野村監督が逝去されました。
野村克也さん(84)死去 家政婦が自宅の浴槽で発見
子どもの時分、少年雑誌の表紙に王貞治氏と並んで映っていたのを見て、失礼ながら「この人誰?」と思った記憶があります。
ON全盛期のセ・リーグの陰で、脚光をあびることが少なかったパ・リーグにあり、その反骨精神から「ONはヒマワリ、自分は月見草」と仰っていました。
野村さんの発言は、深く考えさせられるものです。
その意味を理解したくて本も読みました。
野球を生業としている訳ではない私ですが、野村さんのことばに影響を受けたのは事実です。
弱小チームをインサイドワークと人心掌握術で強豪チームに育てる。
他チームでお払い箱になった選手を「野村再生工場」で復活させる。
そこに、学ぶべき何かがあると感じたのは私だけではないはずです。
そんな野村さんのことばで一番印象に残っているのは、
「何事も大事なのは『1(イチ)』である」ということ。
打撃の始動のことだったと思いますが、最初『イチ』の動きが間違えていると、全てがダメになる・・・のようなことでした。
『イチ』は方向性であり基本でもあると感じました。
先日、NHKの番組<目撃!にっぽん「ひとりを生きる 野村克也 84歳」>を見て、監督もお年を召したなと感じました。
サッチーさんに先立たれて弱気になったことも知りました。
しかし、突然の訃報。 本当に驚きました。
心よりご冥福をお祈りいたします。