○明日の休日出勤に備えて例によって掃除洗濯の土曜日、午前中に先日の映画について入力してから昼は買物に。11日、だから東北の大震災からまた何ヶ月たった、という、自分の東北地方の恩人にも犠牲者が出た「命日」である。もうかつてのような日常が戻らないのではないか、と、報道を見聞きしながら九州でもその時に思ったのである。今、街を歩いていると、一見以前までと同じように時間が流れているようでもある。しかしこうしている間にも、何かが喪われ何かを犠牲にしてこの生活や便利な日常があるのだろうという感覚は、どこか澱のように底に残り続けている。もしかするとそれは震災よりずっと以前に、たとえばうちの会社や地方公共団体や周辺で数年前から発生していた「激震」的な破壊と欺瞞と腐敗においても、また自分をとりまくすべての様々なことにおいても、起こっていたことで、気づかなかったか見逃していたか知らないふりをしていたかということが、震災でただ露わになったというだけ、なのかも知れない。ふとそんなことを思いながら、だが今日も生活は続く。(※先日の大洋の、キネマカフェで休憩中のキイロイトリ)
本日のBGM:
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・ベストヒットLEC (L'Arc~en~Ciel「BUTTERFLY」 DVD)
今週の初回限定生産盤第二弾。ベストヒットUSOといいベストヒットLECといい、「小林克也氏の2ヶ国語放送様式」といえば我々の英語と音楽から下ネタに至るまでを総合的に育んだ、心の琴線に触れる「文化」の素養の基である。たれぱんだとキイロイトリが呆れて眺めているDVDのロゴデザイン(笑)やら色からして、元ネタをパロって前回のごとく大和田伸也さんゲスト的にまたおちゃらけてふざけているのか?と思いきや、今回の内容は意外と真面目にインタビューで「ほのぼの総集編」していたところがまたもや予想の斜め上を行っていた。できればStar of the Week並みに対談してもらってもよかったんだが。次回企画は徹子の部屋あたりでどうだろう?
・M-on Monthly Icon「L'Arc~en~Ciel」 (Music on! TV、2/11 20:00~)
「人生は一曲のL'Arc~en~Cielにも如かない」(爆)←もう必須教養でいいよwww
(※「ラルクは文化(石田純一)」以来の強烈な文学的パロディキタ━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━ !!!ww)
・「L'Arc~en~Ciel 20年の軌跡」(NHK総合、2/11 25:20~)
それにしてもこういう特集で「雨の味スタ2日目」の映像が流れるたびに、フラッシュバックして心拍数上昇・赤面冷汗してしまう自分。5月末に行って帰ってきてすぐの時は「えらい目にあったな」ぐらいで、まだそんなでもなかった。それなのに半年以上たって日が経つほど、記憶が薄れるどころか、逆に映像を見るごとに、「あの豪雨の叩きつける水滴と轟音と浸水」の体感と記憶が生々しく蘇ってきてしまう。ちょうどアリーナの真ん中あたりからステージをとるカメラの目の高さが、確かに自分のいた下の位置と同じで、自分が見た視角もまさにそのカメラのとらえていた「豪雨に煙る視角のそれ」なのだ。(yukihiroさんに「雨がかっこいい」とまで言われながら申し訳ないが)そんなもんだから、そのアングルで見えるとどうも体感的に総立ちの(寒かった)びしょぬれ感と足元の浸水感まで蘇ってしまうのだろう。「…それにしても、なんであの時あの場所にいたんだろうなあ…普通だったら遠慮するんじゃないかと思うようなところに、飛行機が止まらなかったから、あきらめないでつい、出来心というか、行ってみちゃったんだよなあ…」みたいな、何か夢うつつのような信じられないような気持ちで、呆然と見てしまうのである。15th L'Anniversaryのドームの映像もそうだが、多分、映像見るたびに一生、蘇るんだろうなあと思う。体育会系では全然ない上に、年齢といい立場といい自分にしては、味スタ2日目はかなり体力的に無謀な命あっての物種の試みであり、何食わぬ顔で次の日職場に復帰したものの、家族にも同僚にも実はまだ内緒にしている(あ、もちろん現地集合の"友人ら"だけしか知らん^^;;)。いつかほとぼりがさめて、何かあの映像が出る機会があったら、語る日が来るかもしれない「…実はね、あそこの中にいるんだよ」、と。(20120212)