三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

共産圏のパイロットヘルメット 1   Zsh-3

2010年12月05日 | 編隊コレクション
最近計画した何回かの遠征は諸般の事情ですべてキャンセル
ブログのネタも尽きてしまったので

困った時の恒例で、編隊コレクションの紹介です

ベルリンの壁が崩れてから昨年で25年
東西ドイツが統一されて今年で25年ということで
以前より紹介を計画していたもの

私の共産圏パイロットヘルメットもそのおかげで
手元に入ってきたものでしたが、これも20年以上は経ってしまった

今回紹介するのは Zsh-3 というタイプのヘルメット
旧ソ連のタス通信配信画像で、ソ連パイロットが被っていたのを思い出す

いわゆるヘルメットというタイプの最初の形で、これより以前は皮製の飛行帽だった
なんとなく昔のバイクヘルメットみたいな姿

米軍も大戦後にジェット戦闘機の登場と相まって装備したヘルメットも
飛行帽の上に被るアメフトヘル改造だったようだが
このヘルメットもそれまでの飛行帽の上に被るタイプのもの

インナー?の飛行帽はこんな感じ

酸素マスクは AKM-32 と資料には書かれているが
マスク自体には刻印等を確認できなかった


飛行帽にはイヤホーンが付けられているが
酸素マスクにはマイク等はなく、パイロットの喉のあたりに縛り?付ける
スロートマイク(タコホーン)で音声を伝えるようだ

ヘルメット部の裏表です

ヘルメットに開いた穴は脱出時の風圧を逃すためのもの
裏側の凹みには飛行帽の凸部分を合わせてズレを防ぐ

飛行帽のチンストラップ(顎ひも)でヘルメット部を一緒に結合させるのだが
チンストラップの一部が欠落しているので
ヘルメットのサイド部分がブラブラしちゃってます

バイザーは2段の停止位置があり、バイザー左側のレバー部を動かして上下させる

入手した時点で、かなり使い込まれていたようでバイザーグラスもキズだらけ
それにしてもバイザーの色がなぜ水色なのかは不明
ロシアの気象状態に合わせたものだろがこのあたりを書いた資料もない

保存用のバイザー・カバーは航空自衛隊のP-4Jヘルメットのカバーを参考に自作した物だが
曲面に合わせるのは難しく変な容になってしもた

生地の色はロシアを意識し決めたが・・・(爆)
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