きょう(15日)は、母を連れて豊田市の駅に行きました。
なぜかというと、ケアマネさんから紹介された階段昇降機の体験をするためです。
朝10時前待ち合わせの新豊田駅の駐車場に行くと、ITSスポットと書いた駐車スペースがありました。
わたしにとってはこれからも関係なさそう…
このスペースというか、ITSスポットを利用するひとはどれくらいいるんでしょうね?
おっと、それより階段昇降機
いつも福祉用具でお世話になっているヤマシタコーポレーションさんが現物を用意して説明してくれます。
昇降機といっても、階段の昇降ができる車イス・正式な名前は階段昇降ユニットJ-MAX、結構ゴツい感じがしました。
J-MAX(J-COMPACTモデル)
あと、こちらのJ-MAX(J-COMPACTモデル)は、↑画像を見てもらうとわかるように車イスと分離できるようになっています。
車イスはコンパクトに
さらにコンパクトに
ですが、重量が34kg。持ち運びというか持ち上げはさすがに女性では難しいですね。
そんなJ-MAXで駅の階段を使って試乗体験です。
背面にバッテリーがついているので、電気の力で階段を上がっていくのですが、操作するにはやはりコツがいります。(慣れるまで時間がちょっと必要)
それと、操作者にも条件があって、身体や身体能力など7つくらいクリアをしないといけません。
あと、利用環境も階段の段差が21cm以下、踏み面21cm以上等と5つくらい条件があるので、それを事前に調査しておかないと利用できなかった…なんてことにも。
ですので、もしレンタルするなら、どのような場面で利用するのかをちゃんと考えてからにした方がいいでしょうね。
(ですが、利用環境などちゃんとクリアして、操作も慣れればかなり重宝するのではと思われます)
ヤマシタさんとも話していましたが、たとえばエレベータがついていない団地の狭い階段の昇降をひとの手を借りずにやることができるというのは気楽ですし、昇降をひと(ヘルパーさん等)に頼まなくていい分、自由な時間に移動ができ金銭的にも負担が軽くなるかもしれません。
さて、さっそくまずは試乗体験させてもらいました。
乗っている分には、ひとの手で車いすを持ち上げるよりも安定していて恐怖感もなくてとてもいいなと思いました。(ただし操作者が慣れているということが大切ですけどね)
次に実際に車イスの昇降をする側となって操作してみましたが、まずハンドルの位置を肩の高さに調整して、手元の電源スイッチを押して恐る恐るやってみました。
右上の2~9の数字は昇降スピード
力は要らないのですが、車イスのバランスをとるのが難しく感じました。
そうそう、バランスで思い出しましたが、乗る側というか車イス利用者側の注意点として、腰かけて体が右とか左とか片方に傾いたりするようなひとだとバランスが取れないので、この昇降ユニットの利用は難しいかもしれないということでした。胸にバンドをしてしっかり固定することができればまた別かもしれませんが。
さらに、昇降過程で車イスの下についている全体を持ち上げるためのバーの動きを見ながら操作しないといけないということが、ちょっと難点かなと思いました。
ですが、これも“慣れ”でしょうけどね。
さて、せっかくなのでヤマシタコーポレーションさんが最初に説明してくれたのを録画したので、それをUPしてみました。
わたしの声も入っていますが…
動画を見てもらうとわかるように、スピードが速くなるとそれだけ機械の動きも激しくなり、ドタンドタンといった具合に衝撃も強くなるようです。
ですので、利用される方は大体4、5あたりのスピードみたいです。
ちなみに母はこの昇降ユニットを見て、固まっていました。
あとで聞いたら、見てるだけなら楽しいけど自分が乗るのは嫌だと…
でも、使わないといけない状況になったら、母に有無を言わせずといったところになるでしょうけどね。
こんな感じで貴重な昇降ユニットの体験をさせてもらいましたが、我が家のことを考えると現在の利用環境としては必要なさそうだというのが結論です。
正直なところ、エレベータのない駅でこのような昇降ユニットが常時置いてあるとちょっと助かるなと思いました。ですが、取り扱うには事前に操作指導を受けないといけないという点では気軽にという感じにはならなさそうです。
あとは、雨が降っているときは使用できないとのこと。(精密機械なので水には弱いからかな!?)
パンフではなかなか詳細を知ることはできませんが、こうやって試乗体験しながら様々な話を聞けたのでとても良い時間でした。
ヤマシタコーポレーションさん、ありがとうございました