昨年末 NHK スペシャル で放映された内容に少なからずショックを受けている。
サンプル数が少ないので、断定的には言えないとはいえ、中国によるウイグル民族への「ジェノサイド」が現実だということをひしひしと感じたからだ!
で手にとったのがこの本。
著者の2人は日本に帰化された方で、現在はウイグル自治区の人権活動を行っている方たち。
そのうち1人は文化人類学専攻で多くの著作を持つ。
第1章、3章 は本人たちの背景説明 そして 中国にウイグルに対する迫害の歴史などを紹介。
そして予想通り、その間の 第2章 が凄まじい(汗)
・100万人?300万人?規模の 強制収容所 ×1000箇所!
・ウイグル語の使用禁止
・不妊措置による出生数の半減
・スマホ・GPS・カメラによる徹底監視
・「政治的信頼度」の点数化
・ウイグル人宗教家、不動産開発者、大学の先生、スポーツ選手、芸能人、への弾圧
なぜここまで 滅茶苦茶 なのか。
= 一帯一路 構想(2013年 発表) での 地勢的 な重要度が高いため
地元民族の独自文化意識を徹底的に取り除く → 「中華民族」に強制的に作り変える =ジェノサイド
習近平の露骨なスピーチ がそれを物語る。
「中華民族共同体意識 を形作ることを民族政策の中心とせよ」
「各民族の民族意識は中華民族共同体に従い奉仕する」
結論:2日後に迫った大型イベントさえ霞む、ジェノサイドの実態(汗)