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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

大川の流れとともに 伝統工芸を支持する力&育てる力 「小さな旅 川の流れとともに―大阪市―」230513。

2023年05月16日 09時34分22秒 | 放送
  水の都・大坂で暮らしのすぐそばにある大川
 1)父親から継承、娘夫婦が操る小さな遊覧船
 2)巨大なコイ釣りを通して出会い、支えあって暮らす釣り仲間。釣ったコイでコンテスト、計測してリリース(ツルガダイ公園で<小さな鯉の釣り大会>、自然保護の啓発に役立てては。
 3)川のほとりで三代にわたり営々と受け継いできた<切子職人>。
ビルとビルの空間に満月が収まる時
エンデングのナレーション 「人と人の人生をつむぎ、大川は流れてゆく」。

 3)の切子職人の項目で考えた。伝統技術の継承者が今なお、存在を可能にするうえで二つの条件。
 A)国内マーケットは狭い。そこを国際水準で生き残る技術力
→地域内競争で支えあい、生き残ることのできた枠組みは崩壊した。
→インターナショナル標準で生き延びる難易度に挑戦して生き延びている。
 B)国内マーケットが縮小していることは確実ながら、しかし本州ではまだ<支持力&育てる力>の持続力がある。
→中間層の基盤維持。
 C)明治期の松方デフレ期に薩摩閥の前田正名は、惣村伝統工芸品の国際水準維持を主唱していた。

 小さな旅 川の流れとともに―大阪市―230513 nhk4Kam6:00~ 再放送予定230519 am9:00~
 大川の流れとともに 伝統工芸を支持する力&育てる力 「小さな旅 川の流れとともに―大阪市―」230513。
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身はサラリーマンであっても、自身の人生の経営者 丹羽宇一郎氏の<ことば>かみしめる230515

2023年05月16日 08時29分58秒 | 記録
さきに本ブログで「<弘法大師の供養に通じる> 『お接待船団〜和歌山・徳島〜』230422初回放送」を書かせてもらった。

 この番組では、200年は続くという「有田接待講」で二人のキーマンが登場する。
 その家柄は、「みかん農家三代目」と「1818年からは続けているという醤油製造元」。
 その後継者が、講の代表や世話役となり、危険をおかしても四国・鳴門にわたる一行を励まして渡帆してきた。

 それぞれが異口同音に語る。
 「代々家業が続いてきたのも、『大師様のお蔭』、跡継ぎ者が立派に事業を受け継いでくれるのも、『大師さまのお蔭』」。
 継承する当代もまた、別々な言い方で語る。「(講の代表・世話役を務めることは)父からの遺言、母の言い伝え」。

 経済の論理で申すと、「代々にわたり発展させてきた『営業権』『財産権』の相続」。
 「利益があがれば『やる気』も起きるが、『儲からなければ売るなり、廃業する』なりのこと」。
 ただ、経営者には「誰にも代わってもらえぬ、当事者責任と経営能力」を持ち合わせる。
 「給料日を前に、明日の支払いをめぐって、どこの家も夫婦喧嘩が絶えない」。
 そうも申す。「自分たち夫婦の支払いで喧嘩をする」はサラリーマン家庭。経営者家庭では「従業員の給料支払いを巡って喧嘩になる」。そうではないか。

 一見、関係がないかに見える「有田接待講―弘法大師―醤油製造元&みかん農家」。
 経営当事者ならでは実感の「お蔭―恩返し―自身の分も含めて<お遍路さん>に託す巡拝」。
身はサラリーマンであっても、自身の人生の経営者 丹羽宇一郎氏の<ことば>かみしめる230515

 千葉県から徳島へ。女性元看護師さんの収録言を詳録しておく。
  「<お接待>を受けつぐ人が居ます」
 「業務量が増えて忙しくなって」。「だんだん自分が患者さんに対して時間を割けなくなって」「人に優しくなれないとか」
 「それでどんどん、自分のことが自分で嫌になっていくって、いうのがつらくって」。

 「(高野さんは)看護師をやめて遍路の旅にでました」「そこで有田講の人と出会い」
 「そこで(鳴門にくることのできない有田の代わりに)<お接待>を受けつぐ人に」

 「(鳴門・霊山寺で)有田の人たちが楽しそうに、うれしそうに<お接待>しているのを見るのも」&「お遍路さんたちが嬉しそうにお接待をいただいていくのを見るのも、本当に幸せでした」

 「その後、(高野さんは)毎回、接待講に参加するようになりました」
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