身も心も

病気の事。ヨガやアロマの事。日々の事。好きなもの。

ペンギンの散歩

2013-01-29 15:31:47 | 日記
街を歩いていると、時々「!?」って言う光景に出くわす。

今日、鷹匠のように鷹とフクロウを腕に乗せ、歩いている男女がいた。
それだけでも驚きなのに、そのまま地下鉄の駅に消えて行った。
「あのまま地下鉄乗れるのか?!」

30年も昔の話し、、、当時、静岡に住んでいた。
1歳を過ぎ、よちよち歩きの娘と散歩に出た。
その時、ペンギンが私達の前を横切った。

「!?」
「いやいや、見間違えだ。ペンギンが道を歩いているわけが無い!大きな犬か猫だよ。育児疲れか?!」と、有り得ない。自分が間違っている。と思っていた。
恥ずかしいので誰にも話さなかった。

数日後、娘と公園に行った時、ママ友(私の時代に、こういう呼び名は無かったが、、、)の一人が「あのさ~信じないかもしれないけれど、私、ペンギンが歩いているの見たんだ」と言った。
いっせいに、近くにいたママ友達が「私も見た!あれペンギンだよね!見間違えじゃないよね!」と叫び出した。

あのペンギンは、誰かが飼っているのか?野生?!まさかね~。

その内、ペンギンの散歩には近所の魚屋さんのおじさんが、いつも一緒にいるようだ、、、と言う情報が入って来た。

「みんなで確かめに行こう」と、ママ友4、5人と子供を連れ、魚屋さんに行った。

今考えると、何故こんな事に、小学生のように盛り上がったのだろう。

「あの~こちらにペンギンがいるって聞いたのですが、本当ですか?」
「いるよ!見てくかい?」と、おじさんは、気さくに答えてくれた。

店の奥に進み、裏口に出た。
庭があり池があった。
ペンギンが私達を見ている。
大きい!当時の娘より大きかった。
これって、皇帝ペンギンか?!
「わ~!!」と、みんなで声を上げてしまった。
ペンギンは私達を怖がる事も無く、近づいて来た。

おじさんがホースで水をかけると、気持ち良さそうに羽をバタバタさせた。

おじさん曰わく、取引先の焼津の漁師が、漁の網に魚と一緒にかかったと、突然連れて来て置いていってしまったとか。

本当の話しだろうか?


向田邦子さんのエッセイに、OL時代、通勤電車の車窓から見えた木造アパートの部屋の中に、ライオンがいた。と言う話しがあったと思う。
信じられないけれど、絶対ライオンだ。

後に向田さんが有名になり、テレビかラジオでその話しをしたら「それは私です」と、名乗り出てくれた人がいたそうだ。

ペンギンもライオンも個人で飼って良いの?
法律的にはどうなの?
動物愛護的にはどうなの?
と、突っ込み所はたくさんあるが、、、信じられない本当の話しって、あるのだ。
コメント (5)
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