
レアメタルといえば、スマホや EV のモーターなど、最新の工業製品に欠かせない素材。
このレアメタルを中国が大幅に抑えているとしたら?!?
サブタイトルにもあるように、=資源ナショナリズムのゆくえ
後半の第4章 ~ 最終章の8章 でこの問題に深く切り込む!
前半の第1章 ~ 最終章の3章 はまずレアメタルとは何ぞや?を考察。
・レアメタルは特殊な性質を持っている。その特質のために、ハイテク産業、とりわけ人間
が環境に与える二酸化炭素を制限しようとするグリーンテクノロジー産業の需要が高い。
・レアメタル生産には大きな環境負荷がかかる。実はグリーンテクノロジー全般がそう。
・先進国はレアメタル生産で発生する汚染を嫌い、汚染を引き受けた中国がシェアを伸ばした。
そのツケが今、危機として迫ろうとしている。
中国への 技術移転 → 独占は、「マグネクエンチ社問題」で一気に「チェイナゲート」化。
さらにシェアを増した今では、中国はレアメタルの価格コントロールまで行い、欧米の再参入を拒もうとしている。
<しかし、欧米はまだレアメタル戦争には負けていない
<中国は重大なミスを犯した。欧米はまだ抗戦できる。
<われわれが知らない技術革新が富とエネルギーを生産する方法を変化させるだろう
不幸中の幸い、コロナ禍を経験し、世界も中国の帝国主義に目覚めたよう。
今後の情勢の成り行きから目が離せない...