
読み始めたら あまりに面白いので、多くとも「1日1話」と決め、ゆっくりと ゆっくりと 味わいつつ読破。
なので、読み終わるまで随分時間がかかった(笑)
第一話からして凄すぎて、完敗(汗)
報酬が動機を阻害する、という アンダーマイニング効果 をあまりにわかりやすく解説。
だけでなく、その実例を次の1ページで引用するのだが、絶句…
驚異的な説得力!!!
フレーミング効果 を説明する「スーパーおしの」の巻 はなぜか泣かせる(笑)
続くイマの日本が表出する「保母さんの名案」、「心の会計」も痺れる内容…
って全23話中の、まだたった 5話!!!
この感じが最後の最後まで続き、さらにラスト「あとがき」で衝撃の1発を食らう。
そのタイトルでネタバレしてしまうのでここでは書かない(笑)
が、天才 佐藤 雅彦 氏が、マンガ経験のない グラフィックデザイナー 高橋 秀明 氏を「結果的」に 引っ張り出し完成させたとわかる。
だが実は、その経験の無さが効いていて、マンガを書く人にはとても考えつかないような斬新な表現が沢山!
枠とセリフだけで構成される回とか、主従関係が同時並行で逆転する回とか、4つの次元が同時並行で進行する多次元マンガ!、とか...
唸りっぱなしの秘密を、ちょっとだけ知った気分(汗)
結論:一家に一冊、級の強力なインパクトを残す名著!
去年のベストに選ぶべきだったと激しく後悔。
というわけで、最後に懺悔…
雑誌ブルータスで2年にわたり連載されていたそうだが、なぜに全く気づかなかった!!!→マンガというだけで敬遠していた自分(涙)