ベストセラーの映画化。
とはいえ 正直、あまり期待しないで鑑賞(笑)
離婚し、アルコール依存の主人公(エミリー・ブラント)は、正直グダグダの人生。
メンタル危機状態な中、NYに通勤で向かう列車の車窓から、かつて自分が住んでいた家の辺りを眺めるのが習慣となっている。
そうして近所に「理想の夫婦」らしき家を見つけ、その夫婦を見ることで心の安らぎを得ていた。
ところが…
流石ベストセラーの映画化だけあって、ホンが面白い。
主人公の信頼度がどんどん低下していく中で(笑) 少しずつ浮かび上がる事実の連鎖。
見ている最中、次のようなコトバが次々と湧き上がってきた。
「執着とは」
「狡猾とは」
「殺人衝動が起こる瞬間とは」
「直しようがない厄介な性癖とは」
個人的にとても勉強になっている事件を彷彿させるエピソードの連続に唸り続けた。
というわけで、結論。
= 女優として成熟の域に達したエミリー・ブラント が面白いホンを得て、これまでの肉体系 → 演技派へと開花。