
今年は「スター・トレック」50周年だそう。
一方でもう一つの大作シリーズ「スターウォーズ」で忙しすぎるエイブラハムスが制作にまわり、監督をバトンタッチ。
ジャスティン・リンは、「ワイルド・スピード」シリーズを育てた監督。
ここでイヤな予感が。。。
当ブログはトレッキーだと公言するほどではないが、第7シーズンまで好評で制作された「スター・トレック ネクスト・ジェネレーション」のファンではある。
第7シーズンまでの人気が出たことで当然映画化され、前の世代の引き継ぎも含め、合計 4作ある。
が!
この4作目が同様の手法を使い、それまでの監督を交代し、アクションで実績ある監督を起用し、大コケしたのだ。
その原因はあまりにもプロットが弱い上に 妙にダークで、新世代シリーズの良さを引き出すどころか、妙なカースタントなどでせっかく創り上げた世界観を崩壊させた。
全くの悪夢。
そんなトラウマを抱えつつ今作の予告編を見ると、何とオートバイのアクションが..
24世紀に、またか!のカースタント登場に「おい大丈夫か?!?」(汗)
という状態で鑑賞。
始まってみれば、まずはエンタープライズが堂々と登場し、未知を探索する姿に あっさりと心掴まれる(笑)
主人公たちはそれぞれの悩みを抱えつつ、巨大ベース基地に到着し、最新の文明都市でリラックス。
この都市の映像表現がなかなかで、主人公たち同様の気分になれる(ホッ…)
当然そのペースで物語が進むわけもなく、事件が発生しエンタープライズは先陣を切って行動。
ここからは一気に危機に陥り、各々のクルーはそれぞれの苦闘を余儀無くされる。
この物語展開のうちに、このシリーズの持ち味とも言える異星人たちとの交流が。
予告編で彼らがちらっと登場した時、実は違和感があった。
なんかいかにも作り物っぽいなと(笑)
だが本編ではその懸念は消えるレベルでリアルっぽく見えるような工夫があり、違和感は消失(ホッ…)
この頃には、シリーズの持ち味である 各々のクルーが切磋琢磨する中で問題解決に至る過程を楽しめるようになり、物語を気持ちよく鑑賞。
結論:流石エイブラハムス、「スターウォーズ」にはあまり感じられない、未来にあるだろう文明の進化(への期待)をうまく物語に取り込み、旧来のファンも満足させる魅力を持つ第3作目。