昨日NHKTV「あさイチ」を観ていて思いました。
ショートコーナーで内容は民間のPCR検査についてでした。
民間検査での問題点は、
①保健所が把握できない
②検査精度が低い
と専門家が云っていました。
さらに、
③陽性と判定された人が、公的検査と違い保健所への報告義務がないので隠し通そうとする。
と続きました。
番組はそこで終わり、次のコーナーへと進みました。
民間の検査は、自主的に高い費用を負担して行っているため、良い悪いは兎も角、結果を報告しない人がいても仕方がない気がする。
現状、「自覚症状がある人」「医師や保健所がPCR検査が必要と判断した人」以外にも、市中に無症状感染者が多数いることは明白です。
だから、「知らないうちに他人への感染が不安」な真面目な人が、身銭を切って受けているのです。
そんな気持ちを知ってか知らずか、民間検査の問題点を羅列する姿勢に腹が立ちました。
マスコミでは、「陽性者の増加は検査数の増加に過ぎない」との論評も見えます。
問題は、その数字ではなくて、陽性者数が多いと云うことは、検査するしないにかかわらず、市中に陽性者が居るということ。
我々がどんな数字を手にするかにかかわらず、重症者数から判断して感染者は増えているのです。
話を元に戻すと、日本は訳もわからず感染が抑えられていました。
きっとそれは、先に書いた「身銭を切ってでも検査して、周りに迷惑をかけたくない」という感覚を持ち合わせている人の数の多さではないだろうか。
やはり、検査数を増やすことが求められているのでしょう。
そして陽性者に行動を制限して貰う。
陰性者には経済活動を支えて貰う。
隠れ陽性者(検査で陰性に出てしまう陽性者)の存在は仕方がないので、その数を想定内として医療機関の充実を図る。
経済の立て直しのためにも、まず感染の実態を把握し、適切な対応が必要だと思います。