歪曲される情報を見る。

日本を馬鹿(馬鹿文系)が叩く、だが、それはどの程度正しいのか?非常に疑問である。

相棒11を見て思う。毎度無理がある設定。

2012年10月12日 23時04分29秒 | 日記

私は今から13年前に「罪刑非法廷主義」と言う小説を書いて、三宅英史管理官と磯川吾郎警部補の活躍を書きまして。見れば分かるけど、相棒の出来る2年前に書いたのですが、相棒を見て、私のにそっくりと言うとあれですね。ググって見てください。多分残っている。

その後「呪詛現在完了形」と言う奴と色々まぁ書いたのです。ミステリーと言うのは基本下衆な話ですので、いい加減飽きました。色々見ると辟易するのですが、今回相棒さんが変わったという事で見てみました。
暴発の話とか、色々適当な事を並べていましたが、ちょっと変です。前のポータブルの電動ヒーターのタクシー無線での異常動作の話とか、まぁテクノロジーを色々出して、色々やったのは私の話でもやったのですが、こうまで科学を知らないで色々書くと辟易してしまう。
先ず、暴発の話を少々。
ノンハンマータイプの銃が暴発し易いとの事。馬鹿が丸出しです。ノンハンマータイプではドイツのH&KのP-7が有名です。これは暴発をしない事で有名です。一方でハンマー型のコルトガバメントもブローニングハイパワーも暴発はします。大体、拳銃の扱い方自身、杉下右京が拳銃を扱う講習を受けていない事を示しています。
それは時代劇で訳の分からないシーンを撮るのと同じです。
先ずズボンのベルトに銃を挟むという事は先ず銃の事を知っている人間はやりません。昔月刊チャンピオンで日本のガンマン国本圭一さんだっけ?(こち亀の初期の奴に載っている筈)名前忘れたけど、その人がアメリカでガンマンの修行する時に、ホテルの従業員をしているびっこを引いているお爺さんの昔話をしていた。その人もガンマンを目指していたが、銃が暴発して弾丸が自分の足を垂直に貫通した。時代劇で使われるコルトピースメイカーとかは、マグナム44より大口径の45口径で、最初コルトガバメントも45口径だった。今の9mmパラベラムとは比較にならない破壊力で、一発で足を吹き飛ばした。
それを知っていると、必ず銃を持つ時の足の位置を必ず確認するのだ。通常のホルスタータイプのガンベルトは、そういう意味を持っている。またホルスタータイプの銃も実はしっかりと学ばないと危ない取り出し方をする。日本の馬鹿芸能人の銃の取り出し方は、偉い違う。
この辺の話は「GUN」の中で「イチロー」(野球のイチローが出る前から有名な人である)がマグナム44でアメリカの銃の大会に出る時の記事などを見ると分かるのだが、実はアメリカの映画の古株(例えばクリントイーストウッド)は良く知っているのだが、ナカナカ難しいのである。(いや一度身につけると簡単なのだが、危ないというのを人の被害を見る前に叩き込むのは難しい)
それは必ず銃口が向いている方向を意識した行動で、自分の体も見方の体も、場合によっては銃を向ける相手にも安全な銃の使い方を言っている。その辺が頭の悪い上に品性はもっと悪いテレビ朝鮮日報の限界である。
ハンマータイプであっても完全に安全を保証するのは難しい。私が知る限りに於いてはリボルバータイプだったが、セーフティー(安全装置)が入ると、ハンマーどころではなく、ファイアリングピンも完全にブロックする機構のある奴で、そこまでの安全対策をしている銃は珍しい。通常、ハンマータイプの銃は、ハンマーの落ちる機構をシアー(レバー)をロックしているが、外部の衝撃でハンマーを押す事が結構ある。銃によってはハーフコック状態でゆっくりハンマーを落すと別の機構が働いてロックするというものもあるが、ハンマータイプには基本的にファイアリングピンが野放しにされている事が多い。
通常リボルバーであってもオートマチックであってもハンマータイプの銃はハンマーが直接銃弾の雷管(プライマー)を叩く事は無い。ハンマーはファイアリングピンと言うピンを叩いて、そのファイアリングピンが直接プライマーを叩く。杉下右京はどうも科学を知らない上に銃の事も知らないようで、ハンマータイプの奴でも初期型の奴はハンマーがゆっくりファイアリングピンの上に落ちているだけで、ハンマーがロックされていてもファイアリングピンが動けば暴発する事を知らない。
だから最近の(と言うか、この30年ほどの銃)はハンマーではなく、ファイアリングピンをカバーする機構が付けらて居るものが多い。例えばM495などは、安全装置はファイアリングピンを直接止めている。
また南部14年式を危ないというのもどうか?実はGUN誌で日本の軍用拳銃の比較があって、その時に南部14年式と94年式の安全性比較と言うものがあった。その時ダントツで悪かったのが94年式だった。その時の判断では南部14年式は、工作精度は悪いが、何とか使えるだろうけど94年式は何時暴発してもおかしく無いと言うものだった。だから94年式はチャンバー(薬室)に弾丸を装填した状態で持っている事はなかっただろう。何より、通常サブアームの銃の薬室に弾丸が入った状態で持っている事は無かった。色々映画を見れば銃を使う時にロード(薬室に弾丸を装填する事)をするシーンがある。(アメリカ映画ではそうである。)
その一方で、暴発事故は日本で起きた。毎度毎度同じセリフで悪いが20年ほど前、日本の警察で暴発が連発した。その結果、警視庁はハンマーとファイアリングピンの間にゴムの入れ物(インサート)を入れた。だから当事拳銃の事を五月蠅く言う連中は「良いかぁ!警察の人はなぁ~!先ずホルスターのカバーを取って!銃を抜き出して!ハンマー起こして!インサートを取って!そして引き金を引くんだ!こんな事やっとって犯人が黙っているわけが無い!」と怒っていた。
こんな感じで、暴発にしても、安全にしても、この脚本を書いた馬鹿は何も知らないだろうと思う。大体南部14年式は、その銃弾を買うのは難しい。何故かと言うと、南部十四年式は9mmパラベラムが主流の今の軍用銃弾に比して8mmと言う珍しい口径なのだ。
だが8mmパラベラムはドイツのルガーやモーゼルが使っている。しかしドイツの8mmパラベラムと日本の8mm弾丸は若干違う。この頃面倒な銃規格は浮動している。例えばオートマチック銃の走りであるロスステアーの銃も口径が違う。口径が合っても薬莢が違う。こんな感じである。
南部14年式はルガーP-07と似ているが、これまた違う。何より日本の銃の口径は馬鹿みたいに多種類ある。22口径から入り、8mm、32ACP、34ACP、38ACP、7mmとか5mmとか訳の分からないものがある。この頃口径が同じでも陸軍と海軍では規格が違い、装填出来なかった。事ほど左様に、銃弾の形状は緻密で、面倒なのだ。
大体規格と言うが、規格の精度の基準が明確に提示されていなかったから、はっきり言えば、現物に合わせないと使えない状態だった。弾丸は何とか使えたが銃の部品となると、合っている筈は通用しなかった。
日本の南部14年式の弾丸を手に入れるなら中国では絶対に手に入らない。それを作っているのは、アメリカの可能性が高い。こんなもの何処の誰が作っているんだ?と言うものは日本の馬鹿な工場の親父か、もっと馬鹿なアメリカの親父が作っている事が多く。このアメリカの大馬鹿親父の力は馬鹿に出来ず、馬鹿とハイっても別格の馬鹿である。何とはなれば、今の日本人はとっくに忘れた南部14年式の癖などは、何でお前が知っているんだ?と言う事をぺらぺらと喋りたがる馬鹿が一杯居る。
だからAKMも設計したのはソビエトの馬鹿だが、一番知っているのはアメリカ人である可能性が高い。
鉄砲なんて同じだろうと馬鹿がほざくが、それが違う、口径が合えば基本的に何とでもなるのだが、弾丸の尖頭の形状もしっかり合わせている。今のパラベラムは曲線だが、初期の軍用弾丸は半円に近かった。薬莢も弾丸の発射時に薬莢が広がり、弾倉と銃口の間を埋めるナガン型弾丸なんてのもある。
こんなものもアメリカ人は復刻させてしまう。馬鹿といえば馬鹿だが、こうやって見ると立派な馬鹿であろう。
銃の暴発と言う事だけをとっても、これだけ話が広がらないと面白くない。GUN誌は鉄砲の本だというが、その評価の多くは、安全性と、動作の安定性、命中精度、分解整備性、耐久性と実に着実な事を評価している。
そう言う意味でGUN誌はエンジニアに見て貰いたいものだ。工芸的に立派なものである。また単純な構造で目的を達するという意味で設計上の理想を追う意味でも参考にする価値はある。