自転車に乗って深川神社を過ぎて、法雲寺へ。
街中のお寺さんです。
ここには、戦時中の足跡みたいなものがあります。
陶製梵鐘。
戦時中、金属回収令がでたため、陶製の梵鐘を制作したのだそうですが、瀬戸蔵ミュージアムに行くと他にもスコップが陶製になっていたり、万博エコマネーで登場した陶貨などお金さえも陶製にしようとしたということがわかります。
戦争は絶対よくないですが、人間困ると代替え品を考えるなんぞあたり、あきらめようとしない根性と工夫はすごいです
いろいろ回り、ちょっと休憩と言うことで瀬戸蔵の“蔵所”でソフトクリームを食べました。
マロンソースがけ
このソフト、妙に美味しいです
そして、食べ終わったあと、
陶器がおまけにいただけちゃうのです
お腹も満足したので、自転車はそのまま瀬戸蔵に置いといてちょっとだけ末広商店街を散策しました。
懐かしい雰囲気です
この商店街をずっと歩いていくと、奥まったところに食料品店などがあるのですが、そこがまたよかったりして。
グルッと回っていると、買い物したくなったり、またお腹がすいてきたりしてしまいますが、そこは我慢
次回は、瀬戸を食そう…ということで回ってみようかな。いや、ひとりじゃ無理だ。友だちを誘おう
お昼も過ぎてしまったので、工事している道路を通らず、モリコロパークに寄って帰宅しました。
クリスマスですねぇ
山々が茶色に変化していますが、その茶色もまた色々あって、自然のカラーの奥深さに見とれてしまいますね。
走行距離…32km 今回のルート
宝泉寺も過ぎ、今度は陶祖公園に行ってみました。
陶祖公園には、陶祖加藤藤四朗の功績を称えて建立された六角陶碑があります。
さぁ、自転車を置いて階段を上っていきます。
紅葉はもう終わりだと思っていたのですが…
階段を上がっていった先には六角陶碑を保存してある建物がありました。
高さ4.1m全体が29個の部分からなる日本最大の焼き物との説明書き。
この陶碑、いったいいつ頃建立されたと思いますか?
なんと、慶応3年(1867年)今から142年前なんですね~。
地震などもあったと思いますが、よく倒れずに今日まで無事に、と思ってしまいました。
さて、せっかくなので陶碑がある位置からもうちょっと上に登ってみることにしてみました。
いままで上の方にまで行ったことがなかったのですが、意外に景色がよかったです。
瀬戸の街並みが一望
動物もいました。
こうして瀬戸をあらためてみると、すぐ山が近くにあり緑がたくさんあって結構いい場所なんだなぁと思いました。
ですが、資料館で昔の写真をみると結構悲惨な山だったんですよね。
良質の土が取れる瀬戸は“瀬戸もの”として、早くから一般庶民に受けいられていき、大量生産をしていったのですが、当時はガス電気などで焼くことはなかったので、山の斜面を利用して登り窯をつくり、多くの薪を必要とし、どんどん山の木々を伐採していきました。
それで土がまるだしの禿山に…
山に木々がないということは、災害もたくさん起こるわけで、それではいけないということでのちに治山砂防工事に力を入れるようになったのです。
そして、とりいれたのが 植栽をせずに自然に任せるというホフマン工事。
その後の治山砂防技術に対して影響を与えたようですが、残念ながらホフマン工事は愛知の風土には合わなかったり、森林造成に重点が置かれていたということで定着はしませんでした。
現在そのホフマン工事を行われた場所は、模範砂防工として残されています。とはいえ、なかなか、一般市民が見る機会はないようですが
さぁ、次は法雲寺へ。
~つづき~
あまりにもの天気の良さに誘われ、当初予定していた場所から瀬戸に変更して行ってきました。
ディに母を送り出したあと、11時前という時間に出発。
この時期、本当に工事が多いですね。
片側通行が途中あり、、ローディのひとはきっとそのまま車道を案内されるんでしょうが、わたしの場合は横断歩道を渡って反対側の歩道をいってほしいという感じで促されました
微妙に…困ります
そんな感じで瀬戸に向かったわけですが、まず今回は窯垣の小径に行ってみました。
車だといつも瀬戸蔵に駐車して、いろいろと散策するのですが、窯垣の小径まで行こうと思うとちょっと距離があるんですよね。
だから、今回は自転車だったので、スイスイ~と。
まずは一番奥の本業窯へ。
4連房の登り窯です。
昔は山の斜面を利用して一度に多くの陶磁器を焼いていました。
当時の姿がそのまま残された本業窯は現在では2基しか残されておらず、大変貴重なものです。
さて、窯の中をのぞいてみると。
中の壁がテカテカしているのがわかりますか?
もうちょっとアップ。
自然釉薬、きれいです。
左下の穴から連房になっている窯にそれぞれ熱がまわるようになっています。
貴重なものをみたあと、今度は窯垣の小道を自転車を押して散策。
棚板とツク(棚板を支える柱)を利用してあります。幾可学的ですね。
本業窯から歩いてくると、この場所のちょっと先に窯垣の小径資料館(古民家を利用した資料館)があります。タイルで施された昔のお風呂やトイレをみたり、ビデオや写真などで当時の様子などを知ることができますよ。(わたしが行った時は、ちょうど水曜日だったので定休日でした)
窯垣の小径をゆっくり歩いていると、どこからか水琴窟の音が…。個人のお宅からですね
観光化され過ぎない、なかなか落ち着いて散策できる場所で、棚板とツク以外にエンゴロ(焼くときにいれておくケース)などを塀や壁などに利用されて作られているのをみたりするのも楽しいし、また
エンゴロなどはちゃんと屋号がついているので、それを歩きながらみるのもまた面白いでしょう。そして、もうひとつ窯垣の小径に行ったら、ここにも是非寄ってみるとよいでしょう。
宝泉寺
ちょうど工事中で本堂には入れませんでしたが、中には陶器でできた十六羅漢さんがズラッと…。
他に見てほしいのが、天井です。
たくさんの瀬戸物の絵付け師のひとが書いた絵が。首が少々疲れるかもしれませんが、見上げてみるとよいでしょう。
あ~今回写真が撮れなかったのが残念。
~つづく~
珍しいワインを見つけました
瓶でもペットボトルでもありません。
凍らせて飲むの?いえ、そうではありません。
「いつでもどこでも気軽にワイン」
ご家庭では勿論、ご旅行に、スポーツの後に、スポーツ観戦に…。
ん~、スポーツの後かぁ。微妙です、やっぱりスポーツの後の一杯はですかねぇ。
なんかこの吸い口から飲むと早く酔いそうな気がするのはわたしだけですか
わたしのお気に入りの“井筒ワイン”と並べてみました。
先日のことですが、自殺してしまった清水由貴子さんの妹さんが
「介護うつ お姉ちゃん、なんで死んじゃったの?」
という本を出版され、その本の紹介記事が載っていました。
お母さんの立つ練習になるからということで手すりをつけることにケアマネさんから提案されたとき、お断りした由貴子さん。
そのあと、妹さんに手すりの提案のことについて尋ねたとき、「立つ練習は大事…」と妹さんが答えた時、
「みんなと同じことを言うんだ」
と由貴子さん。
彼女はお母さんに大変な想いをさせてまで立つ練習をさせる必要はないんじゃないか、と思ったかもしれませんが、
わたしの場合、悪い奴なんで、正直また介護の負担が大きくなると思うことの方が先に立ちます
手すりをつけて立つ練習をしたらいいというのでしょうが、その練習はいったい誰がつき合うのでしょう?
言うのは簡単、支えなければならないのは介護者なのです。
たとえばわたしの場合…
訪問看護師の方がみえて、すっごく助かっているわけですが、反面いつもどこか怯えているわけです。
看護師の方が悪いわけではまったくないことなのですが、便がちゃんと出ているか、口腔ケアはちゃんとできているか…そんなことを監視されているようなそんな錯覚に陥ってしまうのです。
要するに介護者としての評価をくだされているような気分になるのです。
だから、ついつい気張ってしまいがちになりそうになります。
そして、以前のことですが、由貴子さんと同じく提案を出されたときに、母にとってはよいこととはいえ、負担は確実に自分にかかってくると思えたとき、なんだか悲しい気持ちになりました。
誰も介護する側のことを真剣に考えてくれてはいないのではないか…と。
さすがにあのときは精神的になえましたね
顔で笑って心で泣いて…そんな感じで肉体的なものより精神的な負担は結構大きいものとなるのです。
介護を続けているとの繰り返しです。
それでも強くなる、いえ、慣れていくのかもしれません。
いまは以前よりディケアに送迎つきで週2回行ってくれたりしていることや、家族(子どもたち)のおかげで自分の時間を作ることができるので、少し気楽になりました。
体を動かして、リフレッシュできる時間はとても貴重です。
こうやって考えていると、家族に恵まれ、また3世帯同居のため経済的にも困窮はしていないので、わたしは本当にラッキーだと思うのです。
そう思うから余計に2人世帯でがんばって介護をしているひとをみると、どうにかできないかとつい思ってしまいます。
そう思っても何もできない…なんだか悔しいです。
先日ですが、新聞で介護者による心中や自殺についての記事が載っていました。
ひとごとではないので、ついじっくりと読んでしまいました。
介護事件では、加害者の4分の3が男性で、被害者の7割が女性との記事に納得しつつも、これは大変な問題だなと感じました。
今後、高齢化社会となれば、男性が介護しければならない状況はさらに多くなることでしょう。
それに、現在では核家族化が進み、2人世帯、もしくは3人世帯(子ひとりに両親)といった世帯が増えていると思います。
我が家のように三世帯同居となると、母にとっては純粋に医療費と介護費だけでいいのですが、以前老老介護をしている方からお話を伺う機会がありましたが、その方の場合は2人世帯のため、光熱費、食費、交通費、町内会費さらに持ち家ならば税金に修繕費、そうでなければ家賃等、さまざまなお金が必要になってくるのです。
そうなると、働かないと生活を維持できないわけですが、維持をしようと思い働くとなると、今度は介護費用が大変かかってくるのです。
いずれにせよ、在宅介護であろうともなかろうとも、経済的に厳しいことには間違いないでしょう。