「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20120818

2012-08-18 | 矮小布団圧縮袋

○さて田舎の法事の後、数日新潟市内の実家に滞在し、時々「新潟」に買物に出る。ちなみに大正~昭和初期まで、うちの付近はまだ新潟市じゃなかったから、新潟島側の古町や本町に買物に行く時の祖父や祖母が「新潟に行く」と言っていた、その感覚が自分にも子供の頃から残っている、ということを、以前書いたかもしれない。この感覚は、数年前新潟市が「区」になり合併されたばかりの周辺諸所ではおわかりではなかろうか?(いかがでしょうか亀田や新津や白根の皆様w)

 買物のついで、というよりも、先に辿った北九州市若松付近の散策で覚えた一種の既視感を確かめたくなり、「新潟」の古町や本町の「下(しも)の方」にある街や、歴史博物館の付近を行く。この「下の方」は、今は市美術館や博物館ができているとはいえ、中高校生の頃はそのへんまで来たことが全くない(あまり「子供が通るところではない」的な感じがどこか暗黙の教育的配慮の雰囲気としてあったからかもしれない…ま、福岡で言えば「中洲」的なとこも、一部ある)。そのため、前回の「西大畑」ともまた別の意味で、「行ったことがないために、地理的に実は、非常に知らない」(爆)。

 そこで来ました、新潟の近代化遺産のお散歩第二弾(昨年の第一弾に続く)。旧第四銀行住吉町支店〔昭和2年(1927)・長谷川竜雄設計・武田組〕
    
 
  

 大阪や門司だけでなくて、新潟にもこんなところに得意の「円柱」がありましたね(笑)。戦前の発展ぶりが偲ばれる非常にエレガントな建築物で、保存にあたってこの信濃川岸に移築されたのだとか。この旧銀行の手前の歴史博物館=「みなとぴあ」と称する建物とその周辺を、水上バス乗り場や観光公園に開発した模様。キイロイトリの写真の背景に見えるのは、信濃川の対岸に停泊中の佐渡汽船(ターミナルがある。法事に行く時はこっから高速船に乗った)。さらに朱鷺メッセ(※前にエンドリケリーもLIVE会場に使ったことがある)も見える。
  

本日のBGM:
 Something to Remind You / Philip Bailey feat. Pat Metheny (「Dreams」)
 メセニーさんカバー物の出色の一品。だってこれこそ「本人も来ちゃってノリノリ」どころの話じゃなくて、「We Live Here」の原曲以上にイントロのしょっぱなから「メセニーさん弾きまくり乗せまくり」じゃないですか!そんなに楽しいのか(笑)いやあベイリーさんえらい、よくぞ「歌」にしてくださった企画!David Fosterだけじゃなくって、まるでEW&Fに元からこんなスタンダードなバラードがあるみたいじゃないの?な美声のR&B(昔でいうとブラック・コンテンポラリー)の歌になってますよ。望むらくはこのPhilip Baileyさんの歌ものナンバーのカラオケバージョンも絶賛希望中(爆)どっかのカラオケに入れてくれないかな?←これいいですよ、だってこのオケがありゃ、誰でもPat Metheny先生と共演できるじゃないですか♪(小生は歌はうまくないので、十川ともじさんみたいに隠し芸的に鍵盤ハーモニカでやれたらいいなっ♪。あっ、でも間奏のMethenyさんのギターのところがまた、長いっ・笑)(20120818)
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20120817

2012-08-17 | 矮小布団圧縮袋
〇なおも帰省中です。一応、本州におりまして福岡より最高気温はやや下がるものの、しかし日本全国どこも猛暑のやうですなあ。(写真:奈良国立博物館の窓辺で奈良公園を望みつつ休憩中のむすび丸♪)

BGM:
堂本光一のNEWS LABO (NHK総合、8/17 22:55~)
久しぶりの断崖・山村紅葉さん、というか久しぶりの「円」「直線」「色」噺(爆)でしたな(^^;)←先生の方が説明がうまいから、引かないぞ!(笑)MCの時は、内容がどうの、ってよりも、話し方が整理されてないからわけわかんなくて客が引くんじゃね??ww(20120817)
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20120815

2012-08-15 | 矮小布団圧縮袋
〇終戦記念日を帰省先で過ごしておりますキイロイトリです(写真は先日の奈良国立博物館前にて)

BGM:
名探偵ポワロ「第三の女」(NHKBSプレミアム 8/15 17:00~)
久しぶりに見たら新シリーズだった。執事さんもいい味。毎度の英国テレビドラマ俳優女優が次々と。前に「ルイス警部」でも出てきた(モーリスの人)ジェイムズ・ウィルビーがまたもやゲストに。なんかこの、いい人なのか悪い人なのか?な感じといえば、2時間ドラマの大出俊か寺泉憲か渡辺いっけい的ポジション(爆)なのかねこの人はw、と。(20120815)
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20120814

2012-08-14 | 矮小布団圧縮袋
〇お盆で法事に来ています。(写真:奈良町、北京終町バス停前のキイロイトリ)

BGM:Rule the World / Take That


昨日朝起きたらロンドンオリンピック閉会式やってました。ついに日本のお茶の間でGeorge Michaelとテイク・ザットを生中継で見た(笑)♪
 ※補足すると、もっと朝早い分は留守録ねw
いやーなんとも、誰得?(もちろん俺得はともかく)と問われりゃ英国ご当地盛り上がり得な趣味なメンツというか。日本のNHKの若いアナなんかだと(゜д゜)ハア?なラインナップだったんでは?(一頃と比べて日本の英国音楽関係メディア劣化しとるし…詳しい人副音声とかでつければよかったんじゃ?) (20120814)
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20120813

2012-08-13 | 矮小布団圧縮袋

○田舎の法事で数年ぶりに佐渡に渡る(爆)といってもうちのキイロイトリは初めてだが(笑)。新潟市の信濃川河口から出発。


高速船で両津港まで約1時間位。外海に出て佐渡の湾内に。「ヤッパシ ウミノ イロガ チガイマスナ」


BGM:
It Only Takes a Mimute / Take That (「Greatest Hits」)
そんな、“黒歴史”とかじゃないと思うよ(笑)ところで今回、ようやく8GBで価格1万以下の数千円台となってきたところでSonyのデジタルWalkmanを入手した。カセットウォークマン以来(MDは結局一回も使ってない><)久々のWalkmanであり、ずっとcreativeで慣れてきた自分の耳にとっては、あの「Sonyぽい、落ち着いた音質」で音楽ソフトが聴けるのが懐かしい(いちおうcreativeからそっくり圧縮ファイル移しただけなんだけど、改めて音域クリアに聞けるところもあるので聴き直しているところ)。あ、でもやっぱりイヤホンは(付属のカナル式のやつでなくて)開放式を使っている。(20120818追記)
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20120808

2012-08-08 | 矮小布団圧縮袋

○(奈良のお散歩・拾遺)その他、市内をてくてく歩いてる途中のスナップ。近鉄奈良駅のせんとくんがいたので記念撮影。キイロイトリ「ニチヨウノ アサカラ オツカレサマ デスネエ」

本日のBGM:
 Love Love / Take That (「Progressed」)
 昨日の続きで、映画「X-MEN ファースト・ジェネレーション(First Generation)」のEDテーマ曲。映画に関した歌詞もよいとして、音的にはこれとかKidsとかは、Depeche Modeで言えばPersonal Jesus、L'Arc~en~Cielで言えばRevelationみたいなもんだろうと思う。わかっちゃいるけど(笑)勢い盛り上がりますな。しかし西洋人は3連符のリズムがほんとに上手いよな!(円舞曲とか3拍子ってのもほんとに西洋だよねえ…)GaryとMarkのリードボーカルの対比からぶあつい怒涛のコーラスへ、というテンションのアップもよくできている。Markって人は若い時はただ見た感じ「可愛い」顔の人という感じしかわからなかったのだが、わりと意外なみゃーっとした声(慣れてくればなんてことはないが、最初驚いた、そいでもって、うまい)が特徴的で、歳くってくるとテレンス・スタンプとかマーチン・シーンとかのパターンのごとく美青年→時代劇の悪役的渋い曲者(特撮ヒーローとかでよくあるパターンww)、的な意外な味わいが出てきそうで面白いなと思う。(20120808)
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20120807

2012-08-07 | 矮小布団圧縮袋

○(奈良のお散歩つづき)奈良町の庚申さまの前とかをキイロイトリと歩いている。まだまだ雰囲気のある町並みは続きます。「エドジダイ ミタイネ」
  

本日のBGM:
 Man / Take That (「Progressed」)
 イントロからChris Loweですかあんた?(笑)かと突っ込みを入れたくなるような近未来調仕上げというかスチュアート・プライスなところで電気系=エレクトリックに展開したテイク・ザットの盤だが、「Progress」以上に「Progressed」(プログレスド)をおすすめしたいのは、個人的にDISC2がさらに好きだから。M1「When We Were Young」でじんわり、そしてM2「Man」とM3「Love Love」であげあげどきどきわくわく。いやー、好きだわこーゆーの(^^;;)。Pet Shop BoysだとPositive Role Modelみたいな勢いというか。こういうグループが「復活」って言っても全然懐メロ風に韜晦してしまうんじゃなくて、また大人になったからといってバラード(しかもそのバラードだってとにかく無敵の軒並み佳曲)だけでもなく(※だけでもなく、って言い方が既に申し訳ない)、もはや現役の攻めでこんなふっきれた真っ向勝負してくるとは。手応えを確信している風格そのものが痛快ではありませぬかw。あと、つけくわえると、この人たちの歌はコーラスのハモりがかっこいいのは言うまでもないが、(The Beatlesとか、Depeche Modeの初~中期の歌がそうだったりするんだけど)「英語の発音の語呂と、歌の音節が合ってる」から、耳から入って気持ちいいのである。(20120807)
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20120806

2012-08-06 | 矮小布団圧縮袋

○早朝から既に猛暑の中、広島原爆の日の式典を見て出勤。学生と違って社会人は夏休みではないのだ…

(奈良のお散歩つづき)さらに7月下旬の「奈良町」探検記事をお届けします:
   
菊岡漢方薬局の前にて。むすび丸「建物は江戸時代、創業は平安時代からですってw」胃腸薬を買いました♪

  
  
 町屋を改造した「花しょう舞館」の中のカフェ「はしもとや」さんで、カレーランチセットをいただきましたキイロイトリとむすび丸です。若草山を模したライスのところに鹿さんがいるのだ♪お味はマイルドで野菜もたっぷりで、ライムスカッシュが爽快。日が昇って猛暑になった中でのお散歩で、そろそろ空腹に悩まされだした昼頃だったので、特に予定はせず、まず気が付いたところにとびこんだのですが、素敵なカフェで助かりました、感謝♪
 カフェから同じ一階フロア(というか土間というか)に、これもつよしくんがテレビ番組で紹介したらしい?手ぬぐい屋さん「朱鳥」のコーナーが続いている。
 こういかにも「江戸」(~電柱があると大正昭和か?)な景観といえば、そういうのにふさわしい気分で:↓

本日のBGM:
 清水次郎長 #3「喧嘩祝言」(時代劇専門チャンネル 8/5 22:00~)
 音楽:渡辺岳夫 主題歌OP「旅姿三人男」歌:竹脇無我(!) ※EDもいい!
 夜、仕事から帰ってくるとだいたい始まる時間である。先週から始まった大型娯楽ユーモア時代劇♪脚本:向田邦子だから、みんな登場人物たちが男も女も無我ちゃんの次郎長の心意気に惚れてめろめろになってしまうという展開(笑)。しかも、ちょっとナイーブで生真面目すぎる感(そこがもてるらしい)次郎長なのに、清水一家は大木実ががっちり固めてるその脇に、あおい輝彦・近藤正臣・田辺靖雄・南利明・松山省二・太田博之とか范文雀とか、滑稽でおかしな憎めない子分がどんどん増える(今見ると錚々たるメンバー・爆)ので笑ってしまう。大前田の親分が天知茂で、ライバル黒駒勝蔵が露口茂って、去年見てた「若さま侍捕物帳」と「お祭り銀次捕物帳」(今年も再放送してる)に大岡越前を合体させたような濃ゆいメンツも楽しい。この第3回は、次郎長とお蝶さんの結婚式なのに当日に敵対する組から果たし状が届いて一波乱、な話。軽妙なのになんて贅沢なドラマ。音楽も「お祭り銀次」的にモダンに明快でよいのだ♪ (20120806)
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20120805

2012-08-05 | 矮小布団圧縮袋

○(奈良のお散歩つづき)建築物探訪ということで今回は江戸時代の街並みが残る「奈良町」に来た。奈良というと奈良時代やら古墳やらというのしか思いつかんのは素人の浅はかさ、実は江戸時代~昭和初期のものが(19~20C初頭あたりの近代化遺産も含めて)しっかり残っている(でもってそこで普通に生活してる)のが見どころなのだ。気分としては先日の大雨前の久留米の草野町探検みたいな勢いであるが、さすがに古都だけに街の町屋の規模が違う。なお、このへんは去年あたり関西のテレビとかで堂本剛さんが探訪番組してたとか雑誌記事の取材場所だった、とかいうのは、実をいうとよく知らなかった(疎くてすまん)けれども、行った先の観光案内所にたまたまその写真が宣伝に貼ってあったりして、わかったのである。ま、しばらく剛に疎かったがぐるっと遠回りしてきたところここへ来て偶然趣味が一致した(?)的なところで、いかがざんしょ(爆)

 
    
つよしくんの雑誌取材記事が店内に飾ってあった砂糖傳さん。おみやげに和三盆の干菓子を買う。「ならまち」の案内所で観光地図をもらって、位置を確認しながらくねくねする路地を探検するキイロイトリであります。

本日のBGM:
 シャーロック2 #3「ライヘンバッハ・ヒーロー」(NHK-BSプレミアム 8/5 22:00~)
 シーズン1のラストの続きというか、もしかするとTake Thatの人なんかより歳が若いかもしれない兄ちゃん、モリアーティのいやらしさぶりがだんだん癖になってくる(ネットで見るとイギリスのサイトでも人気高いらしい)。Youtubeなんかでインタビューなんか見てると、アンドリュー・スコット(Andrew Scott)ってすっごい物腰柔らかく普通にいい人げなのに、(日本語吹替も大分英語の原語の口調を生かして言ってるらしいのだが)なんで演じる役になると、あんなに変態ぽくなるのかねえ(スガカンじゃないけど・笑)(20120805)
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20120802

2012-08-02 | 矮小布団圧縮袋

○(奈良のお散歩つづき)もちろん奈良公園と言えば、圧倒的な近代化遺産の奈良国立博物館本館〔明治27年(1894)〕がある。「奈良最初の洋風建築」っていう表現は迫力ありますな(笑)キイロイトリとむすび丸で周囲を歩いてみて、中の仏像の展示も拝見してきました♪実は「休憩室」(元・玄関)部分が素晴らしいので、ぜひ内部の観覧がおすすめです。

 

  

本日のBGM:
The Flood / Take That (「Progress Live」 2011)
 正直言うとロンドンオリンピックの場合、全然スポーツには疎いので、開会式のヘイジュードのPaulに続き閉会式のラインナップの方だけが圧倒的に気になる方で申し訳ない。しかし既にテイクザットは来るらしい(ロビーは来ないらしい)とかペットショップボーイズその他も?みたいな噂は既に漏れ聞いているので留守録はしておきたいのである。
 そんなわけでBGMは、ここ5年くらい英国全土を席巻している、既に大人な復活Take Thatである。ほんとに山あり谷ありのボーイズグループである。個人的希望としては「日本でいうと~」みたいな5人組アイドルに喩えて言及するのは音楽性のレベルが全然違うので、(Wham!をどっかのテレビ局で日本のKinKi Kidsみたいなものですみたいに言ってたのと同様に)「言うのが世界的に恥ずかしいからやめてほしいw」ものであるw。だってどう見ても(アイドルデビュー時期が後だとしてもだよ)音楽的にはTTやBSBの方が王道本家本元に決まってるだろ!w そんな彼らを世界中の人々は、得も言われぬ様々な複雑な感動の気持ちで見ていることであろうと思うにつけ、youtubeなんかであちこちで見られて何百万アクセスぐらいになってそうな、5人で歌う「The Flood」LIVE映像は、確かにおすすめである。次第にじわじわと盛り上がってきてどーんとくるようなあの曲調もあいまって、そう熱狂的ファンというわけじゃなかったはずの自分まで、歌ってるのを見るとちょっと万感迫るものがあって、「うう、いいとこついてくるぜ。狙ってるのか(感動しないわけがない点、ややあざとい感じ?)」と思いながらも、泣ける(笑)。
 いや、何せ鉄壁の佳曲が続々な上に、とにかく全員いい声(※ちょっと変わった声の人もあるが、それぞれうまくて味がある声で、声質が混ざるとコーラスも良い具合になるのだ)・いい顔(全員美形というのとも違いそれぞれ美形な人とそれなりな人とタイプの違う人たちが集っているのだが、人生の襞を感じさせるゆかしき陰翳の味のある顔)してるんだ、この兄さんたちが。RobbieはPSB関連で最近の曲時々聴いてたから声わかってるんだが、もう一方側のGaryの声が若いときより変化と太さを伴って数倍かっこよくなってるんだよね。憎い演出とはわかっているのだが(笑)わかっているけどそれでも、LIVE盤DISC2のアンコールらしきNo Regrets ~Relight My Fire(※以前言及)の流れは、聴いてると申し訳ないが興奮して「おおおおお」「ひゅーーー♪」とか叫んでしまいますわね(笑)。またイギリスでも観客が大合唱になるしさ。
 ある種、題名の「Progress」という「人間の成熟の仕方」ということを思う。L'Arcの15th Anniversaryの東京ドームに飛び込んだ時も、そういうある種の不思議な感動があったのだが、(年齢もだいたいそのへんの近い人たちだし)おっさんなのかもしれないけれども(そしてそれを聴いている自分も歳くってるのかもしれないけれど)、やっぱり自分は「ただ若いもん」よか、そういう「味」が、しみじみとしたもののあはれを湛えつつ「今生き続けている」って感じで好きなんだな、そしてちょっとばかり長くいろんな音楽をとっかえひっかえ聴きつづけていたおかげで、時々こうして循環的に定点観測が巡ってきた時にいろいろ面白い感動が味わえるんだな、と思うのである。(20120802)
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