
(1)~(4)の ×4回シリーズの第3回です。
1923年から1924年にわたる頃、ミロは終生貫く表現に至る。
(直前の3連作は、シュルレアリストっぽい選択の各3点の静物画)
作風がここから、コロ!!!と変わっている。
いよいよ... 覚醒!、ということか?
1923年ー1924年 冬
The Hunter (Catalan Landscape)
タイトルから、抽象画ではなくカタルーニャの自然という具象を、彼の新しい世界に。
ミロ本人の解説曰く、真ん中あたりの「目玉」は自分本人を見つめるものだそう…
彼がこのゾーンに入るきっかけ?は、当ブログが2冊本を読破して(笑)到達した結論としては、
・パリで最新のアート市場に刺激をうける
・だが彼の作品は全く売れない
・そんなわけで、何らかのブレーク・スルー、が必要
・周囲にシュールレアリズム一派がいた
さらに彼自身の作品を制作する際の手法について、次でご紹介します!
~(4)に続く~