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日本映画で3時間、で尻込みしているうちにベルリン銀熊賞さらに、アカデミー作品賞候補!
(外国語映画賞だけでなく 汗)
ということで焦って鑑賞…
先に一言感想 = 起承転・転・転・転… って何よ? な展開に圧倒される3時間。
見始めてまず驚く!
オープニングタイトルが出るのが、既に開映から 40分過ぎ。
こりゃ確かに3時間コースだわ!(笑)
そんな感覚が1時間続くのだが、面白いのはそこから。
後半は、起承転結ならぬ、起承転・転・転・転… が続く(笑)
って何よ? な展開に圧倒される3時間のうちに「結」に至った。
これは確かに「脚本賞」の価値があるかもと唸った。
一方...
当ブログ的に気になったのは、予想を超える「文学」臭さ(笑)
3時間を通し、不自然極まりないと感じるセリフ回しが散見された…
それは、登場人物の会話に「無言」で応ずるシーンが 一切ない!こと に起因している。
日常の会話では自然に発生するはずの「沈黙」がこの3時間には存在しない。
映画の内容と対照的に「本読み」を極力しないのが濱口 竜介 監督のポリシーと聞く。
当ブログ的には本来であれば「本読み」プロセスの中で俳優と監督間で話し合い削っていくはずのセリフ≒
「沈黙」を創る過程がオミットされていないかと…
どうしても「無音」のシーンに話題が集中するのも理解しつつ、それすら上記が原因のような気もしなくはない...
まあ元々現代の文学の神様? 村上春樹の短編小説集「女のいない男たち」からの映画化なのでまああ仕方ないかもしれない(笑)
というわけで改めて結論 = 起承転・転・転・転… って何よ? な展開に圧倒される3時間。
(でもあり、あまりに文学文学している結果、やや引き気味の当ブログ 笑)