アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

サルカニ合戦も五色人もインカに残されている

2011年11月03日 | Weblog
 サルカニ合戦のルーツを探るについて、ペルーを再訪するのは大変なため、悶悶とした日々を過ごしておりました。そんなとき、「天野博物館友の会 第12号会報2008年8月発行」に、「サルカニ合戦のこと」と題した、天野博物館友の会会員の小林芳充様の文章を発見。「これだ!これでなにかが分かるぞ!」と狂喜しました。

 天野博物館友の会様にも、小林芳充様にも許可をいただいておりませんので、文章を載せることはできません。しかし、BUT!大雑把なあらすじなら問題ないかと…。
 
 ・・・そのうち先生(天野芳太郎氏:天野博物館を作られた方)が持ち出されたのが深い皿の如きもので、「この図柄が何であるか分かりますか」と尋ねられ、一瞬マサカと思いましたが…「これは日本のサルカニ合戦ではないでしようか」と申し上げたところ、「良く分かりましたね!」と仰有られました。
 併し私としては何で日本の偶話のオトギ話がかくの如く画かれていて、アンデス・インカの遺物として出土したのか、余りにも意外のことでしたのでお伺いした処、一緒に居られた方のお話しとの都合もありましたので…

 残念。小林芳充さんは、他の来訪者に気を遣ったため、天野芳太郎先生になぜインカの遺物にサルカニ合戦が描かれているかを聞きそびれた…。ガックリデス。 その続きがありまして…

 ・・・更にもう一つの矢張り深皿(把手のついている他の壷のものと違うように記憶に残っていますが)を見せられましたが之には更に驚かされました。その訳こそはその皿絵こそは、竹内古文書にある世界の五色の五大民族のそのものの図柄そのものであったことでした・・・

 天野博物館には、竹内古文書(竹内文書)の「五色人(いついろひと)」を描いた絵皿も陳列されていたのかぁ!私は、「サルカニ合戦」にすっかり気をとられて、「五色人」の絵皿には全く気がつきませんでした。リマまで行って、その場にあった「五色人」を見ずに帰ってくるとは…。目の前に落ちている1億円に気づかずに通り過ぎるのと同じ…情けない。

 五色人は…世界中を見て有るこことなどできなかった時代に、世界には五色の人種がいるとした。黄人(きびと)は、日本人をはじめとする黄色人種。赤人(あかびと)は、ネイティブアメリカン。青人(あおびと)は、肌が青白い人種(現在は、もういない人種)。黒人(くろびと)は、インドの原住民族やアフリカ人等。白人(しろびと)は、その名の通り白人。
 竹内文書の五色人…中心民族は、「黄人だった」という。天野博物館の絵皿にもそのことが描かれている。
 「…その中心的な民族こそ、黄色人種の日本人と明らかに判る人物像であり、赤人、青人、黒人、黄人、白人と判別出来るものでした」と、小林さん。
 うーん!文化の日にふさわしい文章になりました。諸兄・諸姉は、今日一日、「竹内文書」に取り組んでください。おもしろいです。熊沢天皇も出てきますし…。