日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 






本日の朝刊に、注目すべき記事が。
今月、ICPO=インターポール(国際刑事警察機構)が、サイバー犯罪捜査を中心とする機関をシンガポールに設立。
しかもトップは日本人 中谷 昇氏。

なぜ? に答えを与えるのが本書。
各章のタイトルを並べていくだけで「ヤバい」を実感いただけるだろう!
(!)は当ブログが特に注目する章


第1部「見えない戦争」の最前線―日常のなかの戦争
・ダイ・ハード4・0は絵空事でなかった(!)
・ハッカーに狙われたトヨタのプリウス(!)
・二年に一度、韓国はサイバー攻撃に襲われている(!) 
・世界で最も危険な検索ツール
・複合機の機密情報がダダ漏れになっている(!!!)
 初期パスワードに設定されたままの最新コピー機は、情報盗み放題!ってマジ?

第2部 大国の暗闘、テロリストの陰謀 ~米中のパワーゲームと貧者の核兵器~
・アメリカ軍の“リアル”スパイ大作戦
・スノーデンが暴露したNSAの“深い闇”
・アメリカも制御不能?史上最悪のウィルス 
・国家予算を搾り取るアメリカのサイバー軍
・アメリカの最新兵器が中国の偽部品に冒されていた(!!!)
・通信機器に忍び込んだ中国と同じ穴のアメリカ(!)
・アメリカをハッキングする中国の人民解放軍(!!!)
・ネットの国家遮断と国民全員監視に踏み出した中国
・中国のサイバー攻撃が情報網を焼き尽くす(!!!)
・諜報で結束するアングロサクソン五カ国
・政治結社、過激派を巻き込むロシアの竿サイバー攻撃(!!!)
・ミニバンが街中を監視する大都市ロンドン
・サイバー・ジハードでNY株を暴落させたシリア電子軍(!!!)

続く第3部では「日本の生存戦略」を明示している点で、必読と言える。
・アメリカの新戦略ホワイトリスティング
・ロシアのサイバー攻撃を分析するNATOの戦略
・テロ無防備都市TOKYO(!!!)
・サイバー犯罪の餌食にされる穴だらけな日本企業
・日本の大学のパスワードが売られている中国の学生交流サイト(!!!)
・エストニアはこうしてサイバー先進国になった

ここまでだけで、いかにサイバーの脅威にさらされており、しかも日本は遅れていることを実感いただけたと思う。
そしてこのあと「対策」方向に結論が向いていく。

~第3部の続き~
・ビジネスマンの「サイバー対策7か条」
・サイバーテロに強い組織を作る「企業改造三つのススメ」
・サイバー大戦を生き抜くための「二十一世紀の船中八策」

こうして自己防衛・企業防衛を行うとともに、政府・国レベルの対応が必要になる。
そこで、ICPOサイバー犯罪対策拠点の登場となるわけだ。

結論:今、タイムリーという点で「必読」の1冊


オマケ:自己反省=やたらパスワード変更を請求されても、今後は素直に従います...(笑)

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