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日本と韓国の鮎事情②

2008-08-20 12:07:41 | ブログ

Img_0979 この韓国から写真は、4名で釣った釣果写真です。とても良型美形です。

二十数年前の日本もこの数の鮎は釣っていたと思います。私の師匠は、その頃太田川で毎回100匹以上掛けていました。今は、いくら頑張っても30匹釣れるのがやっとだと思います。運良くGoodタイミングGoodポイントの時に50匹掛る程度です。

釣れなくなった主な原因を考察してみると

一番にあげるのは、冷水病の影響で漁協の弱体化し、放流量の低下を招いた。

温井ダムの建設時のコンクリートノロで川底の石に白い皮膜が掛り石の横しか珪藻ができなくなった影響(鮎の成長に影響し体力不足の鮎になる)

下流域に新たにできた河口堰(高瀬堰)で天然遡上が殆ど皆無になった影響

太田川の水を使っての水力発電は、中流域の絶好のポイントの水を一度も川に戻さず、山中を貫いて掘ったトンネル内を通り、可部の町を過ぎた太田川橋下に放流している。水量の減ったことで、また、珪藻のできる範囲が狭くなり、その事で鮎の食料事情の悪化を招いた影響

トンネル内を通った事で低水温水が放流され、その結果その地帯の鮎に産卵時期が早まる異常事態の影響

太田川の鮎が減少した主な理由ですが、その結果どうなったか

鮎が釣れない→釣り人の減少→漁協が放流する鮎が減る→ますます釣り人が減る→組合員も減少する→放流数をまたまた減らす→川に立つ釣り人がいなくなる→???

韓国と日本の違いは、韓国は日本を見て未来を想像できます。高度成長を成し遂げた日本に近づいている韓国に、同じ方向の道でも、別の道を選んで欲しいと思うのは、私だけだろうか。

写真のタモに入った鮎が10年後20年後も釣れる事を願うばかりである。


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