お読みいただき、ほんとうにありがとうございます。
海編ー1では、この`向島’ が見える、「鮫ケ崎展望台」方面へ行った、5月10日(水)の午前中のことを書き留めました。
向島を見渡せる場所には、『ザトウクジラの行動図解』という、ここから見ることができるザトウクジラが、いろいろな動きを海面でやるので、そのイラストと行動の名前が書いてあります。そしてその下に、見渡す島々のパノラマ写真に、島名が書いてありましたので、私は持っていた茶封筒に、見える景色をスケッチしてみました
見える景色のあまりの広範囲に、最初っから大きく描きすぎてしまい、2段に分けて描きました。 こちゃこちゃ描いてありますが、壮大な景色です!実際は。
お空は真っ青 海も真っ青 (ボニンブルー)
4月までなら、この展望台から、 ザトウクジラの姿が見えるそうなのですが・・・残念ながら、お良しの到着を待たずに、ほかの海へ行ってしまった。 イルカも見えなかったぁー
ではでは、お宿のお部屋でお弁当をいただき、少々休憩した後 向かった、海岸散歩その2でございます
これが立っている`前浜’ から、この写真で見えている山の急坂!自転車であるサンシャイン号にとっては`激坂’を歩きで上って、歩いて行ける範囲の`御幸之浜’`南京浜’`石次郎海岸’と、めぐりました。
モモタマナの木の下で、キョーレツな太陽を仰ぎ見る!
激坂を上から見たところ。あーっというまに、海岸が下の方になってしまうほど、高度が上がる坂。
午前中に行った、白い防波堤燈台が見下ろせます。
歩道の脇には、ほんとうに見たことのない微妙な色のハイビスカスが、たくさーん咲いていて、ほんとうに綺麗なのです。
暖かいから、大きいんです!!
おおー。南国の植物。これは方向が分かる植物ですね。
平たい葉の開きの向きで、東西がわかるんだっけかな? 道に迷ったときに目印になるんですって。
ほどなく歩くと、分かれ道。いちばん上の看板にある、`御幸之浜~南京浜 遊歩道’ というのに従って右折。
この角には発電所があって、母島の暮らしを支えている職員のみなさんが、暑さの中、お仕事されていらっしゃいました。
「私、旅行者で、遊んでてごめんなさーい・・・」と、心の中で。
進んでいくと、珍しい~と思ったのが、南国の木と、針葉樹が並んでいる風景。
こういうものに、いちいち魂を感じてしまう私は、「おぉ、お良しさん来たか、こんちは。」といわれているような気分でご挨拶 Hellow
いつまでも元気でねー!
母島の木々は、太いものが多いです!いつから生きてるの、ここで
出発した‘沖港 前浜’ から歩くこと1.3km。「タマナ並木」と呼ばれる、タマナノキが両側に生えている、木漏れ日も美しい林の中を、「ザクッ ザッ、ザクッ ザッ」という、大きな落ち葉を踏む足音をさせながら進みます。
いやいやいや、生き物に囲まれて歩いている、嬉しくもおののく気分で、50mぐらいだったかなぁ・・・?歩くと、タマナ並木を抜けます。初めての景色と、乾いた足音に、思わず動画を撮りました。
母島の、亜熱帯の林の中は、見上げるとこんな感じです
だいぶアップダウンを繰り返し、丸くて大きなタマナの葉っぱを踏みながら、赤い地面の遊歩道を行きます。
休憩所のところを、海へ出る小道にそれると、`御幸之浜’ に下りられます。
午前中に真正面に見た`向島’ が、右端に半分見えます。ずいぶんと南方向へ来たのです。
私の偏光サングラス越しに見ると、このように見えます。昼間の歩きでは、ほとんどの時間、サングラスをかけていたので、こういうふうに見ていました。もちろん、ときどき外して、本来の色で景色を見ました。
ここでしばし波と戯れ、景色を見て、もと来た小道を引き返し、遊歩道を展望台方面へ
御幸之浜園地展望台に到着!`小笠原国立公園’ の立派できれいな看板が立っていて、奥の海岸上に展望台がありました。
ガイドマップには、「沖港から45分」って書いてあります。
おおーっ!きっれーい♡ この写真は、お良しの、偏光サングラス越しに見た海ですよ。
お良しの左足の下方向。中央付近に、小さな浜が写っていますがわかりますでしょうか。
この後行く、`南京浜’ です。
海底をアップで撮影。 私の目にも、こんなふうに鮮やかに見えています。
偏光サングラス越しに見ると、このような色。紫外線カットレンズを通して見ると、海底までよく見えるのです。
遠くの島に、やっぱり赤い崖を発見!
えへへ お良しとお良し人形 御幸之浜展望台での監視(じょーだん)。これまた壮大な、母島列島の景色を展望中
双眼鏡は、重いけど、持って行って正解 帽子も上着も、UVカット素材。しかも長袖!でも、日差しは暑いけれど、気温的には「あっちっちー」ではないのですよー。小笠原諸島では、気温は、上がっても31度止まりだそうです。でも、汗はかいてます
海につきだした展望台は、このとき風がけっこう吹いていたので、双眼鏡と お良し人形を海に落とさないように踏ん張っていました
それからまた、南国風 林道(はやしみち・・・と読んでください)を歩いて・・・
こんな写真まで撮ったりしながら・・・
あ、これは、お良し人形の、むかって左に、繊維質の、木の組成を記録したかったのです(もちろん倒れた朽木をそのまま撮影)。こんなふうに繊維でできているから、強風で倒れにくいんだなぁ?と思ったのです。
それから、右は、紅葉して落葉するんだぁ!と感じた、モモタマナの木の葉。まわりの枯れ葉を見ていただいても、つやのある厚い葉が多いことがお分かりになると思います。 あとで教えてもらったのですが、これらの葉は、油分が多いので、滑るのだそうです。・・・そう、足元が滑りやすかったのです
こういうふうに、なんだか`おばけ’ のようにも見える、林の中の、お良しのまわりです。
昔の人が、夜の暗闇でこれを見たら、ぜーーーーーったいに、おばけに見えちゃうかも!と思いました、ひえー
南京浜におり立ちました! 砂浜ではなく、大きな石ころの海岸です。波がザブン ザブン、小刻みに寄せていました。
石の上には、小さな巻貝ちゃんたちが、うようよ
海面すれすれに撮影。
驚いたことに、漂着物には、どれも、このようにおびただしい数の貝類がくっついていまして、いったいいつごろから海を漂ってきたの という驚き この浜には、とくに漂着物が多いらしく、ちょっと陸に上がったところに、拾い集めて海岸をきれいにしたと思われる、ちょっとした集積場所があって(ほんとに ちょっとした です)、日本語じゃない文字で書かれた各種容器がたくさんありました。私も、3つばかり、拾って清掃しました。母島で、モノを動かしたのは、後にも先にも、これきりです。国立公園ですから、収集は絶対禁止
南京浜へ流れる水の道。雨が降らなくて、枯れ枯れ 母島では、大小どの川筋も、お水がほとんどありませんでした。毎日夕刻、村内放送で、ダムの貯水率と節水の呼びかけが流れていました。お良しが帰った後、雨模様になり沖縄が梅雨入りしたあと、5月下旬から大雨で、一時「大雨警報」や、「土砂災害警戒注意報」などが出され、乳房ダムの貯水量も100%となりました。
あそこが大雨かぁ・・・と、たいそう大心配しました
南京浜から都道へあがる遊歩道は、こんな丸い木の実だらけでした。
はぁ~・・・ やれやれ、やっと普通の道に出たわい。
アスファルトではない、セメントの道路が白く反射し、お仕事のトラックがときおり通ります。
バナーナの木ですな。三浦半島では、植物園の温室の中でしか見られません。
手の届く高さにも生っていますが、ドロボーするわけにもいかず、写真だけパチリッ!
あらららら! こんなきれいな花、これもハイビスカスの一種でしょうか???
この花にカメラを向けていたら、目の前に、なぁーんと!`ハハジマメグロ’ さまが しゅわーっと飛んできて、興味深そうにこっちを見てきました!
っえ~ 母島の鳥たちは、午前中の散歩の途中でもそうだったのですが、カメラの目の前に、チャーッと近寄ってくるんですよ!
「えさ ちょうだい」ではなく、ただ、好奇心からみたいなのです。人を怖がらない???
今思うと、渇水だったから、お水がほしかったのかも・・・。
広い道路「都道」の脇に、「わぁーい!首飾りみたいな実~」
夜は、満天の星空となるようですが、お良し滞在中は、ほぼ満月でしたので、誰に聞いても、星はあまり見えなかったそう。
初めて見た、ガジュマルの木。大迫力!!! この写真に納まっている範囲で、2.5mぐらいの高さがあります。
このガジュマルの木のあるカーブを過ぎると、最初に右折した、案内看板のある場所に戻りました。
そこから、沖港前浜から来た道を戻って、来るときに素通りした‘石次郎海岸’ への下り階段を下り、
うひゃぁー!岩がひさしのように張り出して、下を通るのが怖いー
でも!下りてしまえば、素晴らしい景色。
向かいに、白い防波堤燈台が見えています。
あっらっらっらー なんと美しい浜でしょう
小さな小さな浜なのですよー。
水中で脱げないサンダルで海の中へ入ってみます。
わぁ~、きっれーい。
お良しの足。またまた、お水がないみたいです。光だけの世界。
偏光サングラス越しに見ると、こんな色。
私、この小さな海岸が、一番気に入っちゃったです まるでプライベートビーチみたーい
海の中から海岸を振り向くと、こんな感じのところです。
お水がほどよい冷たさで、気持ちいい~♡ 涼しくなったぁ。
急な階段をえっちらおっちら上がって、先の激坂の途中の、モモタマナの木の葉っぱを触ってみるお良しの軍手の手
ほえ。お花が咲いていますね。葉っぱの裏は、ほんとうに、桃の表面のように ふかふか
午後の散策を終えて帰ってきたら、ははじま丸の姿はなかった・・・ 父島へ向けて行っちゃった・・・。
日の光の感じも、午前中とは違う角度です。 でも、終日良く晴れてくれていまして感謝ですよ~
どなたに感謝かといいますと・・・このお方!
じゃーーん!!! 母島でみつけた(というか、夜の散歩で導かれて出会えた)お地蔵さま~
・・・詳しくは次回に。
お宿には、だれよりも早く帰ってきて、いちはやくお風呂に入り、ロビーでこの景色を見ながらマッタリとくつろぎました ああー・・・適度な疲れぇー
そして、「今日は海へ行きまして、顔が真っ赤になりました。明日は山へ行く予定です。」とかナントカ、葉書を6枚ぐらい書いたのよネ。
普段の生活では、毎日こんなに動かないから、疲れすぎてダウンしても困るので、私はゆったり過ごすことを心がけました。小笠原まで来て、たくさん観光しないともったいないかもしれませんが、来れただけでも幸せで、行き当たりばったりの滞在を、神様の言う通り~に楽しみました
母島初日、お宿のおねえさんにおススメコースを教えてもらったのですが、「ひとりで歩いて物騒じゃないのですか???」と聞くと、「ぜんぜん物騒じゃないです!!!」と、内地では考えられない、顔色一つ変えない、さらーっとした即答、デシタ
この晩も、心がこもった美味しい夕食をたんといただき、元気回復
「明日は、小笠原諸島の最高峰、乳房山463mに上るつもりだけれど、ガイドさんもいないし、体力的にきつかったら、ひっかえしてくればいいや!」ぐらいの気持ちで床につきました。・・・・・しかし、BUT お良しを待っていた運命の5月11日(木)は~( ^ω^)・・・ つ・づ・く
『小笠原紀行』シリーズは、次回 と 最終回 投稿後、10日ほど経過したら`非公開記事’ とします。総集編をして、公開ブログ上に保存します