身も心も

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毒母

2014-12-28 13:12:17 | 墓守娘の宴
昨日夜N○Kが「夜だけど、、、○イチ*お騒がせ番組*夜に登場!母重特集」と言う番組をやっていた。
ニンマリとして見た。

この特集、初回の出演者の中に私を含めた「墓守娘の宴」仲間たちがいた。放送日は2010年10月。
4年以上の月日が流れている。
当時「母が重い」「母が嫌い」「母が憎い」と、公の場で言葉に出す事は絶対にタブーだった。
勇気を持って最初にカメラの前で発言した仲間たち、、、本当にすごいよ

その後、この問題は様々なメディアに取り上げられ、著名人が多くの関連本を出版した。

当初「墓守娘」と言う言葉が象徴するように「こんな気持ちを持つ自分が悪いの!?」「こんな気持ちを持つのは私だけなの!?」と視点は自分、内側に向いていた。
それが今は「毒母」、、、つまり「問題はお母さん、あなたなのよ!!」と外に向いている。しかもはっきりと名指しで。
やっとここまで来ましたか、、、ニンマリだよ。
しかも悩む娘たちは30代が多し。つまり毒母は私たち世代と言う事だ。益々ニンマリ

問題は重く根深い。女の、、、人類の歴史から見直さなければならない様に思う。
心身共に疲弊し苦しむ。
そして恐ろしい事に世代連鎖をして行く事がある。自分自身が母親にされて来た事を自分の娘にしている。

どこかでだれかが気付き、何とかしたいと思うのなら自分で何とかするしかない。

私自身もそうだった。最初はカウンセリングを受けたり様々なミーティングや講座に通った。本もたくさん読んだ。ネットで検索もした。
「ここに行けば解決策を教えてくれるに違いない」藁もすがるような気持ちだった。
だけどある時気付く「どこにも解決策なんか無い。それは自分の中にあるんだ、、、自分で何とかするしかないんだ、、、」
この事に気付いただけでも、行動を起こしたことは無駄では無い。

同じ過ちを何度も繰り返している。こけつまろびつ、それでも前を向いていようと思う。
自分の毒母ぶりに気付いたら娘にあやまれば良い。最初は心の中で、声に出して直接伝えられたら、そう出来た自分を褒めよう。
私の親には絶対に出来なかった事。

私は娘に言われた。「お母さん、私たちの親子関係おかしいと思う。私をほっといてくれない!?」
その時私は「うん、、。おかしいと思う、、、。分かった。ごめんね」と言えた。
娘は私が持てなかった強さと冷静さを持っていた。私はそれを受け入れる事が出来た。
大きな肩の荷が「ドサッ!!」と落ちる音が聞こえたような、、、何とも言えない安堵感だった。

「墓守娘の宴」はただの『場』にすぎない。
片付けの第一歩。まず押し入れの中にあるものを全部出す。出すにはそれを置くスペース必要。それが『場』だ。
そしてよく考える。この中で今とこれからも必要、大切と思える物は何か?
何が必要で、大切か?それは人それぞれ。取り出し安く、使い安く作り直した押し入れの中に仕舞うのも人それぞれのやり方で。

途中で疲れて嫌になったら、、、休んだり放り出したりするのも人それぞれ。

たぶん今年最後の日記になると思う。
一年間ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。











コメント (2)
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