
昨日、本:スポーツ国家アメリカ の感想をアップした。
書くことを整理しかなり絞り込んだ結果、最新の出来事で注視すべき件について描き損ねたため、追記。
昨日の結論、
<常にアメリカはもちろん、世界のスポーツビジネスに注視していくことは重要
実はつい最近、アメリカのスポーツ界で大きな変化があった。
それは「ギャンブル」
これまでアメリカで、あらゆるスポーツの「賭博」は法律で禁止されていた。
唯一の例外は、ラスベガス(ネバダ州)
一度そのカジノを通りかかったことがある(写真)
巨大カジノの中で ブック・メーカーとか スポーツ・ブック と呼ばれるゾーンで、他にない独特の雰囲気の場所だった。
まるで証券取引所のような巨大スクリーンがあり、そこには文字列が大量に。
よくみると、その文字は全て スポーツの試合。
どっちが勝つか、ベットするわけで、日本でいうと場外競馬場、か。
アメリカの連邦最高裁は5/14、25年ほど前に決めた「スポーツ保護法」(PASPA)を違憲と判断した。
これで議会が追認した場合、各州の判断で、プロアマ問わず、スポーツをギャンブル化することが可能になる!
トランプが過去にカジノを開いたニュージャージーをはじめ、手ぐすね引いている州は多くあると思われる。
スポーツは、基本ローカルに紐づくので、自由化されれば巨大な市場が生まれる。
とともに、巨大なお金が動けば、そこに利権が発生し、あらゆる不正の温床となりうる可能性を孕む。
アメリカのスポーツのように、資本ベースで巨大ビジネス化してきたステイタスで、この変化は特に大きな影響力を放ちうる。
NFLのレイダースは、ラスベガスへの本拠地移動を早々に実現しようとしており、明らかにこの動きに連動しているものと思われる。
というわけで、
<常にアメリカはもちろん、世界のスポーツビジネスに注視していくことは重要
というより、
世界のスポーツビジネスに注視していくことは重要だし、特にアメリカは要注目。
ということになる!
追記:日本でも プロ野球くじ は当面見送りに。お金が絡む(汗)だけあって、いろいろな思惑が交差してますなー