の会場名ぐらいは脳を鍛えるためにも覚えるように、MAの皆さん←※MCより(笑)
あんまりネタばれしすぎないようにして、感想を少しだけ。
(正式名称は:「堂本光一コンサートツアー2006 mirror
~The Music Mirrors My Feeling~」らしい。)
ここんとこなぜか約月1ペースでrock系のLIVEに行くはめになっている(?)感じの自分の感覚としては、今日のは正確には「演奏=コンサート」というよりも、何か演劇的コンセプトを含んだ総合芸術的ShowのLIVE、に感じられました。前回の2004年のと今回のとで、そういう姿勢のようなものが見えてきたような。
自分は、希代のvocalistとかsong writerとかいうのが光一氏だとは思っていなくて(そういうartistsは、自分の個人的嗜好では世界中に他にたくさんいてそのつどハマってるし)、純粋にsoundだけの快感しか求めず、そうでないと「コンサート」というものの定義として認めない、という硬い観客には、わからないかもしれまへんな。方法論的には、そういう自ら踊る制作企画者のアイドルエンタテインメントの正攻法ともいえる行為を、此奴はあえて生真面目に「この人」色でもって行こうとしているのか。と感じたのです。それはそれで決して安易な道じゃなさそうだけどね。
以前から「光一作曲」にはどこか「…ゲームかアニメの主題歌みたいなヒロイックな感じがする」と思ってきたのだけど、ある種「物語性」っていうか「話」と、ダンスと音響と舞台とが全部で一体なんじゃないだろうか。今回音を書いて、詞は人に入れてもらう、って幾つかのプレスでも言っとられますが、そういうのも結構「確信犯的」なのかも。自分を対象化して、外から醸成されるイメージも含めて、総合するわけですよ。song writingもvocalの「見せ方」も、彼の場合はその一つだけが突出するのではなくて、総合の中の部分で。総合的な複数のそれらが全部融合して方向を為してくる、と。そう考えてみると、やはり“Shock”ってのは、彼がやりたいこと、やろうということの流れの中にあるんでしょうな。それか、Shockをやっている過程の中で体得されて、この人はそういう方法論になっちゃっていったのか?というか。そんなことを、今日見ながら、改めてしみじみと考えていました。
正直言うと「mirror」を聴いただけでは自分はイメージできなかったものがあって、その「テキストの世界」みたいなものが、このステージを見ると「おお、そういうことだったのか!」とわかった、そんな公演でした。
「音を形にしてみる」って雑誌などで言ってる(パンフレットでも言ってるね)ことの意味も、観ることでわかってきたというのが第一の感想かと。純粋に音だけの要素として「光一好きフレーズパターン」のコード進行とオブリガートの構成がある、ってのは、以前から聴いていて感じていて、音だけでツボを「わかる」感じの曲というのはそれだけでわかるんで、「愛の十字架」「velvet rain」「下弦の月」とかは、その流れで音色を聴いてすぐ「わかる」し、見て「その物語性」を理解する前にわかるように思う、そういう系統の曲だとすると。例えば正直「Addicted」が最初、聞くだけだとほんと、ワシ意味わかんなくてさあ(笑)それが今日は、見たら一発でわかった、という感じ。百聞(百聴?)は一見に如かず、って曲でしたな(^^)。いろいろと劇的な視覚性が構想される音楽、てのをやっているのかな。
何より「mirror」CDを持っている人は、見に行くとイメージが相補されていいんじゃないかなと思います。
物語性、というと、Shockではそのストーリーの中にあって泣けるあのナンバーも、独立した楽曲としてやってくれます。これはこれで帝劇とは違ったステージ効果の趣向として(笑)楽しめますな。
昨日の今日なのでまったりと(笑)MCでアッキーの手品(これはなかなか)と光一先生の手品(これはすまんが私もタネを知っているので、できるぞ^^)が披露されるなど。恒例「振り付け指導」も「どS体育教師」(?)ぶりが年々板につきながら、そのくせ「ええーーっ(怒笑)」のお嬢さんたちのブーイングの声が高いと気持ちよがる(M?)、「朝野球で投げたら肩上がらない」「もう、一日五回公演なんて、むりむり^^。そういう若い頃から応援してくれている皆さんも…(会場を見回す)…一緒に歳を重ねてるわけで…(「おおっ」観客怒号・笑)」(…敬老の日だからサービス、ってこたなかろうが^^…)な光一選手でした。他にも、撮影中の「明星のイムリン先生」(私、初めて拝顔しました)を、アリーナ走り回りながら捕獲、とか(笑)。
ラスト、アンコール後に、女性の声で退場を促す終演アナウンスが流れていたのに、人々結構残っててやんややんやと囃しておったんですわ。そしたら突然無気味な甲高い裏声のアナウンスが(爆)流れて「もう演奏する曲がありません」とか何とか(笑)←「きゃー♪」(観客爆笑)で、騒いでるとお兄ちゃん本人笑い出して出てきちゃって登場となりました。その場でアカペラ?で突然「あの」かけあいsongですよ。これは結構みんなが知ってるはず?の歌なんで、わしら会場客が歌っちゃって(笑)そこはなかなか面白かったですな。MAも出てきて仕舞の挨拶になりました。
なんか前日土曜から来てスタンバってたらしいんでしょ(SMGOによると)。それで休演で。今思うと、13号の博多付近攻撃時間が、昨日の18時~20時付近で、まるきりvelvet rainの舞台効果に合わせてやってきたんか!やりすぎでは?velvetどころじゃねーよサンサンあんたまで光一オタか!?(まさか。勘弁しちくり・爆)みたいな激しい台風で、今日も会場付近でもし建物破損とか停電だったり、復旧遅れだったりしてたら、不可能だったかもしれないわけで。昨日から今日まで、おかげさまで、各地の復旧作業の皆様ほんとうにありがとうございます。
キャストもスタッフの人も全員、今回実に大変な福岡だったっしょうからね(これは会場の人々、地元民みんなわかってるぞ。去年の今頃もそうだったがこんなときに得意げに東京から選挙演説なんてしとる東京もん、九州が沈没しても東京ば無事ならええんか、次の選挙までよく覚えとくぜ。と今朝、職場でも人々が言っていた)。
アクシデントの時も一生懸命、ってのは性格として伝わってきた感じでしたな。まずは福岡の夜、ともかく笑顔でシメってことで、次回10月は無事でリベンジされますやう。 (20060918 23:30)
※ちなみに、今日帰って明日からその「世にも奇妙な」ドラマ撮影だそうで(MCで内容の結末を言おう言おうとして、MAに止められる光一先生。言うなよ!^^)。
おつかれさまです。(別に疲れてない?いや、少しでもおやすみなさい。)