退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

気になりました

2021年01月14日 05時13分06秒 | テレビを見ました


昨日NHKTV「あさイチ」を観ていて思いました。


ショートコーナーで内容は民間のPCR検査についてでした。

民間検査での問題点は、

①保健所が把握できない
②検査精度が低い

と専門家が云っていました。

さらに、
③陽性と判定された人が、公的検査と違い保健所への報告義務がないので隠し通そうとする。

と続きました。


番組はそこで終わり、次のコーナーへと進みました。

 

 

民間の検査は、自主的に高い費用を負担して行っているため、良い悪いは兎も角、結果を報告しない人がいても仕方がない気がする。


現状、「自覚症状がある人」「医師や保健所がPCR検査が必要と判断した人」以外にも、市中に無症状感染者が多数いることは明白です。


だから、「知らないうちに他人への感染が不安」な真面目な人が、身銭を切って受けているのです。


そんな気持ちを知ってか知らずか、民間検査の問題点を羅列する姿勢に腹が立ちました。

 

 

マスコミでは、「陽性者の増加は検査数の増加に過ぎない」との論評も見えます。


問題は、その数字ではなくて、陽性者数が多いと云うことは、検査するしないにかかわらず、市中に陽性者が居るということ。

 

我々がどんな数字を手にするかにかかわらず、重症者数から判断して感染者は増えているのです。

 


話を元に戻すと、日本は訳もわからず感染が抑えられていました。


きっとそれは、先に書いた「身銭を切ってでも検査して、周りに迷惑をかけたくない」という感覚を持ち合わせている人の数の多さではないだろうか。

 


やはり、検査数を増やすことが求められているのでしょう。

 

そして陽性者に行動を制限して貰う。

 

陰性者には経済活動を支えて貰う。

 

隠れ陽性者(検査で陰性に出てしまう陽性者)の存在は仕方がないので、その数を想定内として医療機関の充実を図る。

 


経済の立て直しのためにも、まず感染の実態を把握し、適切な対応が必要だと思います。

 


PCR検査の問題点

 


大臣のお仕事

2021年01月14日 04時29分24秒 | 雑感


以前からずっと疑問に思っていることがあります。


それは、コロナ関係の発表について、マスコミに登場するのが西村大臣だと云うことです。


西村康稔大臣は『経済再生担当大臣』です。

経済再生担当大臣(けいざいさいせいたんとうだいじん)は、日本の内閣に置かれる内閣の担当大臣の一つで主に成長戦略に関する政策を所管する国務大臣。正式名称は「経済の再生を政府一体となって推進するため企画立案及び行政各部の所管する事務の調整担当」となっているため「経済再生担当大臣」は略称である。   Wikipedia


公衆衛生については、厚生労働大臣の管轄ではないのか?

厚生労働省は、「国民生活の保障・向上」と「経済の発展」を目指すために、社会福祉、社会保障、公衆衛生の向上・増進と、働く環境の整備、職業の安定・人材の育成を総合的・一体的に推進します。   厚生労働省HP   https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/index.html


安倍内閣から続くコロナ対策に於いて、
「重心が経済にあることの表れ」ということなのか。
厚生労働大臣の前にワンクッション置いて「責任を回避するための緩衝材」なのか。
経済再生担当大臣の方が「総理の意向を表現しやすい」のか。
本来の役割を無視した、単なる人材を見ての「適材適所」ということなのか。
厚生労働大臣や官房長官よりもマスコミウケするだけなのか。

<補足:内閣官房長官>
内閣官房の事務は行政府のほとんどすべての領域に及びうる為、それを統括する官房長官の職務も極めて広範に渡りうる。今日の官房長官が果たしている特に重要な機能として、以下のようなものが挙げられる。 
1.内閣の諸案件について行政各部の調整役。
2.同じく諸案件について、国会各会派(特に与党)との調整役。
3.内閣の取り扱う重要事項や、様々な事態に対する政府としての公式見解などを発表する「政府報道官」(スポークスパーソン)としての役割。           Wikipedia

 

 


本来コロナ対策をリードしするべき立場の厚生労働大臣が全面に立っていないことが、政策を場当たり的にしている原因なのではないかと思えるのですが。

 


やはり、経済重視と見るべきものなのでしょう。

 

 

 


おまけ・・・

 

最近、国会議員の発言の中で『総理のお考え』というフレーズが増えた気がします。

風向きが悪くなり、責任は総理一人に集中させてしまう。(マスコミの発想に似ている)


選挙の年となり、船の乗り換え時と踏んだのか。

そういう嗅覚は「並外れて優れている」人たちだと感心して・・・しまいました。