私が育った家の裏には、屋根からの雨水や 宅地の上の方から地下を通ってくる清水が流れ込む側溝があります
このあたりには 昔、井戸が数か所ありました。竹やぶが多くあり 斜面でもあるので、水脈が丘の上の方から近くを流れる「長沢川」へと下っていっているのかもしれません(あくまでも私の個人的推測)。
それで、この両親宅が造られてから今年で50年。雨水側溝もその時からあり、家の隣が竹やぶだったその頃から「サワガニ」がたくさん棲んでいました。サワガニの種類は、青白い個体です。
ちなみに 「お良しなさい日記」2019年の梅雨時のサワガニの記事
気温が低い時は活発に動き回らないようです。雨が止んだ蒸し暑い晩には必ず巣穴から出てきます。
今日みたいな 昼間から雨がしっかりと降っている日は、昼間も外に出ている姿を見ることもあります。
で、最初のお写真は、お勝手口の外に置いてあるゴミ入れバケツの下から覗いているサワガニ。目撃する 今年の第1号です
ちょっとバケツを持ち上げてみましたら・・・???
解説しますと
あ、葉っぱの下から出てきた 出てきた♪♪♪
子ども(幼体)のうちは 赤茶色の体をしています。
潰して死なせないように、慎重に 元の位置にバケツを戻しましたよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして夜になりました・・・・・
「カニは外に出てきているだろうか?」
と期待しつつ裏へ行ってみると、大きなカニが側溝の脇にデーンとおりまして、どうしたことか、なにか様子がおかしいのでした!
写真を撮ろうとしたのですが、暗闇でピントが合いづらく このように失敗
失敗 というより、お良しさん いったい何ですか これは?
シャッターを押すと同時に、左手に持っていたライトのスイッチにも力が入っちゃって 消灯してしまったのでした 何に動揺していたのだか
というのも、次に連写したお写真がこちら
右の大きいのがオス、左の小柄なのがメスです。
初めて目撃したのですが、あのおかしな様子は「交尾」をしていたのだと思います!
大きなオスの陰になって、メスの長い脚2本しか見えない という超接近戦の恰好でした! メスは脚を2本高く上げてクネクネさせていましたので、最初に見た瞬間、カニではない何かを捕食しているのかな? あ!まさか共食いをしているのではないよね
と思ったぐらいでした。
上の写真は、サッと離れた直後の様子です
あれぇ!?
メスだと思いましたが、ハサミが見えないかな?
★注★ 私はこのブログ記事を編集してから書いているのではなくて、パソコンの前に座って書いたり、カメラを持ってカニを見に行ったりを繰り返しつつ書いています(ほぼ実況生中継)(◎_◎;)
ややややややややや の やー!? まさか本当に「共食い」したのではないでしょうね?
時間をおいてから2匹の様子を あらためて見に行ってみました
まだ陸上にとどまっているメス
体の右側のハサミと脚が1本しか残っていないみたい! 左側のハサミ(第一の脚部)も無いみたい?
でも、左側の残っている脚で 緑色の苔葉っぱをつかんで口に運んで食べていました!
一方オスは
側溝の水の中にいました
余裕のよっちゃんで ツマツマとお食事していました
本当に仲間の脚を食べちゃったのでしょうか? これはオス同士で、強い方が小さいオスを食べていたのでしょうか?
サワガニの交尾行動って、メスの脱皮後の軟らかい体のうちに行うらしいです。そして同じく、脱皮後の軟らかい体のカニが共食いの危険に遭うのだそうです。
今夜のはどっちだったんだろうか~
とにもかくにも、2匹がくっついている現場の撮影に失敗したことが悔やまれる、雨の晩でありました・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
午後7時過ぎに最初に現れる 大きなカニたちが食事を終えて姿が消えると、今度は中ぐらいのカニたちが出てきます。順番があるようです(*´▽`*)
午後9時半近くになった今現在の様子です
さきほど「交尾」か「共食い」かを繰り広げた張本人は、ねぐらのパイプから出たり入ったり・・・
右はパイプから半身を出している さきほどのオス。
左は、パイプの隣に自分で掘ってある 水中の穴に棲む 中型の・・・片方のハサミがやや太いので やっぱりオスかな?
屋根から落ちて来る雨水パイプの下の隙間に潜む1匹。今年も逢えた♡元気そうで良かった~。
水が流れ落ちている時は真下にいて、まるで「滝修行」状態で 上から落ちてくる何かエサを待ち構えているのですよ~。 可愛らしくて笑っちゃいます(*´▽`*) アッハッハー
昼間 葉っぱを乗せたカニがいたバケツ。下には隙間がありまして、ここから出入りできるみたいです(笑)
また明日の晩、観察してみます(#^.^#)