僕の年代のJAZZファンは、遍く「コルトレーン」を、溺愛であれ、批判的であれ、チョット立ち寄り、であれ、聴いたに違いない。
マイルスそして、コルトレーンは特別だったかも、知れないな。
1967年7月「肝硬変」で死去。40歳であった。
1955年マイルス・デイビス・クインテットで、その名が知られるようになったあたりから、数えると、僅か12年ばかりの、活動期間だった。
僕など、後半の、フリーモードのコルトレーンでは、バンザイしていたので、僅かな期間の彼の仕事を、追体験したことになる。
が、その印象、今もっての「存在感」は月日や時間を越えている気がするのだ。
時々、無性に「聴きたくなって」しまうのである。
Sheets of Sounds・で形容される、圧倒的な音が、時々「恋しくなる」。
若くして他界するミュージシャン・その音は、確かに「生き急いだ」そんな音を感じる気がしている。JAZZの世界、クリフォードしかり、ナバロしかり、ドルフィーしかり、そしてコルトレーンしかりである。
惜しまれて死ぬ。
凡人は長生きか?
憎まれっ子はなおさらと言う。
僕は、長生きに違いない。