ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

帰還

2006-08-21 23:12:37 | 旅行
支笏湖から苫小牧に直行,スーパーで食料を買って,いよいよフェリー乗り場へ向かおうとしたその時,「駒大苫小牧甲子園」と書かれたバスを発見。てっきり一緒にフェリーに乗って応援に向かうのかと思いきや,浴衣を着た人がぞろぞろ降りてきて「なんだお祭りの送迎バスか」(爆)

当時北海道内ではテレビで何かというと応援メッセージが流れていましたが,その時は,いくら2回連続優勝でも,正直言っていや~まさかここまで活躍するとは思いませんでした。しかも決勝戦は素晴らしかったですね。夏の甲子園と言えば,かつてはどうしても西日本勢の方が強かったという印象がありますが,東京代表と北海道代表で決勝という時代になったのですね~。

‥という事で,お名残惜しいですが,フェリーに乗船,去年お世話になった,大洗行きのフェリーが一足お先に出港します。


翌朝,仙台港入港です。(ここで別のブログにモバイル投稿しましたっけねえ)


いよいよ着岸直前です。


帰りは「きたかみ」という船でした。


この後,七夕で賑わう仙台市街を通り抜け,温泉に寄った後,東京に向かいました。

HoME8 3-II:Book Five Begun and Abandoned (1)

2006-08-21 23:01:40 | Tolkien・HoME
「ファラミア」も「キリス・ウンゴル」も長かったですが,この章はさらに長いです。
Abandonedというタイトルが,また興味をそそります。(笑) 初期にはどんなヘンなアイディアがあったかと。ではさっそく,読んで参ります。

(i) Minas Tirith
何度か書いてきましたが,トールキンお父さんは1943年頃に一旦ROTKを書きかけて,TTTの後半を書く為に一旦筆を止め(1944年),サムの目の前でキリス・ウンゴルの塔の入口が閉まった後,またブランクがあり,きちんと再開したのは1946年頃です。

では初期のROTKのオープニングはどうだったでしょう。

<下書き>
ピピンはガンダルフの腕から目をそらします。彼は目覚めてはいましたが,まだ慌しい夢の中のように感じていました。世界は灰色と緑で,日は昇っては沈み,風の音が耳に聞こえていました。時間は何時かなと思いましたが,わかりません。
</下書き>

このシチュエーションは最初からアリなんですね。。この後,鉛筆書きに変るそうです。

<メモ>
2日前,彼は王の宮殿の屋根に輝く太陽を見て眠り,騒ぎがあり,ナズグルが来ました。その後闇と風,そして繰り返し。これが3回目の乗馬か,「私達はどこにいるのですか?」「アノリアンを越え,ゴンドールに入った所じゃ。もうすぐ夜明けじゃ,目を開けろ。」

烽火。遣いが西へ。
ミナス・ティリスについての記述,巨大な,円形の壁。
デネソールに会い,ガンダルフがニュースを。
ガンダルフは姿を隠し,ピピンは城壁の上。同盟国の到着。ファラミア帰還。戦争と包囲。ゴンドールの負け。ハラドの船。北からの軍。パランティアとガンダルフの話。

騎士達の気配なし。
</メモ>

このメモには「ファラミア帰還」と入っているので,1944年5月以降に書かれた物。だそうです。(大将は生年月日がはっきりしているのでいろいろ便利(笑)) またもちろん,彼をミナス・ティリスに戻す事で新しい話が沸いてくる事が想像できますね。

で,新しい下書きです。

<下書き>
ピピンはガンダルフのマントのシェルターから外を見ます。‥(時間がわからないという所まで,少し記述が細かくなった程度でだいたい同じ)‥しかし彼の記憶が定かではありません。彼がエドラスの人気のないの宮殿から丘に青白く冷たい朝日を見てから2日目の夜でした。人の行き来や翼のついた者が通り過ぎた事などおぼろげにしか思い出せません。そして夜にどんどん馬は進みました。

光が刺し,その後ろに黄色い火を見て彼は何か恐ろしいものかと一瞬怯えますが,月の光と認識。
「私達はどこにいるのですか?」「アノリアンを越え,ゴンドールに向かっておる。」「あれは何ですか? 火だ! ドラゴンかと思いましたよ。何が起きても不思議ではないです。ほら,また1つ。」「行け!飛蔭! 今夜は休んではおられぬ。あれはゴンドールが援軍を求める烽火じゃ。戦争が始まる。Amon Thornから,Elenach,Nardol,Penannon,Orodras,Mindor Uilas,ローハンの国境じゃ。急ぐのじゃ!」

すると飛蔭は飛び上がって一鳴きして耳を立てます。周りの馬が応えます。「あれは遣いの騎士の馬じゃ。知らせと召喚状を持っているのじゃ。知らせは夜半までにエドラスに届くじゃろう。」
</下書き>

6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (21)

2006-08-21 22:54:07 | ハリポタ1巻
Chapter 15: The Forbidden Forest (2)
この章の残りは少ないですが,難しいのでゆっくり読みました。

何かフードを被った物体(汗)がユニコーンの血をすすっています。大きさが書いてなかったので,イマイチ正体がわかりにくいのですが。。ソイツがハリーを見た瞬間,ハリーの額の傷に激しい痛みが。。‥という事で多分,アイツでしょう。。しかし当時は,ハリーを殺すほどの力は多分なかったはず,杖も持ってそうにないし。

ハリーを助けたのは,フィレンツェ。後に仲間中からチョキ?(あれ?ケンタウロスは偶蹄類?奇蹄類?)を受けてもホグワーツの教壇に立った,勇敢というか無謀というか,唯一優しいケンタウロスですね。しかしフィレンツェは何故人間に優しいのでしょう? ダンブルドア先生と何か関係があるようですが。。

最初に1巻を読んだ時,フィレンツェが「Potter boy」と言ったので,私は,フィレンツェはハリーの親を知っているのか?(うましかつながり?)と思っていましたが,どうも別にそういうわけではなく,「ああ予言のポッター君ね」というようなノリでそう言ったのかなという風に見えてきました。まあおそらくそれも,5巻以降を読んだからそういう解釈に変るのかなと思いますが。。

フィレンツェはさらにハリーを乗せて避難しようとしますが,そこへ慌てて出てくるロナンとベイン。激怒するベイン,ロナンは何故か気を遣っております。。

フィレンツェは仲間に背を向け,さらにハリーを乗せて進みますが‥‥,フィレンツェのここでの発言は,今読むと,超~ドッキリですね。

1つは,以前にも書いた事がありますが,無垢なユニコーンを殺す事は"at a terrible price"だという事。その血に口をつけた途端,永遠に呪われた人生になると恐ろしい事を言っております。これはもちろん,1巻のそのシーンで起きている現象を指しておりますが,後にユニコーンの杖を持ったセドリックを殺し,ハリーの血をかっさらったあの行為をも指しているようにも見えます。ユニコーンの呪いとはどんな物なのか,私達は(多分)まだ見ておりませんが,7巻では,ユニコーンが頭突きを喰らわす事になるのか(笑),もしくはユニコーンの杖を持った人には注目ですね。

それともう1つ,ハリーの「永遠に呪われる位なら死んだ方がいいじゃん。」に対するフィレンツェのセリフ
"... unless all you need is to stay alive long enough to drink something else - something that will bring you back to full strength and power - something that will mean you can never die."
う~~ん今読むと,フィレンツェは分霊箱の存在を知っていたのでしょうか? とにかく,ここは,物語全体のテーマを語る,非常に重要なシーンだったのですね。1番,6巻既読の甲斐があった章かもしれません。

そして,‥‥Just in case.


Run!Run!Run!