「小中学生、約29万9000人(22年度)」
これって、なんの数字だと思われますか?
不登校の数なのです。10年連続で増加しています。
高校(全日制・定時制)の不登校生徒数は、6万575人。2年連続で増加だという。
何度も同じことを書いてきましたが…、学力をつけると不登校は減ります。1日も登校しないで不登校になる子は、おりません。やむを得ない理由がある場合を除きますがね。
OECD国際学習到達度世界一は、フィンランド。
フィンランドに不登校は、いるか?
「不登校等の問題はほとんど無く、高校中退の場合はその後のフォローもしっかりやっている」(フィンランド文部大臣)
フィンランドは、なぜ高い学力か?その答えは簡単で、「優秀な教師を育て、授業について行けない子どもを出さないから」 よって、子ども達は、不登校という手段を行使する理由がない。
日本の教育と違うところは…
1 教科書に検定がない。教科書は出版社が独自に作成する。教科書の採用は、各学校または個々の教員。これは大切なこと。日本で取り入れるとしたら、「児童生徒個々によって教科書が違う」これこそ、個に応じた教育です。
なお、日本の寺子屋は、学年もカリキュラムもなかった。正真正銘、個に応じた教育でした。極小規模校の教育について、「寺子屋方式」とかいう場合がありますが、本物の寺子屋に失礼です。
2 教員の勤務評定をしない。これによって、(校長と教員の)信頼関係が構築され、優秀な教員が確保できる…評定するか否かにかかわらず、教員には、高い能力を求められるということ。これは二面性がありますね。日本の場合は、「人事異動」があります。勤務評定は必要だと思います。
3 大学院で、修士号を取得しなければ教員にはなれない。これは、私が20年前に提唱したことと同じ。日本では教員養成の大学があるため、18歳でその大学へ進むか否かを決めます。
つまり、「教職に就くかどうか」を18歳で決めなければならないような状況があるわけです。考えてみてください。18歳で、生涯の仕事を決められますか?!そのような、少々無理なルールになっているのが日本の教員養成。
私の従来からの主張は、「教員養成は大学院で」ということ。つまり、フィンランド方式。
「教員養成大学から大学院へ進んで教員になる」
それはもちろんそれでもいいです。もう一つの道として、
「どこの大学のどの学部を卒業しても、教員養成の大学院へ入ることができる。そこで教員の資格を取得する」
全く畑違いのバックグラウンドを持って教員養成大学院へ入ってくる人の方が、「心の痛み」が分かる教員になる可能性が高いと私は思っています。
4 教職に就くための教育実習は、300時間以上。このあたり、はっきりした数字が出ているので、いかに日本の教員養成が「ヤワ」かがわかるところ。
日本の場合、3~5単位分の教育実習に関して、1単位当たり30時間。つまり、合計90~150時間。
ただし、3分の1までは、「大学内での実習や授業で代替できる」ので、実質60時間で済んでしまうケースも。こうなると、フィンランドの「5分の1」ですよ…。
5 教員の採用は、「各学校が独自に行う」。1年間は、仮採用。正式採用にするかどうかは1年後に決められる。
6 教員に転勤がない。定年まで同一校勤務。逃げ場がない。頑張り続けるか?はたまた辞めるか?
これらのことは、日本もそっくり見習うことができると考えます。
日本の教員養成、真剣に考えるところに来ているんじゃないの。小中高合わせて不登校36万人だもんね。
<お詫び>1月2日、明け方から突如「リアクションボタン」が機能しなくなりました。未だに復旧しません。読んで下さる皆様のブログにリアクションが出来ません(コメントも)。お許し下さい。今朝も、まだ反応しません…。
これって、なんの数字だと思われますか?
不登校の数なのです。10年連続で増加しています。
高校(全日制・定時制)の不登校生徒数は、6万575人。2年連続で増加だという。
何度も同じことを書いてきましたが…、学力をつけると不登校は減ります。1日も登校しないで不登校になる子は、おりません。やむを得ない理由がある場合を除きますがね。
OECD国際学習到達度世界一は、フィンランド。
フィンランドに不登校は、いるか?
「不登校等の問題はほとんど無く、高校中退の場合はその後のフォローもしっかりやっている」(フィンランド文部大臣)
フィンランドは、なぜ高い学力か?その答えは簡単で、「優秀な教師を育て、授業について行けない子どもを出さないから」 よって、子ども達は、不登校という手段を行使する理由がない。
日本の教育と違うところは…
1 教科書に検定がない。教科書は出版社が独自に作成する。教科書の採用は、各学校または個々の教員。これは大切なこと。日本で取り入れるとしたら、「児童生徒個々によって教科書が違う」これこそ、個に応じた教育です。
なお、日本の寺子屋は、学年もカリキュラムもなかった。正真正銘、個に応じた教育でした。極小規模校の教育について、「寺子屋方式」とかいう場合がありますが、本物の寺子屋に失礼です。
2 教員の勤務評定をしない。これによって、(校長と教員の)信頼関係が構築され、優秀な教員が確保できる…評定するか否かにかかわらず、教員には、高い能力を求められるということ。これは二面性がありますね。日本の場合は、「人事異動」があります。勤務評定は必要だと思います。
3 大学院で、修士号を取得しなければ教員にはなれない。これは、私が20年前に提唱したことと同じ。日本では教員養成の大学があるため、18歳でその大学へ進むか否かを決めます。
つまり、「教職に就くかどうか」を18歳で決めなければならないような状況があるわけです。考えてみてください。18歳で、生涯の仕事を決められますか?!そのような、少々無理なルールになっているのが日本の教員養成。
私の従来からの主張は、「教員養成は大学院で」ということ。つまり、フィンランド方式。
「教員養成大学から大学院へ進んで教員になる」
それはもちろんそれでもいいです。もう一つの道として、
「どこの大学のどの学部を卒業しても、教員養成の大学院へ入ることができる。そこで教員の資格を取得する」
全く畑違いのバックグラウンドを持って教員養成大学院へ入ってくる人の方が、「心の痛み」が分かる教員になる可能性が高いと私は思っています。
4 教職に就くための教育実習は、300時間以上。このあたり、はっきりした数字が出ているので、いかに日本の教員養成が「ヤワ」かがわかるところ。
日本の場合、3~5単位分の教育実習に関して、1単位当たり30時間。つまり、合計90~150時間。
ただし、3分の1までは、「大学内での実習や授業で代替できる」ので、実質60時間で済んでしまうケースも。こうなると、フィンランドの「5分の1」ですよ…。
5 教員の採用は、「各学校が独自に行う」。1年間は、仮採用。正式採用にするかどうかは1年後に決められる。
6 教員に転勤がない。定年まで同一校勤務。逃げ場がない。頑張り続けるか?はたまた辞めるか?
これらのことは、日本もそっくり見習うことができると考えます。
日本の教員養成、真剣に考えるところに来ているんじゃないの。小中高合わせて不登校36万人だもんね。
<お詫び>1月2日、明け方から突如「リアクションボタン」が機能しなくなりました。未だに復旧しません。読んで下さる皆様のブログにリアクションが出来ません(コメントも)。お許し下さい。今朝も、まだ反応しません…。