The Prince of Darkness (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett) 価格:¥ 1,250(税込) 発売日:1992-11-12 |
ノッティンガム宮殿で自国の兵の様子を見ているエドワード1世,ここに息子がいてくれたら,と,思っています。まあ一体,どこで育て方を間違えたものだか‥‥。いくら世界征服しても,自分の息子を失ったら意味がないと,軍人でもあるサリー伯ジョン・ド・ワーレンに愚痴る賢王エドワード1世‥‥親の心子知らず,切ないですねぇ。
王様にとって1番マズイのは,息子であるプリンス・オブ・ウェールズが,男色の恋人を喜ばせる為に前の恋人を殺した‥真実ならもちろん,そうでなくてもこれをドゥ・クラオン率いるフランススパイにでっちあげられたりすると,ローマ法王からレッドカードを食らう事,で,ございます。
そこへ,ドゥ・クラオンがフランス王のお遣いとして訪ねてきました。まずは,スコットランドでのイングランドの行いを非難。続いて主人フィリップ4世の妹マーガレット(エドワード1世の2番目の奥さん)の近況を伺い,そしてイングランド王子は何してるのかと誘導尋問‥‥(^^;) レディ・エリノアなど知らぬとしらばっくれるエドワード1世‥‥(この会話バカバカしいので実況や~めた(笑))
エリノアが亡くなったのは日曜の夕方。我が息子は月曜の朝まで知らなかったはずじゃ,と言う王様に,ドゥ・クラオン,おやおや,息子さんは日曜の夕方にはご存じでしたよ。思わずWarenne,ドゥ・クラオンの後ろで剣を構えますが王は制止。ドゥ・クラオンによれば,王子はエリノアがどんな死に方をするか,しっかり知っていたそう。。。
王はルビーの指輪をドゥ・クラオンに「プレゼントだ」と言って手首を捻りながら無理矢理押しつけ。その迫力(ってか,ホントに痛かったみたい)にさすがのドゥ・クラオンも青ざめます。
王は最も早い馬の乗り手ラルフ・マルトートを使ってこの事をゴッドストウに滞在するコーベットに至急知らせるよう命じます。
実はゴッドストウには王のスパイもいるそうですが,もしドゥ・クラオンの意のままになったら,コーベットもそのスパイも,命が,アブナイ(^^;)
で,ドゥ・クラオンもゴッドストウにスパイを送り込んでおります。
ほほう,てことは,エリノア殺害の犯人,イングランド王のスパイ,フランス諜報部員ドゥ・クラオンのスパイ,と,少なくても3人ヤバい奴がいるって事ですね。ははあ,18ヶ月前に来たというあの人は,間違いなくどちらかのスパイですな。
その頃,コーベットとラナルフはゴッドストウ修道院を出て,王子のいるウッドストック城に向かっていました。到着するとちょうど何かの祝宴の準備中。ウッドストックは木造の城,という事で,内装は,ローハンの黄金館のようでございます。(ほんとLOTRは中世の英国の風景なのね‥)
王子はガベストンと一緒に2階の居室にいました。彼のコーベットからの質問への答え:エリノアはもう愛してない。彼女に胸の病気を癒す薬を送っていた。薬はごく普通の薬だ。彼女は心を病んでいた。事件の事は月曜の朝に聞いた。彼女は足を滑らせて階段から落ちて首を折ったと聞いている。。。まあ,修道院で,最初に修道院長から聞いたのと同じ話ね。
‥とここで王子とガベストン,突然,コーベットとラナルフを,夕食に招待します。