三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

久しぶりの編隊コレクションは  KSさんを偲んで

2009年01月31日 | 編隊コレクション
昨年末、旧羽田仲間のK・Sさんが秋に亡くなられたことを知った

今から30年以上前の1976年頃、羽田空港で顔なじみのマニア達
その一人に海外エアラインの仕事をしていたKSさんがいた
年期の入った航空マニアでもあった彼は、1970年代やそれ以前の航空雑誌に
海外の、とんでもない旅客機や戦闘機の写真提供者としてキャプションに
名前が載っていた (写真投稿者ではなく提供者)

     (KSさん撮影の為、ボカシ画像処理をさせていただいてあります)

さらに彼は航空機パーツの超一級のコレクターでもあり
実機パーツやパイロットヘルメットにも興味を持っていた私に
「もうすぐ○○爆撃機の照準器が届くよ」とか「スロットルクワントロを・・・」
と色んなコレクションの話をしてくれたものだ

しばらくして田舎に帰った私がついた仕事は、平日以外絶対に休めず
航空祭行きも当然ダメ (「見にいくなら仕事辞めてから行け」と言われていたよ )
そんな飛行機欲求不満からしだいに写真撮影よりも航空機の模型作りと
実機のパーツ、特にヘルメットのコレクションに力を注ぐようになっていった

しかしヘルメットを購入しようにも国内のサープラスショップでの
パイロットヘルメットはかなり高価で、ほとんど手が出せなかった
海外からの購入も考えたが、今のようにネットなどなく調べる方法も??
困ったあげく以前、賀状をもらっていたKSさんにどこか海外のショップを
教えてもらえないか手紙を出してみた

すると~
「今はヘルメットのコレクションには力入れてませんが、もうすぐ
 F-18の操縦桿や 戦闘機のマニュアルがアメリカから送られてきます」
  ~と元気なコレクターやってる現状や資料、カタログを送ってもらうことができた

        (私のヘルメットコレクションの一部です)
それから手探りでエアメールでオーダー、何年か後FAXを手に入れ
さらには時代が変わりネットでオーダーをするにまでなったのだが

おかげで以前は応接間だった我が家の一部屋はなんとも不気味な部屋に変身
かみさんには諦められ、息子は立ち入り禁止部屋となり、さらには
以前にも書いたが、とある おねえちゃんには「ヘ~ンタ~イ!」と・・・

     (F-86Eの計器パネルやファントムのガンサイト等・・・)

カメラをデジ一眼に代え、再び実機の撮影に力を注ぐようになった今は
ヘルメットやパーツコレクターから足を洗った私ですが・・・
(パッチコレクションと模型作り(未完の帝王)は細々と)


30年以上前の羽田国際空港、国際線デッキJ3に毎日曜たむろする私達
「本当はいけないけどね」とポケットから小さな旅客機のパーツを取り出し
見せてくれるKSさんの仕草と笑顔を今でもハッキリと思い出せる

(J3で撮った唯一?の集合写真、全員が写ってないのが残念)

今、私は地元マニアとの懇親会(飲み会だが)では必ずなにかコレクション
の中から一品持って行くことにしている
それはこのKSさんの「本当はいけないんだけどね」を真似てのこと
KSさんほどの珍品はないが、仲間を呆れさせるには充分だ

昨年は遠征先で、沢山の旧羽田仲間と再会でき
今年は是非成田あたりでKSさんにも・・・ と思っていたのに残念でたまらない(涙)

KSさんのご冥福を心よりお祈りして、今日はページを閉じさせていただきます
コメント (6)
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