豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

Shakespeare's Comedy 11 Measure for measure

2016年07月23日 | 今日の美女
  「尺には尺を」
◎ 一応「喜劇」とも分類されるが、権力を手にした者追い詰められた者のとる行動などを描いた「問題劇」とされている。
 そしてこの劇においても「ベッドトリック」による展開がカギになっている。

 ジョン・ライト描くヒロイン二人
        イザベラ ・クローディオの妹で修道女                    マリアナ ・アンジェロの元婚約者           
            

  別画家のイザベラ 二点目は写真のようである。
      

◎ 領主の公爵は旅に出ると称して アンジェロを代理にさせて、自身は修道僧に姿を変えて様子を探る。
 アンジェロは掟を厳正に行うということで、「結婚前の性交渉」との禁を犯した男クローディオに死刑を課す。それを知ったイザベラはアンジェロに兄の命乞いをする。彼女に一目惚れしたアンジェロは自分と寝るなら罪を許そうという。
  

◎ 当然拒絶した彼女は兄に事情を告げ「死を覚悟せよ」という。すると兄は「命を助けるために取引に応じてくれ」という。
 怒ったイザベラに対して、事情を知った修道僧(公爵)がベッドトリックの秘策を提案する。
 アンジェロに捨てられたが今も彼を愛しているマリアナに協力してもらい、取引に応ぜよという。 
 計画は成功する・・・・
      

◎ マリアナというタイトルだが、なぜか「ラファエル前派」の画家が多い。
    

   
 
◎ ところが、アンジェロは約束を破り「死刑実行」を命ずるのである。
 公爵は病死した人を身代りにしてクローディオが処刑されように見せかけるがこれは誰にも知らせない。
 その後、この筋書きの演出家の公爵は、修道僧姿とを使い分けてアンジェロの卑劣さを暴いたうえ、マリアナと結婚させてから婚性交渉の掟に従って死刑を宣告する。つまり「尺には尺を」、アンジェロは自業自得の裁きを受ける。マリアナの助命はもちろんだが、兄を処刑された(と思っている)怒りや悲しみを抑えてアンジェロの助命するイザベラ。
 そこで公爵はクローディオを連れてこさせ・・・・・、イザベラに対する公爵の求婚により幕が下りる。
 

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