この企画シリーズを実行する際、「ピカソの陶芸」という本があるのを知ったので取り寄せてみた。
そしたら、その本に含まれていた作品は、ほとんどがこの時代だった!(あるいはこれ以降)
というくらい、充実した時代。
それもそのはず、ナチに占領された戦時下のパリが、遂にナチから解放され、自由を取り戻したのだ
ピカソは22歳の愛人、フランソワーズと子供をつくり、家庭人としての生活を南仏リビエラで過ごす、そんな時代。
写真に写っている数点から簡単に感じ取ってもらえると思うが、この時代の作品群は、
1.ナチから解放された自由感
2.新しい家族を持った幸福感
に満ち満ちた時代だったのだ。
これは前の戦争時代の部屋の対比が仮になかったとしても、楽しめないわけがない!
上の2つの時代背景に加え、
3.ピカソがセラミックの扱い方を勉強して身につけたこと
がこの時代の作品群の特徴を決定づけた。
写真に写っている作品群は左から、
Vase:Woman
Owl
Standing Bull
Pregnant Woman
それぞれ、いかにも!ですよねえ(笑)
その(9)はコチラ