JOBを知らない人でも、アルフォンス・ミュシャの右二点、特に最初の絵を知っている人は多いと思う。煙草のポスターだと気づくかもしれないが、実はJOBは煙草そのものではなくて刻み煙草を巻く紙の銘柄である。三枚目の上端「PAPIER=Paper」
詳しい事は知らないが、19世紀中ごろからパイプや葉巻(シガー)に対して、葉巻より手軽な紙巻き煙草(シガレット)が普及するが、その頃は自分で手巻きするもので煙草と紙は別物であった。そのころJEAN BARDOU(四枚目下端)とい人が煙草用に裁断された紙を販売して成功、手軽な紙巻き煙草の普及とともに女性の愛煙家拡張にも力を入れた(三枚目ポスターなど)。自分の姓名の頭文字を菱形で繋いだ『J◇B』(四枚目上端)をロゴマークとして登録、その菱形がОと読みかえられ「JOB」が通称となった。
1897年に起用したミュシャのポスターが大評判になりJOBの名を上げるとともにミュシャの絵そのものもミュシャ代表作の一つとなった。二枚目は翌1998年のミュシャのJOB作品である。
ミュシャのパロディー作品。
これはミュシャ本人の作品なのか私には分らない。右下にMuchaという文字があるのだが・・・
右もミュシャの絵と似ているのだが、詳細不明。
JOBのポスターやカレンダーから