱」を強行しました。

 皇統の断絶を招かないための宮家でしたから、宮家の減少は50~70年経てば男系継承を困難にし、100~200年経過すれば男系継承が不可能になるとGHQは考えたと言われています。

 昭和天皇の反対の御意志もあったため、GHQは天皇の弟宮である秩父・高松・三笠の3宮家を除いた、11宮家の皇籍離脱を実行しました。

 彼らの計画通り、現在の皇室は皇統を継ぐ男子が減少しています。「男女平等」を謳う憲法に照らしても矛盾はないと、反日左翼学者が女性天皇や女系天皇の容認論を言い始めました。

 「女系・女性天皇容認論」は、「万世一系」の皇室を崩壊させるアメリカの政策に合致する意見です。

 危機感を覚え、阻止しようとしたのが、亡くなった安倍首相でした。氏は、日本国内の隅々にまで張り巡らされているアメリカの協力者の存在を知っていましたので、慎重な言葉を使いました。

 「アメリカの支配からの独立」と言わず、「戦後レジームからの脱却」と表現し、本音はアメリカの対日政策への挑戦でした。

  ・「憲法改正」

  ・「女性宮家・女系天皇への反対」

 主として民主党内にいるアメリカの反日勢力は、安倍氏の動きを察知しましたが、長期政権となるにつれ安部派の勢力が大きくなり、政権への関与が難しくなりました。

 過去記事でも述べましたが、アメリカが暗殺を決断した原因は、対日政策そのものへの安倍氏の挑戦でした。息子たちに分かりやすいように、以下アメリカの対日政策と並べて説明します。

    1.  「日本には軍隊を持たせない」

    ・「憲法改正」のための「国民投票法」を改正し、国会発議がいつでもできる準備を整えた。

    ・国民投票で過半数の賛成があれば、「憲法改正」が可能となる状況となった。

    2.  「国民を団結させる天皇を廃絶する」

    ・皇統問題を考える「有識者会議」のメンバーを変え、検討議題の中に「11宮家の皇籍復帰」を追加した。

 「11宮家の皇籍復帰」を議題に追加したのは岸田内閣ですが、影響力を行使していたのは安倍氏でした。

 このまま安倍氏を放任していると、日本がアメリカから独立し、いつか再びアメリカに挑戦する国となる。

 危機感を抱いたアメリカが氏の暗殺に踏み切りましたが、日本にいる協力者たちの手により、国民には米国の影が見えないようにされています。

 疑問の多い暗殺事件なのに、1年経った現在でも経過も内容も国民に知らされないままです。殺人犯として逮捕されている山上被告の裁判も、一向に開かれる気配がありません。

 何度も言いますが、これは「ねこ庭」の推測であり、根拠として示せる資料と情報はありません。ブログで公開していますが、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々にだけ届けば良いと、考えています。

 事実を追求する学徒が、「温故知新」の読書の結果から推測しているに過ぎませんが、この推測に立つと多くの疑問が自分の中で解けます。

 次回は「ねこ庭」の推測を基に、安倍首相暗殺以後の政治の動きを再度確認いたします。過去記事がメインとなりますので、興味のない方はスルーしてください。

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理想と現実 - 5 ( 官房機密費の現実 )

2024-10-19 20:13:48 | 徒然の記

 この記事がなぜ、荒木氏と「ねこ庭」意見にも妥当性があるという証明資料になるのか ? 

 以下の一覧表は共同通信社の記事にあった、2002年度から23年間の内閣と官房長官名を、「ねこ庭」で調べたものです。

                                                             〈 官房長官名 〉

       平成14年  2002年  小泉内閣   福田康夫

    平成15年  2003年  小泉内閣   福田康夫   細田博之

    平成16年  2004年  小泉内閣   福田康夫   細田博之

    平成17年  2005年  小泉内閣   安倍晋三

    平成18年  2006年  安倍内閣   塩崎恭久

    平成19年  2007年  福田内閣   与謝野馨   町村信孝

    平成20年  2008年  麻生内閣   河村建夫

    平成21年  2009年   鳩山内閣   平野博文

    平成22年  2010年   菅内閣    仙谷由人   枝野幸男

    平成23年  2011年    野田内閣   藤村修

    平成24年  2012年    安倍内閣   菅義偉

    平成25年  2013年    安倍内閣   菅義偉

    平成26年  2014年    安倍内閣   菅義偉

    平成27年  2015年    安倍内閣    菅義偉

    平成28年  2016年    安倍内閣    菅義偉

    平成29年  2017年    安倍内閣          菅義偉

    平成30年  2018年    安倍内閣         菅義偉

    平成31年  2019年    安倍内閣          菅義偉

    令和  1年  2019年     安倍内閣         菅義偉

    令和  2年  2020年    菅内閣              菅義偉

    令和  3年  2021年     菅内閣             加藤勝信

    令和  4年  2022年    岸田内閣           松野博一

    令和  5年  2023年    岸田内閣    松野博一      林芳正

    令和  6年  2024年    岸田内閣     林芳正  

    令和  6年  2024年    石破内閣     林芳正  

  反日左翼系の共同通信社の記事を読み、「ねこ庭」が疑問を抱くのは次の点です。

  ・23年間中の3年間で、民主党政権が「官房機密費」を使っていますが、期間が短いので問題視しないのでしょうか。

  ・立憲民主党の代表になった野田氏は、「腐敗した自民党から政権を奪い返す」と言っていますが、平成23年に首相だった時に使った13億円の「官房機密費 ( 使途不明金 ) 」については何も説明しないのでしょうか。

 今回息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に伝えたいのは、

  ・あえて言うならば、政治に裏金は必要です。絶対に。

  ・それを全て公開しろと言ったら、政治自体ができない。

 と言う現実があることを、共同通信社の記事が語っているのではないかと言う話です。使途不明な金銭を政治家が使うのが正しいと言っているのでなく、こんな事実があるという現実の紹介です。

 本当に「裏金問題」を無くしたいのなら、安部派の議員だけを槍玉に上げず、政界の課題 ( 宿痾 ) として、客観的な議論をするのが筋ではないかと考えます。

 本日でシリーズを終わりますが、ブログは終わっても、衆議院選挙・参議院選挙の一票に国民として役目を果たすまでは終わりません。

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理想と現実 - 4 ( 共同通信社の記事 )

2024-10-19 14:03:30 | 徒然の記

  ・しかしあえて言うならば、政治に裏金は必要です。絶対に。

  ・それを全て公開しろと言ったら、政治自体ができない。

 本日証明しようとしているのは、荒木氏と「ねこ庭」の本音の意見の妥当性です。違法な金銭の使い方を「正しい」と言うのは憚られますので、「妥当性」と言う言葉に変えました。

 8月18日の千葉日報に、共同通信社が「官房機密費」に関する記事を下記タイトルで配信しました。

 「官房機密費23年間同額」

  「識者批判 12億円、社会変化反映せず」

 ページの4分の1を占める4段組みの大きな記事で、予算額推移のグラフが添えられています。政府が国民に隠している「裏金」は、派閥の政治活動費だけでなく、もっと悪どいものがあるぞと公表する記事です。

  ・官房長官が管理し、使途が公表されない内閣官房報償費 ( 機密費 ) の予算計上額が、2002年度から23年間、12億3,021万円で変動せず、同額を維持していたことが17日、共同通信の調べで分かった。

 政治に関心のある人は「官房機密費」の存在を知っていると思いますが、年間12億3,021万円という数字を知っている人はいないと思います。毎月1億円の金銭を官房長官が使っていることになります。

 石破首相が地方の党員に支持者が多いのは、幹事長だった時に「官房機密費」などを自由に使って地方回りをしたからだと、「総裁選挙」の時批判する議員もいました。

  ・機密費は「国の事務を円滑かつ効果的に遂行するため、使用する経費」とされる。

  ・官房長官が出納管理し、使途の報告義務もない。

  ・19から22年度に計上された予算が、いずれも全額引き出されていた状況が情報公開請求で判明しており、機密費の不透明な実態が改めて浮き彫りになった形だ。

 同社は続けて、「官房機密費」の不透明性を批判する2名の識者の意見を紹介しています。

 〈 一橋大学 財政学の佐藤主光教授 〉

  ・情勢の変化に合わせ、予算が増減しないとおかしい。

  ・02年度大幅に減額しているのは、01年度外務省外国支援室長が巨額流用した「機密費詐欺事件」が影響した可能性がある。

 〈 日本大学 政治学の岩井奉信名誉教授 〉

    ・ 使用の実態がわからないので、予算計上が適切かどうかも判断できない。

     ・10年後、20年後に公開する対応も検討すべきだ。

 記事の最後では、次のように述べています。

  ・機密費をめぐっては、19年度からの入金と支出について共同通信が情報公開請求したところ、年度末に国庫へ返納した額は最大20万円程度で、各年度とも、予算のほぼ全額を使い切っていたことが判明している。

 岸田文雄首相が8月14日に、9月の自民党総裁選に出馬しない意向を突如表明し、これを受けて総裁選では日本の新しいリーダーが選ばれることになりました。記事が出されたのは、ちょうどこの時期です。

 立候補を明確に表明した人物はまだいないが、想定される主な候補者が次の7氏でした。

  石破茂元防衛相、   河野太郎デジタル相、  茂木敏充幹事長、 上川陽子外相、  

  小泉進次郎元環境相、 小林鷹之前経済安全保障担当相、 高市早苗経済安全保障担当相

 安部派追放のための「裏金キャンペーン」開始される頃と重なりますので、前哨戦記事とも考えられます。この記事がなぜ、荒木氏と「ねこ庭」意見の方に妥当性がある証明資料になるのか ? 

 スペースが無くなりましたので、次回にご報告します。

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理想と現実 - 3 ( 荒木和博氏の意見 )

2024-10-18 17:19:49 | 徒然の記

 今日は10月18日金曜日、衆議院が解散して9日目になります。千葉日報の紙面のトップは、連日選挙戦の記事です。

 「野党は批判、裏金隠し解散」 「裏金議員当落 注目集まる」

 「野田氏 裏金隠しに審判を」 「自民低調 裏金響く」

 「裏金争点 論戦はじまる」  「裏金争点 腐敗一層へ」

 机の上に積んでいる未読の新聞を見ると、裏金に関する見出しが大きな活字で毎日書かれています。裏金問題については、説明するまでもないと思いますが、簡単な確認をしておきます。

 〈 政治資金規正法 〉

  ・政治団体の会計責任者は、毎年12月31日現在で、当該政治団体に係るすべての収入、支出及び資産等の状況を記載した収支報告書を

  ・翌年3月末日までに、都道府県の選挙管理委員会又は総務大臣に提出しなければならない

 〈 政治資金収支報告書 〉

  ・当報告書は、日本の政治団体の収入、支出及び保有する資産等について記載した報告書であり、

  ・政治資金規正法により、政治団体の会計責任者等に作成・提出が義務付けられている。

 今日のテーマは「裏金問題」に関する「理想と現実」の話ですが、マスコミが「裏金」と呼んでいるのは、上記「政治資金収支報告書」に記載されずに使われた金銭のことです。

 だから自由民主党は「裏金」と言わず、「政治資金収支報告書に」記載漏れとなった金銭だとして、「不記載の金」と言っています。どういう言い方をしても、法律に違反した不明朗な金銭であることに変わりはありません。

 これに関し、昨日ユーチューブで興味深い動画を見て共感を覚えましたので、紹介しようと思います。

  ・10月14日 荒木和博 『裏金が第一の争点って、おかしくないか ? 』

 動画の内容に入る前に、荒木氏のプロフィールを簡単に紹介しておきます。

  ・昭和31年8月8日生まれ、68才

  ・日本の軍事学者・政治学者・政治評論家・政治活動家・人権活動家

  ・拓殖大学海外事情研究所教授

  ・特定失踪者問題調査会代表

  ・元陸上自衛隊予備陸曹長

 拉致事件に関する「特定失踪者問題調査会」の代表 として、長年活動していることしか知りませんでしたので、こんなに沢山の肩書きを持つ人物とは思ってもいませんでした。

 北朝鮮による拉致事件に関心のある人なら、誰でも知っている有名人です。6分という短い動画ですが、紹介するのは初めの3、40秒の部分です。

  ・裏金は確かに問題であることは、間違いありません。

  ・しかしあえて言うならば、政治に裏金は必要です。絶対に。

  ・それがなければ、物事が進まないと言う部分があるからです。

  ・情報を得るためとか、何かを動かしたい時に、使わなければならないお金があります。

  ・拉致問題の解決のため、やむなくそう言うお金を使ったことがあります。

  ・いわんや政治の世界では、我々のやっていることとは桁が違います。

  ・それを全て公開しろと言ったら、政治自体ができない。

 今の時期にこうした意見を動画で公表する氏の勇気に、敬意を表しました。

 スマコミの報道と野党の「裏金問題」批判は、いわば正論ですから、国民の多くが支持する意見になっているような気がします。マスコミの報道がいつも通りの影響力があるのだとすれば、今回の選挙は自由民主党が圧倒的に不利で、野党が有利になります。

 テーマに従い、「理想と現実」を構図化すると次のようになります。

 〈 理想を語る勢力 〉

   反日左翼マスコミ  反日左翼政党  自由民主党内の反日リベラル勢力

 〈 現実を語る庶民 〉

   荒木和博氏   「ねこ庭」

 吹き出される方もいると思いますが、構図のバランス上からこんな書き方になりました。別の言葉で言いますと、「建前と本音」でしょうか。理想を語る勢力が主張しているのが「建前」で、荒木氏と「ねこ庭」が述べているのが「本音」です。もしかすると息子たちには、この方が分かりやすい例えになるのかもしれません。

 「理想と現実」「建前と本音」と説明しても、「政治資金収支報告書に」記載漏れとなった金銭が違法であり、国民の不信感を高めることに違いはありません。自由民主党の「裏金問題 ( 不記載金銭 ) 」は、お天道様の照らす世界では通用しません。 

 だから今回の選挙で自由民主党は大敗して良いのだと、「ねこ庭」の結論はそのようになりません。「理想と現実」「建前と本音」の話は、いわば「二元論」です。「右か左か」「敵か味方か」「賛成か反対か」という、子供の世界の議論です。

 大人の世界で真剣な議論をする時、「二元論」は役に立ちません。現実の世界には、「右でもなく左でもない」「敵でもなく味方でもない」「賛成でもなく反対でもない」という、曖昧なことが多く存在します。

 むしろどちらとも決められないことの方が多いのかもしれませんが、それでは物事が進まないので、知恵を絞って工夫されたのが「二元論」でないかと、「ねこ庭」は考えています。

 次回はこの考えの上に立ち、マスコミの大合唱の正論より、荒木氏と「ねこ庭」の本音の意見の方に妥当性があると言う証明をしてみたいと思います。反日左翼の親玉のような共同通信社の記事が、証明の資料になります。

 子供の議論に飽き飽きして、大人の議論を聞きたいと思われる方だけ、次回の「ねこ庭」へ足をお運びください。

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理想と現実 - 2 ( リアリストの意見 )

2024-10-17 20:01:20 | 徒然の記

  ・保守系は植民地時代の話を過去のものと考えているが、左翼系は過去も現在も区別していない。

  ・保守も左翼も一方的な意見を並べている点では、どっちもどっちだ。

 昨日の続きですが、資本主義国と社会主義国を並べて、双方の国々がどれだけの人間を殺害し、どれだけの富を他国から奪い、どれだけの他国民を酷使したかと事実を比較してみると、どっちもどっちだということが明確になります。

 双方の悪事が似た数になるからと言って、時代の流れを考えず、その復讐を現在も実行するという意見は、正しいのでしょうか。

 江戸時代の武士が、道を歩いていた自分のご先祖を無礼打ちにしたからと言って、令和の時代になって町民の子孫が、歩行者天国を歩いている武士の子孫を包丁で刺し殺して良いのでしょうか。

 社会主義国が自由主義国を批判攻撃し、武力を誇示する主張は、単純化しますとこんな話に似ています。

 復讐については、個人の場合と同様に国家間においても、時代の流れ ( 時効 ) を考えないと永遠に殺し合いが繰り返されることになります。

 この場合の「理想と現実」は、次のようになります。

 理想・・・互いに過去のことは不問にし、未来のために協力し合おう。

 現実・・・相手を殲滅するまで、怒りと憎しみは消えない。

 国民の中には平和を求める中庸の人々が必ずいて、憎しみの連鎖を断ち切ろうと「理想」を語っても、国民の中にいる過激な人々が納得せず行動すると言う「現実」を生じさせます。

 一番分かりやすい例が、イスラエルとパレスチナの紛争です。原因の分析と解明ができても、誰にも解決策が出せません。

 つまり現状を分析し認識しても、問題の解決にはなりません。日本と中国 、日本と韓国・北朝鮮の間にも似たような争いがあります。

  ・日本は中国の領土内で勝手に満州国を作り、武力で植民地化した軍国主義国家である。

  ・日本は南京で、罪もない中国人を30万人以上虐殺した。

 このように悪意の捏造で中国は日本を批判攻撃し、自国民の歴史教育では反日教育をしています。また韓国では、次のように国民に教育しています。

  ・日本は武力で朝鮮を併合し、朝鮮民族の独立を奪い、国の富を奪い国民を苦しめた。

  ・日本は朝鮮の若い女性を20万人以上も軍の性奴隷にして、弄んだ。

  ・日本は朝鮮の男たちを無理やり劣悪な炭鉱で働かせ、賃金も払わず奴隷のように酷使した。

 ほとんど根拠のない嘘ですが、中国や韓国・北朝鮮ではこのような教育が行われていると聞きます。

 憎しみと怒りを燃やし敵対する隣国に対し、日本は珍しい対応をしています。こんな国は、世界で日本以外にあるのかと不思議になります。誰もが知る通り、日本では「反日左翼勢力」と「保守勢力」が下記の通り国論を2分しています。

 〈 反日左翼勢力の意見 〉

  ・何もかも日本が悪い、犠牲になった人々にはちゃんと補償をすべきだ

  ・加害者である日本は、相手が納得するまで、何度でも、永遠に謝り続けなくてならない。

 〈 保守翼勢力の意見 〉

  ・彼らの主張には、捏造と嘘が混じっている。

  ・日本は朝鮮に対しては、戦後賠償を済ませている。中国に対しては、ODAを通じて、十分な償いをしている。

 他の国の中にも自国を敵視する人間がいて、反政府運動をしていますが、日本のように自国を敵視する人間が、国民の半分を占めるほどの勢力を持っている国が他にあるでしょうか。

 日本は敵対する隣国との関係で苦労するだけでなく、国内の反日勢力のために同じ苦労をしています。自由民主党内にいる反日勢力が、今回の「総裁選挙」で反日内閣を作ったのですから、国民がショックを受ける訳です。

 そこで、いよいよ本日のテーマ「リアリストの意見」になります。

  ・保守も左翼も一方的な意見を並べている点では、どっちもどっちだ。

 と現状を正しく認識するだけでは、国を愛する者は安心して暮らしていけません。黙っていると、国内の反日勢力が隣国に協力して「日本弱体化計画」を進めていくからです。

 だから「リアリストの意見」は、単純明快です。

  ・「日本弱体化計画」を進める「反日石破内閣」の動きを止めなくてならない。

  ・今回の衆議院選挙で、石破内閣を誕生させた自由民主党の議員を落選させなくてならない。

 意見は単純明快ですが、生じる結果は複雑で陰鬱なものになります。

  ・自由民主党が過半数割れして、下野するかもしれない。

  ・本物の「反日左翼勢力」、本物の「反日左翼政権」を作ることになるかもしれない。

 優先順位からして、危険を冒してでも、日本を大切にする国民は「リアリストの意見」を実行する必要があるのではないか、と言うのが「ねこ庭」の結論です。

 結論が一つ出たからと言って、「理想と現実シリーズ」は終わりません。このシリーズには「日本の問題」がいくつも含まれていますから、時間の許す限り、一つずつ検討・紹介していきます。

 「石破内閣」と言うより、現在の自由民主党に怒りと疑問を抱いている方は、次回以降も足をお運びくださることを願っています。

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現実と理想

2024-10-16 20:19:27 | 徒然の記

 現実を語る人と、理想を語る人がいます。よその国のことは分かりませんが、日本では単純化された意見が正しいことであるかのように語られています。

 保守系の人が現実に沿った意見を言うと、左翼系の人が「右翼だ」「極右だ」と批判します。逆に左翼系の人が理想を言うと、保守系の人は「不可能な綺麗ごとだ」「できないと分かっている寝言だ」と批判します。

 戦前の日本は読書の知識しかありませんが、現在のように左翼と保守が国を二分するような対立をしていませんでした。簡単に言いますと次のようになっていると理解しています。

 〈 保守の考え方 〉

  ・日本は、神武天皇以来の万世一系の天皇が統治される家族国家である。

  ・自然には八百万の神様がおられ、その中心におられるのが天照大神であり、太陽であり、天皇の御先祖である。

  ・日本は「日出ずる国」国であり、神様に守られた国である。

  ・天皇は国民の敬愛の中心におられ、常に国民の幸福を祈られている。

  ・臣民である国民は天皇には忠、親には孝をつくし、和を第一として生きることが大切

  保守には特に体系化された理論がありませんから、人によって様々な解釈をしていますが、次の点で共通しています。

  ・日本は、古い歴史と伝統のある素晴らしい国である。( 愛国心と誇り  )

  ・国の中心には、国民の平安を祈られる陛下がおられる。( 天皇への敬愛  )

  ・国民は和を尊ぶけれど、日本を攻めてくる敵に対しては、国を守るため戦う。(  自衛のための戦争 )

 戦前は保守思想が主流で、マルクス主義は危険思想として弾圧されましたので、現在のような対立はありませんでした。「利益第一主義」のマスコミは左系の記事では商売になりませんから、愛国一辺倒の記事を書いていました。

 保守系と左翼系が対立するようになったのは、周知のように敗戦後GHQに占領され「日本弱体化政策」が実行された時からです。

 現在の左翼系の影響力は単純でありません。戦前の左翼は革命を是とするマルクス主義が中心でしたが、戦後は「利益のためなら右にでも左にでも協力する」という「グローバリズム勢力」が新しく力をつけてきました。

 共産主義とグローバリズムの共通点は、どちらも国境を認めないというところで、個別の国々の歴史や伝統より、自分たちの主義主張を第一とし、反対する国を武力でねじ伏せるところです。

 一方保守と言っても、そのほとんどが資本主義国で、過去の行為の悪辣さが共産主義とグローバリズムを産んだ原因であることは、「温故知新の読書」が教えています。

 大航海時代のスペイン・ポルトガルのアジア・南米諸国への侵略と植民地化に始まり、イギリス、フランス、オランダ、ドイツ、アメリカが武力に物を言わせ、植民地拡張に走りました。

 アジアの後進国だった日本は、欧米諸国の侵略から国を守るため、資本主義国の仲間入りをし、大東亜戦争をし、敗北して現在があります。歴史の大河を眺めれば、本当はロシアや中国や北朝鮮を一方的に批判する資格はないのです。

 私たちは現在の中国やロシアや北朝鮮の武力攻撃や侵略を責めますが、彼らの言わせれば、

 「お前たちが過去にやったことを、今やっているに過ぎない。」

 「何を偉そうに批判するのか。」

 ということで、弱くなった日本に対して中国は「歴史認識が足りない。」と説教します。強いアメリカには言いません。腹立たしいことですが、彼らなりの理屈があります。

 かっての欧米列強と、その仲間入りをした日本からすれば、

 「武力で他国を侵略する時代は終わった。」「今は自由と民主主義の時代だ。」と反論しますが、互いが見ている場所が違っていますので、意見は平行線のままです。

 つまり左翼系の国と保守系の国は、相手をねじ伏せることを優先させ、互いの欠点を指摘し合い妥協を考えていません。

 本日のテーマである「理想と現実」の観点から述べますと、「ねこ庭」の意見は、

  ・保守系は植民地時代の話を過去のものと考えているが、左翼系は過去も現在も区別していない。

  ・保守も左翼も一方的な意見を並べている点では、どっちもどっちだ。

  ということになります。

 現実の認識だけならこれで十分ですが、日本国民として現実に生きていくには、これでは不十分です。だから明日は、この続きを書きます。

 

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