地中美術館です。
地中という名前が示す通り、建物のほとんどが地中にあります。設計は安藤忠雄氏です。
季節ごとに表情を変える直島の外観をそこねないように配慮したものだと思います。
◆建物概要
○設計 :安藤忠雄
○敷地面積:9990m2
○建築面積:34.98m2
○延床面積:2573.48m2
○規模構造:地下3階、鉄筋コンクリート造
美術館の入口部分です。写真撮影はここまでです。以降は、建物自体が芸術作品だということでカメラを鞄の中にしまわされます。しっかりと目に焼き付けなければいけないです。
この坂を上っていったところに建物入口があります。
展示作品は大きく分けると4つあります。
1.安藤忠雄氏設計による建物
2.クロード・モネの作品展示
3.ジェームス・タレルの作品展示
4.ウォルター・デ・マリアの作品展示
○建物
建物は人口照明は補助としてしか使用せず、スリット等からの自然光にて明かりをとっています。
季節・時間・天候によって建物の表情が変わるようになっています。
また、四角形と三角形の中庭を廻るように建物を上り下りする動線も楽しいですね。
○モネ
白い大理石の床、白い漆喰壁の部屋の中に、モネの作品は展示されています。床の白い大理石のモザイク、美しいです。
作品は5作品展示されています。部屋正面に展示されている『睡蓮の池』(2枚組)6m×2mは圧巻ですよ。
白い空間の中に浮き上がっているような錯覚を覚えました。
○タレル
タレルの作品は3つ展示されています。『オープンフィールド』では、光の中に溶込むような錯覚を覚えます。まるでSF映画の中での異空間に飛び込むような感覚になりますね。『オープンスカイ」は天井にくり抜かれた開口部から空を眺めることが出来ます。空の表情を眺めていると時間の経過を忘れてしまいます。今回は夜の『ナイトプログラム』にも参加しました。暮れ行く空と、ネオン管による光のアートが、ある時は空と同化しあるときは切り取られる、不思議な空間でした。これは是非体験するべきでしょうね。
○マリア
階段途中に設置されている直径2.2mの大きな球体が、圧巻です。これも上部のトップライトからの光によって時間により変化する表情を楽しむことができます。
この建物は、光がすごく重要なファクターをしめているようです。
カフェの屋外テラスからとった写真です。ほとんどが土の中ですが、表情を見せている部分もあります。
地中美術館からみた、ベネッセの美術館とホテルです。
このホテルにも一度泊まってみたいです。
地中美術館から見た、香川県高松市です。遠く霞んでおります。
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