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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

変化と不動(8) 安芸宮島

2014年01月07日 18時57分01秒 | 旅紀行
 変化と不動(8) 安芸宮島

  

 変化と不動(8) 安芸宮島。不動のシンボル信仰の最終回。

 最終回は島の各地から目に止まる<五十塔>。これぞ、いかに。

 いかにの理由は、塔は仏教の法宝物なれど、周辺に寺院はみあたらず。あるは、豊国神社の存在感。

 豊国神社は秀吉が発願した。ただし、落成前に病没。日の目をみることがなかったのだと、される。

 厳島神社の背後地に、天皇陛下、皇后陛下が愛されたという丘がある。そこから展望できるは、五十塔。惜しむらくは豊国神社がのぞめない。

 空海が来て、高野山。清盛がきて、厳島神社。秀吉きたりて豊国神社。歴代の権力者が、きびすを接する。

 かわらざること、当代の権力者の<これぞ>の思い入れ。瀬戸内海を制せする者、本邦を制するの地政学。
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