日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 





実は平行してもう一冊、同方向の「消えない都市 の条件」を読んでいた。
それは冒頭で藻谷 浩介氏 + NHK広島の「里山資本主義」を批判し、どんなロジックが展開されるか大いに期待。
ところがその直後、著者が横浜市の職員OBとわかり、 期待がややしぼむ。
そして読み進むにつれ、その期待がしぼみきり「真空状態」に陥る。
このため読み飛ばして読書終了。
チーン…

一方こちらは、実戦バリバリ!
著者の木下 斉 氏は、学生時代に起業し失敗(序章 学生社長、ハゲる)
アメリカで学び、その後全国各地で自ら投資し事業の立ち上げ・運営に携わってきた人物。

なので、文章の迫力が違う。
そして中盤、これからの時代を生き抜く「10の鉄則」を初公開。
まず一発めから核心にふれる。

小さく始めよ;補助金を当てにするな

わぉ!

続いて、
「一蓮托生」のパートナーを見つけよう
「全員の合意」は必要ない
「先回り営業」で確実に回収
「利益率」にとことんこだわれ
「稼ぎ」を流出させるな
「撤退ライン」は最初に決めておけ
最初から専従者を雇うな
「お金」のルールは厳格に

と、新しく事業を立上げようとする全ての人に参考になりそうな、× 10。


次の第3章でも、第3セクターをバッサリ(金食いインフラを「稼ぐインフラ」に)
行政と民間は緊張感ある連携を、などと切れ味鋭い。

そこでAmazonの書評を覗いてみたら、予想通りで「絶賛」と、たまに「大批判」(笑)
そのたまにある大批判に「消えない都市」の条件」的な優等生テイストを感じるのは、単なる偶然か?!

結論:今年ベスト級の.「実践力」を発揮している一冊。ベスト5に入れるのは確実!


P.S.本の最後に特別企画として「まちを変える10の覚悟」がついている。
これも実に有効だ が、それは買った人のための、特典!


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