ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Spy in Chancery : 16-18 と感想

2008-12-06 00:41:38 | Athelstan・Doherty
Spy in Chancery : 16-18 と感想
Spy in Chancery (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)Spy in Chancery (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
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(16)
コーベットとラナルフは,ルイ・オブ・エブルーの一行について再びフランスへ。コーベットは陽動作戦で本物のスパイが尻尾を出すのを待ち構えております。しかし,彼らはフランスでまたしても「拘束生活」を余儀なくされますが,ラナルフがイングランドの人質を発見。テューバービルの息子達と会う事ができました。コーベットはそこで何と,ウォータートンと会っていた女性を発見。何と,リッチモンド伯の娘さんエリノアでした。実は彼女とウォータートンはお互い想っているのですが,父に反対され,引き離されているのだそう。そんな2人を,何故かドゥ・クラオンが支援しているのだそうです。

(17)
フランス王家総出のミーティングに呼ばれたコーベットを待っていたのは,フィリップ4世提案の平和条約。彼の娘イサベラと,エドワードの跡継ぎを結婚させるというもの。実は,ドハティさんは,イングランド最悪の愚王エドワード2世と最悪の悪妻イサベラ王妃夫妻の研究の第一人者。
Isabella and the Strange Death of Edward IIIsabella and the Strange Death of Edward II
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まあ,それはさておいて,フィリップの孫がガスコーニュを支配するのか,イングランドの玉座に座るのかと,おそれおののくコーベット。(笑)
料理がなかなか豪華です。ヤツメウナギ,ウナギ,鮭,鹿肉,白鳥焼き。この組み合わせは現代ではなかなか食べられないでしょう。(笑)コーベットは,リッチモンドの娘と会った事がドゥ・クラオンにバレないうちに,さっさと帰国。人質達も解放されます。

(18)
いよいよ事件の謎解き。。。おっとその話はヌキ(爆)
コーベットは事件解決のご褒美に,モーガンについて。。言おうとしたら,王様自ら,モーガンの姪ミーヴが指輪を送り返して来たと。がっかりしているコーベットに,「その指輪を持って,ちゃんと私に下さいとの言伝だ」
ふうん,さて,続きはどうなるんでしょう? な所で,お話は終了です。

このシリーズ,前から思っていたのですが,13世紀のイギリスは,景色とかとってもLOTR的。やっぱりイギリスの景色が元になっていたんだなあと改めて思いました。シリーズの本は今後もたくさんあるので,これからも楽しんで読んで行きたいと思います。


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