1回目の感想は、
画:女神の見えざる手 Miss Sloane ビジネスの究極のせめぎ合いの闘い、を 強力なメンツで料理した、今年有数に楽しめる一本。
で去年のベスト10の5位に。
極私的 2017年 映画 ベスト10!
観る前に知って見たポイントは2つ
1. メインテーマが「銃規制」
2.主人公は所属していた会社に反旗を翻し、闘いに挑む物語
1. でいうと、ラスベガスで50人以上の犠牲者の銃乱射事件の直後で、このテーマはタイムリー!
ついでに 2 .は実は、一時の自分の境遇に似ている設定、だったのだ!
(誤解がないように申し上げておくが、相手は「会社」ではなく 全然 低次元 笑)
冒頭は主人公のモノローグから。
勝利のためなら、どんな犠牲をも厭わない、女性 PRロビイスト、ワシントン在住。
その容赦のなさで、業界でも有名人、を演じるのは、ジェシカ・チャステイン (ぜロ・ダーク・サーティ、アメリカン・ドリーマー 理想の代償、他多数!)
そして物語の核心にたちまち突入。
2度目の鑑賞は、ネタがわかってることで実は面白さ倍増!
・弁護士が立てる作戦を知りつつ、会話で軽く切り返す主人公の本当の意図
・彼女を引き抜くライバル社の社長、マーク・ストロングとの最初の会話の「本当」の意味
その後のこの2人のやりとりは何度も続くが、どれも 痺れる
・主人公があえて仕掛ける罠が、恐ろしくさらっと描写されることに 戦慄...
・主人公が会社から離脱の際の、アリソン・ピルの反逆
・ググ・バサ=ロー(写真:左 エズメ役)との偶然を装った会話・食事での微妙な会話
・一本のすれ違い会話の電話(のようにみえる)が、局面を展開させるスタートラインとなる。
・主人公の独白のクライマックスに続き、示されるオチ!
ひとつ残念だったのは、DVDでは字幕で英語が選択できなかったこと。
3度目はそれに挑戦しようと思ったのだが...
仕方ない... Blu-Ray買うか!(笑)