2005年最大のイベントだった、愛・地球博を振り返ってみます。
もともと、このブログの開始はこの万博から始まっていますので...
過去、これだけ時代の変化にさらされた万博は初めてではないでしょうか(戦争を除く...)
今回の博覧会の特徴をざらっと並べてみます。
自然環境問題が発生、会場移行問題が起る。
開催後の環境を考慮し会場全体を計画(グローバルループ他)
「トヨタ博」と呼ばれるほど、地元の私企業1社が大きく関与。
動員数:22,049,544人と目標を大きく上回る。
パスポートの登場による、博覧会の楽しみ方が変化。
ボランティアの参加がこれまでになく本格化。
今後も、自然環境問題は計画時に取り組むべき重要課題となっていくと思われます
(それが中国であるとしても。サラゴサは、?)
名古屋商工会議所が最近発行した、愛・地球博(愛知万博)での活動をまとめた「私たちの愛・地球博~名商・万博白書」という冊子があるそうです。
名古屋市内に事業所がある企業へのアンケート(839社回答)があり地元のため、おおむね好評、94・4%が「万博は成功だった」と評価。
閉幕後の地域の取り組むべき課題(複数回答)としては、おおむね以下のよう。
「中小企業振興策の一層の拡充」(42・4%)、
「万博会場の効果的な跡地利用」(40・7%)、
「世界都市を目指した新たな街づくり」(38・9%)
ぜひそうしていただきたいものです。
最後に、あらためての紹介ですので簡単に。
日経ビジネス 2005 1/10号(開催2ヶ月前)の巻末「ビジネス世論」アンケートより~
「目前に迫った愛知万博に魅力を感じるか」 万博、「意義ある」が4割
意義あると思う、は41.9%、 残りがあまりないと思う。
「あまりないと思う」という理由について
1.万博に魅力を感じる時代は終わったから 87.9%
ネット時代で、過小評価されそうだった博覧会ですが、そうではないことが証明された2005年ではないでしょうか。
他にも、そう言われていたとしても、実は全くネットには取って代わられないモノ・コトがまだまだたくさんあるのではないでしょうか。
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