フランソワ・オゾン新作。
前作はつい見逃してしまい、後悔…
DVD:婚約者の友人 Frantz 流石フランソワ・オゾン、と思わず唸ってしまった 佳作。
この人、侮ってはいけないなと反省!
というわけで早々に観賞。
主人公クロエは、美貌モデルだったが精神的に壊れ、精神分析医に通う。
謎の腹痛に苦しむ彼女は、分析医ポールのカウンセリングを受けるうち彼に惹かれるようになり、2人は恋人となり一緒に生活を始める。
ところが、ポールには双子の兄がいることが発覚し...
「スイミング・プール」で舌を巻いた、あの幻覚がここでも(汗)
「白日夢的」な、なあの幻覚、をさらに追求したかのよう。
原作(ジョイス・キャロル・オーツ)のせいか、より過激な表現が散見される。
過去のオゾン作品ではほとんど「血」は流れなかったが、今作では かな〜り の頻度で登場(汗)
オゾンじゃなくてこれ、クローネンバーグじゃね?!的な気分に…
結論:「スイミング・プール」で舌を巻いた「白日夢的」なあの幻覚、をダークに追求した、オゾンの新境地?
(個人的には、「血」を流さなくても表現してもらえた方がより高級、な気がする)